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不倫「するひと」不倫「されるひと」【命式解読】

あまり芸能ネタは得意なほうではないけど、ここのところ芸能人の不倫がよく取沙汰されていますね。

それについて思うことは前のトピックで書いたのだけど、今回はその渦中の人の命式から見ていきたいと思います。

ちなみに僕は当然のことながら以下の御両人とは面識はないし、特に悪意も持っていません。それどころか2人が出ていたドラマは自分の失業期とも重なっていて結構熱心に見ていて、かなりのファンであったことを予め記しておきます。

1.夫の命式

〇 丙 癸 丁
〇 戌 丑 卯
   (己)

大運
09-18 壬子
19-28 辛亥
29-38 庚戌 ←いまここ
39-48 己酉

まずは男性の命式から。

日干「丙」は太陽ですが、冬月の太陽でおまけに癸水が横にあってそんなに光量も多くはない。ただそれでも太陽は太陽なので、目立ちます。Wikipediaをみると、高校時代からモデルとして活躍していたようです。身弱の太陽にとって水は忌神ですが、年支の卯のおかげでこの期間は吉に作用していたと思われます。この卯木は草花でファッションに通じるものを感じます。

また大運を見ると19-28 辛亥、29-38 庚戌 の辛、庚はこの命式の財星です。財星は男性にとって、女性を表す星でもあるので、いわばこの時期はモテキに当たります。

大運の見方は流派によって違いはありますが、ここで大切なのはその財星が吉で巡るか凶で巡るかです。この命式の場合、財星は凶星で巡ります。言い換えれば女性運は「悪い」のです。ただ辛亥の大運の辛は日干と「干合」という現象を起こします。干合はお互いの本来の働きを忘れさせる作用があります。つまり、辛亥の大運の辛は干合によって凶作用を忘れて、凶とはなりません。結果、この期間は皆さんご存知の大躍進の時期となったわけです。

辛亥に続いてやってくる、庚戌の大運の庚もまた財星で、モテキはまだ続いています。ただ注意しなければならないのは、この庚の財星は「凶星」であるということです。庚には辛のような「干合」の現象はありません。その代わり大運の「戌」支には「卯」と「支合」するという性質があります。この「支合」というのも干合と同じく、結び付く者同士がお互いにその働きを忘れさせる性質があります。

この命式にとって、卯は水を吉に作用させる重要な役割を担っています。水はこの命式において「官星」を表していて、官星は仕事運や男性にとっての子供運を象徴するものなのですが、この大運でそれらが凶に転じているわけです。現実によく符合しているといえます。

今後を見ていくと次の大運は己酉で、切り替わるのは39歳とまだかなり先です。次の大運が吉運ならまだ救いがあるのですが、次も苦労しそうな流れで、どうやら再浮上するのはかなり難しそうな感じです。

人生長いので、何かを勉強するために海外留学したり、なにか他の道を志向してみるのがいいのかもしれません。

2.妻の命式

〇 戊 壬 丙
〇 子 辰 寅
   (乙)

大運
03-12 辛卯
13-22 庚寅
23-32 己丑
33-42 戊子 ←いまここ
43-52 丁亥

一方、こちらが妻の命式。月支蔵干が乙で正官であり、まじめさがうかがえます。財星も天干にあって人当りの良さもうかがえますが、優柔不断さとか気難しさもちょっとあるかもしれず、その辺がやはり表から窺えない側面なのかもしれません。

身弱の命式なので官星は忌神に相当しますが、やはり年干にある丙が救いとなって官星は吉に転じます。官星は仕事と星とともに女性にとっては配偶者、男性運を表す星。大運に目をやると、辛卯運は丙と干合してしまうので少し苦労した運気に見えますが、それ以外はそんなに悪い運気にも見えません。己丑の大運は忌神の子水と支合して結婚するのにいい時期だったといえましょう。

だとすると、どうして今回のようなことが起こったのだろうということになると思うのですが、これもまたある意味「運が悪かった」としかいいようのない運気の流れがあります。今の大運は「戊子」、それもこの大運は始まったばかりで、日干支と同じ並びでもあります。

香港、台湾あたりの四柱推命(あちらでは子平とか八字とか言いますが)では命式と大運、年運の干支が重なることをあまり良しとしません。

この命式の場合は日干支と大運の干支が重なるわけですが、日干支は自分自身を表し、健康運や配偶者運をも表します。ここで重なったということはこのあたりで運気の変化があることを暗示します。

加えて、「事件」が発覚した時期に注意を向けると、今年の干支は「庚子」ですが、問題は既にその前に起きていました。前年の干支は「己亥」で亥は命式の年支の寅と「支合」します。

前にも説明したように、支合は支合したお互いの支がその働きを忘れます。命式の年支の寅は吉神の「官星」でした。これが合されることで、その意味するところの配偶者運において凶事が起こったのだと読めます。

戊子の大運は今後10年続く運気なので、日々の健康にも注意を配ることが大事になってきます。一人ですべてやろうとせず、しんどいときは誰かの協力を仰いでみるとか。

もちろん、これがこじつけだよという意見もあり得るし、実際そのとおりであるかもしれません。ただ、ここで述べたこともまた可能性の1つとしてあり得ることで、あらかじめわかることならば備えることもできたはずなのです。

凶運の乗り越え方については、これまでもいろんな方がいろんなことで述べられていますが、僕がもっとも影響を受けた本はこの本です。

四柱推命を始めとする東洋系の占いは割と白黒をはっきりいう性質のものが多いので、人によっては占ってもらって結構ショックを受ける場合もあったりするみたいです。

僕自身もややもするとそういう風になってしまいがちなのですが、できれば少しでも未来に希望を持てる占いができればと思っています。

以上、長くなりましたが今回はこれにて。

#冒頭の写真は 、「https://www.photo-ac.com/」からダウンロードしたものを使用しています。

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