天界人ジェネ補足

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の世界観及び各項目解説です。

世界観

光の魔力のみの力で生きるその翼人らは地上から遥か10000m程離れた「天界」なる場所から降りてくる。
人々の信仰対象である天使に似ているためそう呼ばれる事が多いが、厳密には彼らにとって「天使」とは役職に過ぎず、彼らは自らを一つの種族として「天界人」と呼ぶそうだ。
天界人を視認できる者は限られており、彼らもそれを理解しているのか交流する地上の人を重宝しようとする。
彼らが普段何をしているのかその生態は全くの謎で、何を食べているのか、天界でどう過ごしているのか、何のために地上に降りてなぜ日が暮れる前にいなくなるのかさえ我々にはわからない。本人に聞いたところで「何もすることが無い」とはぐらかされてしまうからだ。
ならば天界へこちらから出向こうと気球などを用いても、彼らが消えていく先には雲と青空しかない。
彼らは何者なのか、我々は幻を見ているに過ぎなかったのだろうか?

生態
「天界」と呼ばれる異世界に住む翼人。
外見はほぼ人だが背中(肩甲骨辺り)から一対の大きな翼が生えている。
飛翔の際に使われる力は大半が魔力で、翼は主に空中での姿勢制御に使われている。そもそも身体構造上翼のみの力では滑空はできても飛ぶことはできない。
身体のほぼ100%が光属性の魔力でできている「魔法生物」。
そのため魔力そのものを視認できる一部の者としか交流ができない。
世界各地に出現するが公用語だけでなくあらゆる現地の言語を話す。曰く全ての言語を翻訳するための「天界語」という共通の言語を持っているらしいが、使用している所は地上の誰も見た事が無い。使用言語の数は個体差があり、公用語以外は殆ど話せない者もいる。
魔力生物でありながら魔法を滅多に使わない。魔力の利用は専ら生命維持と飛行に使われ、魔物などとの戦闘では天界から持参した武器を用いる。飛行以外の魔法は非滞空時にしか使うことができない。
光の魔力がエネルギーであり天界の組成でもあるので、天界人は地上に降りなければ食事や睡眠も必要ないらしい。
地上の物理攻撃が無効であるが、天界の攻撃は光の魔力であるため滅多に地上のものを傷つけられず、地上の人と争う事はあっても武力行使は互いにほぼ無い。
地上の武器は当たらないが、全ての生物には「生命の魔法」が存在するので素手などの近接格闘は当たる事がある。
闇の魔力に触れると酸を浴びたかのように溶ける。一対一で闇系の魔物と戦闘になった際の勝率は4割を下回るらしい。
そのため地上に降りる天使は最低でも2人の武装天使を入れた3〜5人の班になって行動する。
天使の役目は大きく分けて3つ。
"地上の観察及び記録""交信者(天界人と交流できる地上人)との情報交換""増えすぎた瘴気の排除"

出身地

天界人は天界の何処かから現れる卵から生まれる。
卵が見つかってもその場からは基本動かさず、一人が「守り人」となり孵化するまでその場から離れず見守ることになる。

北極の樹
天界最北端にある荒野が北極と呼ばれている。
北極の痩せた木々の中で唯一天使の卵を実らせることができる巨木。
南極の樹
天界最南端にある砂漠が南極と呼ばれている。
砂漠の中にぽつんと立つ樹に何故か卵が実る。
星屑の浜
浜と書かれているが実際は巨大な湖の畔。
時折ほのかに光る白砂でできている。卵が湖から来るのか浜でできるのかは不明。
白緑の森
白みがかった緑の葉をつける木の森。どの木にも卵をつける可能性があるので探すのに一番時間がかかる。
砦の中庭
天界都市にある何処かの中庭。
ここで生まれた場合守り人が複数人になる事が多い。
銀の花園
世にも珍しい銀色の花を育てている庭。
卵が隠れるという事はあまりないので比較的見つけやすい。
天界地中
視覚的にはほぼ見つけられないが天界人は天界にいる間、特殊な魔力で天界の地面と繋がっているので魔力の強弱で大まかな位置はわかる。
最果て
何処の事かは全く分からないが特別な場所であることは確か。
地上のどこか
天界人は地上では生まれない。生まれるとするなら誰かが卵を天界から持ち出すか、事故か何かが起きた時だけである。
地上人の願い
光の魔力を扱える地上人(人間)が一生分の魔力を尽くしたとしても卵の生成は不可能。しかし自身の「生命の魔法」をも捧げた場合は…?
最後の丘
500年程前に「厄災」できた天界にある巨大クレーターの淵。
何故クレーターができたのかは全ての天界人に小さい頃から教えられる。
銀晶鉱
「白銀晶」は地上での鉄に当たる程の重要な鉱物資源。
ここで生まれる天界人は銀晶のお守りを持たされることがある。

個人設定

外見
髪の色は地上人と同じ色の者だけでなく、魔力の影響で彩度の高い特殊な髪色を持つ者もいる。瞳や翼の色も同様。
肌の色は特殊になる事は特にない。地上の光(可視光線や紫外線)の影響を受けないので、元の肌が黒い天界人は地上に降りる生活を続けると徐々に肌色が明るくなっていく(天界の魔力で元に戻る事は可能)。
年齢
天界人は不老で寿命が存在しない。
10代後半~30代ぐらいの外見を維持したまま幾百年の時を生きる。
成長速度は地上人と大差無いが天使の資格を得られるのは100歳から。
過去に起きたと言われる厄災によって500歳以上の人口は極端に少ない。
性別
天界人自身は生殖しないので性別はほぼ外見上のものとなっている。
若者(500歳以下)の中には性別が存在しない者も増えてきている。
性格
光の魔力から生まれる人種なので基本性格いい人が多い。しかし何かしらの影響で「黒翼」と化した場合はこの範囲ではない。

大事な物

銀時計
銀晶などで作られた懐中時計。精度は地上の物と大差無いが寿命が長い。
しかし長寿の天界人からはよく壊れる物の代名詞として扱われている。
高度計
地上に降りる際に使う天使の必須アイテム。
天界独自の単位の物とメートル法・ヤード法の物の3種類がある。
銀晶の剣
純白の刀身を持つ長剣。武装天使の標準装備。
金属のような剛性と靭性を持つ特殊な石「白銀晶」で作られている。
金の短剣
金色の刀身の短剣。金ではない天界の鉱石が使われている。
白金の弓
金の短剣と同じ材質の弓。
矢の生産コストが高いので実戦ではあまり使われない。
守石
薄い瘴気から身を護る、光の魔力が強い石。通称「お守り」。
コイン程の大きさで効果を発揮できる天使の標準装備。
天球儀・六分儀
地上にある物を模して造られた。天界は常に昼なので星が見えない。
地上の書物
地上の物質は特殊な加工をしなければ天界へ持ち込めない。
殆どは天使が書き写した物。
庭の花
花は全て天界の固有種。
厄災の影響で何種類かは野草が絶滅し庭にしかない。
天界の掟
天使の仕事はあくまでも瘴気の抑制と記録なので必要以上の地上への干渉は避けられている。
地上の掟
人間社会、もしくは地上の物理法則の二つ意味合いがある。

役職

司書
天界都市にある図書館は、有史以来の天界及び地上の記録を集め続けた結果かなり大規模な施設となっており、管理にはそれなりの技能が必要。
庭師
天界の植物は基本何もしなくても正常に育つが、手入れを行う事でより丈夫に育てることができる。
鍛冶屋
武装天使のための武器を制作している。時折特殊な武器の依頼が来る事も。
建築士
天界都市や家等の建物の建築設計をしている。
天界の人口や環境は滅多に変動しないので最近はあまりやることがない。
樹の管理人
「卵」が実る木を管理する。卵が実る頻度は数十年に一度程なのでかなり暇。
教師
150歳未満の天界人へ知識や歴史、飛び方などを教えている。
地上学者
地上(科学・人類学・歴史・宗教や社会)について研究している。
地上で研究されたものだけでなく天界視点の研究もある。
天界学者
天界(地理・歴史・魔法など)について研究している。
魔界学者
地下に存在する異世界「魔界」について研究している。瘴気に触れられない天界人はその存在しか確認できず殆ど解明されていない。
地上技術士
地上の技術を天界で再現しようとする者。天使と兼ねている者が多い。
一般人
特に役割があるわけでもない天界人。
仲間の仕事の手伝いや趣味に興じていたり、何もしていない者もいる。
芸術家
絵や作曲などで天界の記録に貢献している者。
地上の芸術を模した物から天界独特の物まで多種多様である。
門番
天界と地上を繋ぐ「門」を管理している。
ここ500年は特に異変も無く平和で、暇な時が多い。
天使
「地上に降りる天界人」の総称。
下記の役割に就いていなくとも付き添い等で降りている間は天使となる。
地上で活動できるのは陽光の射す日中のみで、日没までに必ず帰る。
雨や曇りでの活動は光の魔力が弱い事と視界が悪い事もあって非推奨。
天界人は本来睡眠の必要は無いが、地上に頻繁に降りる天使は体力を消耗するので自室に寝具を置いている者が多い。
武装天使
「地上での戦闘行為が許可された天使」の総称。
武器の所持、制服の着用が義務付けられている。
また天界人が地上に降りる際は、最低でも2人の武装天使を護衛として同行することが推奨されている。
護衛天使
他天使や交信者の護衛を行う武装天使。
哨戒天使
地上に瘴気の過多や魔物の暴走が無いかを上空から観察している武装天使。
記録天使
地上に直接降りて記録を行う天使。
交信者との会話も含まれるので多くの言語を理解できる者が就く。
輸送天使
天界から、あるいは地上から物資を輸送する天使。
通信天使
任務中の天使や交信者へ天界からの通達を届ける天使。逆も然り。
魔法天使
とある上位天使が提案した新たな役職の天使。
魔法の使用が推奨されない天界人の弱点を補うため、他の天使とは別で訓練などで特化されている。
大規模な作戦の際に10人、時には100人以上で陣形を作り地上に降りてくる。
上位天使(実装されていません)
天界と地上に貢献した有力な天使に与えられる役職。
「天界の掟」の見直しや改訂、他天使への教育を行っている。
厄災によって半数以上が死亡もしくは行方不明となっている。

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