友、遠方ヨリ来タリテ大イニ遊ブ
ここ二日ほど遠方より来た人を案内、というかデートしていた。一日目は鎌倉、二日目は新宿とか目黒とか。
一日目は予定を詰めすぎて疲れちゃったり遅くなったりしたのでちょっと反省。
あ、海見たい → 鎌倉行くか(鎌倉、七里ヶ浜あたりぶらぶらツアー) | Holiday
これ全部を回ったわけでもないし最初から回るつもりもなく「選択肢がたくさんあるなかでてけとーに選べるのがぜーたくなのだ」みたいな感じで、そのとき疲れてたりめんどくさかったらいかなくていいや、なはずだったんだけど思ったより強行軍になってしまった特に後半。。
20時ぐらいに江ノ島のナイトアクアリウム出終わった段階で家に帰ればよかったんだけど「未だ間に合う」ということで中華街にいってしまった。。けっきょく目的のもの(アオザイと中国茶)には間に合わず。地味に梅蘭で焼きそば食べて帰る。
二日目は一日目の反省もあって「疲れない」を目標に、疲れるようだったら目的地を途中で変更しようということで都心を巡る。まずは新宿から。
新宿御苑が再開したということで紅葉を見に行く。あとは温室。
温室は「エマ」にも出ていたヴィクトリア朝かなんかのクリスタルパレスを想って。あるいは同時代の博覧会と博覧会の元としての貴族の植物蒐集を想って。
感想としては「思ったよりすごいな」ということ。
もっとビニールハウスとかプレハブぐらいの規模のものの連なりかと思っていたけれど思ったより天井が高くふつーの建物の2,3倍あった。それによって南国の巨大葉っぱ植物を収容していた。
蘭とかその他の花が飾られていたけれど温室の目玉はこういった緑の木や葉のように思えた。巨大な植物がぬるい温度の中でどでーんとある。あるいは、どでーんとした緑の植物の胃袋に自分たちがポツンと収容されているかんじ。なんとなくその感覚は水族館や動物館を見るというより恐竜展示・ツアーのほうが近いような…。
あとはテラフォーミング以前におけるミニコロニー-擬似生態系。
そういった人工な隔離環境をガラスが隔てて、その上を雨が伝っていく。水族館でも想ったけど、楕円に作られたガラス面とそれによって隔てられた世界の様子が見えるときなんとなくリアリティの錯覚が起こるように感じる。よくわからないけれどガラスと曲面、屈折率みたいな知見が関係有るのだろうか。
いまはまだそういった漠然とした印象だけれど、もっとして植物のことがわかるようになったら違う眼で見られるようになるのだろう。「ドミトリーともきんす」の牧野博士を思う。
紅葉の方は「あいにくの雨」ということではあったけれど、「あいにく」というほどでもなく、「逆にこういう場面が見たかったんです。自分が好きな映画に雨に濡れて煙る御苑てのがあって」といわれ安堵。それとともにそういう見方のほうにスイッチする。なるほど、これはこれで風情があって良い。
雨に煙った彼方にぼんやりと借景する高島屋のタワー。蜃気楼の先の幻の都市のような、その空間だけ現実と隔絶されている感覚が強まっていく。
東屋で休みつつ「室内や屋根の下で雨の音を聴くのは良いものだな」と改めて思う。波の音にもアンビエント感?というかミニマル感があるけれど、そういったもの。波が遠いならばせめて雨の日に愉しんでもよいのかもしれない。酒を片手に。
紅葉の様子を幾つか投稿する。
「雨に煙る御苑が印象的だった映画」というのは新海誠監督の「言の葉の庭」だとあとからわかって、未見だなそういやということでそのうち見ることにする。
そのあと深堀さんのアクリル金魚展ほかを見に中野へ。
アクリル金魚は実際に見ると造り物な感じがあった。写真映えするところがあるのかな。あるいは写真の撮り方か。
んでも、その「造り物」での印象は「和菓子における寒天の細工みたい」だった。
その他、中野ブロードウェイの様子を味わう。
タコシェやマルイワンではたんぶらーで気になってた作品がいくつか売りだされていて「ああ、プロの人だったのかあ」とかおもった。
最後に中目黒の青の洞窟、青色LEDのみによる目黒川ライトアップを見物にいく。
あおの洞窟の感じもiPhoneのカメラではそのリアリティが縮小されてしまうだろうから、このカメラで修められるもっとも「絵になる」と自分で思われるところに留める。この写真では水面に映る様子。
とりあえずいろいろ歩けて刺激を受けた。人といると思ったより自分の普段の生活以上、以外の情報が入ってくるものだな。慣れもあるのだろうけど。
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