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気付く

〝綿の花〟って、見たことありますか?
何気なく畑を見ていて、ピンクの綺麗な花が咲いていたので 老師に尋ねると、
「cotton」
との答え。

え?
このピンクと、あのふわふわが同じ植物とは想像が付きませんでした(花は白からピンクに変わるらしい。)。あまりに信じられなさそうにしている私を見て、老師は成長が進んだ綿を見せてくれた。

たしかに、ふわふわの綿花が付いている。

(これは6/21に撮影したもので、その時はふわふわに気を取られて花が咲いていたのかも覚えていない。)

紛らわしいけど、いわゆる綿花はふわふわのやつ(種を包んでいる)で、私が伝えたいのは綿の花のこと。
これまでさんざ、綿にお世話になっておきながら、あんな風に控えめで綺麗なピンク色の花を咲かせるなんて、知らなかった。

こういった事実に直面するとき、私は決まって感動すると同時にショックも受ける。
知ることが出来た快感と、なんで今まで当たり前に食べたり使ったりしてて 疑問にも思わなかったの?って。
オクラの成り方、豆の花がどんな形や色をしているか、さつまいもの茎が美味しいこと、米がどうやって育ち精米までされるのか。

教科書では学んだのかもしれない。ジャガイモやいちごは栄養生殖で増えます。昔の脱穀機はこうでした。昔の人は大変苦労しました。今はコンバインという物ができて楽にたくさん収穫出来るようになりました。

実際を目で見て触って嗅いで体感して見なければ、何も学んでいないのと一緒。教科書通りに答えてテストで100点を取ろうが、試験に受かろうが、意味はない。生きる為に本当に必要な事は何か?生き様で教えてくれたのは、新潟のとある田舎のお父さんお母さん達でした。
学歴なんて何も意味がない。「人間、何が出来るかだ」って、父ちゃん母ちゃんは誰一人教えてくれなかった。でも、気付くことが出来たのは 背中で語ってくれたから。


夕方、農園の近所に住む子供達が用水路で魚捕り。ペットボトルで罠を作り、僕のは3匹、私のは入ってない!なんて言って家と川をダッシュで往復して、はしゃいでいました。

夕暮れ時でエモかったのは否めないけど、なんて尊い遊びなんだろう!って思いましたね。
今の日本で、こういう遊びができる場所 どれだけ残っているかな?時間を気にせず、車を気にせず、ただただ夢中になれる遊び場。川には数種類の魚と貝類と植物と昆虫。ここはコンクリだけど、周りが野放しの自然だらけだから、多様性が維持されているんだと思います。

人間ね、自然に放しときゃ勝手に成長して勝手に学ぶんすよ。って、最近心の中ですごく思う。わざわざ税金使って人工的な遊び場作ったり、先生達が拘束される必要はない。そこに雇用を生む必要もない。食べ物と環境が整っていれば( 栄養価が高い、怪しいものが入ってない、時間的空間的余裕があるetc. )、日本の抱えている問題は大体解決すると思うんすよ。
人が余ったら、もっともっと創造的な仕事や遊びができるでしょ?そっちのが、楽しい日本になるでしょ!

思いは決まっているので、あとは行動するのみ。でも実働するのに知識と経験足りないんで時間ください!って今。
最近伝わらなさを感じててちょっと悔しいんだけど。角度付いてきた証拠だと思うし、私にはこれしか出来ないので進むしかないよね!

昨今の日本に憤ってて書き下しました、以上。

#台湾 #WWOOF #workaway


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