備忘録


アラサー女性として思うのは
当たり前に母親がいて父親がいて
姉や兄がいて、妹や弟がいて

祖父母がいて

犬や猫がいて

って言うのが羨ましいなーと思う事が増えた今日この頃のお話。

脈絡はおかしいし、時系列もおかしいけれど
備忘録なので。


バージンロードをあるく友人、披露宴の最後の家族への挨拶。
私はそれを何度か目にしたが、誰1人、誰かが欠けている場を見た事がない。

お色直しは兄弟たち?
リングガールは姉の子?
父の涙を初めて見ました?

わーテバギダー。笑

当たり前に家族が運営されてる事が
私にとってはユートピアなので
その涙の有り難みも、家族の素晴らしさも
なんだか映画を見てる感覚に陥った。

少し後、既婚者に言い寄られた。
家族と同じくらい大事にするらしい。
寝言は寝て言え。

仕事関係の人だったので、仲間達とご飯に連れて行ってもらうこともあった。
何度も言われて、それなりに仕事上支障がないくらいには仲良くしていた。

最後はしつこすぎたのと
言い寄ってる自分が好きなんだな、と気付いたのと
俺はお前じゃなくても浮気出来るって言う
お家で待ってくれてる人への冒涜を吐くような人だった事に気付き
顔はイケメン風だったけどもう無理だとブロックした。私は暫くして転職した。

男の人なんて幾つになってもそうか。
結婚式で見た家族はユートピアだなきっと。
知らないだけで物語があるんだ。
なのに子供が結婚するときは夫婦で泣けるんだ。
どういう?喉元過ぎれば熱さ忘れる?
さすがに忘れすぎやろ。
なんて疑問がある。
こじらせてるのだと思うけど
そもそもの愛を受け取った事がないので
どこの道で間違えたのかわからない。

ふと思い出した事がある。

数年前、まだ入社して3年くらい。
上司が変わり、その人は15歳程年上の男性だった。

同じ営業部、違うジャンル?部門?を見る事があり
よく一緒に打ち合わせした。
たくさんの職場の人と話し合い、飲み会を開いた。

本当によく面倒を見てくれていた。
私が1番若かったのでヘマした時は一緒に謝りに行ってくれ
案を出した時は否定せず最後まで聞いてくれた。

会社の経営は中々近年厳しかったが
初の出張の時はいいホテルあるから
そこを取る。部屋は当然別。任せてもらって良い?と言われ、お願いした。

チェックインの時、部屋とフロアは離してくれとお願いしてある。何かあった時はラインを。
明日8時から朝食取るから、嫌でなければ下集合。
以上、解散、お疲れ様。
フロントで別れた。

綺麗なホテルで、出張のバタバタを癒すように
ふかふかのベッドで寝た。

朝8時、お腹が減ったので合流した。
ご飯は知らぬ間に会計されていた。洋食のモーニングセットみたいなのを頼んだ気がする。美味しかった。


その後も、1年ほどその人と働いた。
よく見てくれて、何かあったらといつも相談に乗ってくれた。
周りの人たちからは、親子セットと言われるようになっていた。

でもその上司が急に姿を消した。
何か良くない理由だったそうだが、そこがさよならだった。

そんなもんなんだな。
どんなに優しく見えても。
どんなに隣にいても。所詮は全員他人。
みんな、腹の底まではわからない。

でも間違いない事が一つだけあるとしたら。
私の知らない父親像を見せてくれたのはきっとその人だった。

人がみんな、賢くなって、平等に暮らせる。
私が心配しなれば、誰が心配するの。
どんなことだってできる、自分が邪魔さえしなければ。

私は1人だから私を大事にして
ひとまずこの備忘録を終える事にします。

あんにょん

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