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「もうがんばれない」。


口にしてみたら、むしろなんか元気が湧いてくる不思議。




背景

「コーチたちのロマンとそろばん」を掲げて、すとさん、アキさんと共に不定期に顔を突き合わせてお話しする企画。

今回の議題の一つは、「まーのリソースの活かし方」であった。

すとさんが認知をくれたお話がきっかけで。

このリソースの詳細については、こちらのラジオ(note書き起こし)を参照されたい。


会議前に添えて頂いていた言葉である

こういう「特徴」って、自分ではなかなか気づけない、捉えられていないこともあり、もうめっちゃありがたいのである。

(それなので、今まで僕と関わったことがあり、何かしら思うところが浮かんできた方は是非教えてください。きっとそこを伸ばしていくことがお役立ちに繋がると確信しています)



公開会議の中で


「僕が肩入れしたい個人」とはどんな人なのだろう?と、アキさんから問を頂き、浮かんできたのが「頑張り屋さん」であった。


今このnoteを書きながら付け足すなら、「不器用な頑張り屋さん」ではないかな、と思い浮かんだ。

責任感が強くて(あるいは恐れの感覚が強くて)、人に頼ることに苦手意識があり(むしろ頼ることで自分の足元が揺らぐように感じており)、自分の努力を積み重ねることで「生きやすくなる未来」を手にいれようともがき続けている個人だ。

要するに、僕自身のことでもある


「できない」に過剰反応し、しんどくなる。

忙しくても、暇でも病む。

身体は悲鳴をあげているのに、気づかないようにして意思でねじ伏せる。

「休む」を選んでも、罪悪感で気が休まらない。


僕はその果てに倒れて、もう1年と4ヶ月が経つ。

ドクターストップの前に、マイボディストップをくらった


周囲から見るとちょっと危なげで、だけれど頭に熱のもやがかかって言葉が届かない。自ら、止まらざるを得なくなるまで、止まれない。


がんばることを、やめられない。


それで決まったアクションが

#今日のもうがんばれない のツイートを投稿していく
② 「もうがんばれないラジオ」をやる

大笑いしながら決めたアクションである


そんなわけで会議直後に投稿したのがこちら。

これ、毎日「もうがんばれない」を見つけようとしたら何が見えてくるのだろう?という問でもある。

案外、「まだがんばれちゃうな」「あ。すでに結構がんばってたな」と気づいちゃって、ぽんぽんと投稿案が出てこないことに気づいた。

まぁ、これもまた「不器用な頑張り屋さん」基質のなせるわざなのかも。


ラジオも録った。

多分、10分の放送の中で20回くらい「もうがんばれない」を口にした。

こんなに口にしたのは人生初である。

声色を聴いていただくとわかると思うけれど、字面ほどの悲壮感はなくて、むしろなんか後半に行くにつれて元気になっちゃっているような気がする。

(なお、この企画はぐっちさんの「あきらめラジオ」リスペクトから始まっている。流行語大賞とりたい。)


そうして、頂いている反響

なんだか、決意のような力強さを感じる。



「頑張るとは何か?」という問も、とてもパワフルな気がする。

そうすると、「がんばれ!」という激励の意味も、なんだか質感が変わってきそうな。



「出て欲しいな」という言葉が、なんだかギフトに感じたりして。



「もうがんばれない」を口にすると

あなたの世界に、日常に、何が起こりそうですか?

あるいは、何が起こってしまいそうですか?

人によっては、なんでもないかもしれない。

でも、誰かにとっては、足元が崩れさるほど怖い言葉かも知れない。



実践してもらっちゃったので、紹介したくなりました。

こころのなかで「もっと頑張らなきゃ…!」って5億回くらい繰り返しちゃう人に、試してみて欲しい。

奮い立たせる意味でも、無意識にでも、こんな心の作用ってあるよね


これを見て思い浮かんだのが、「逆説的変容」だ。

人は、「変わりたい、変わろう」と思っているときには変われない。でも、「これが、自分だ」と認められた瞬間から、変化が始まる。

僕の「逆説的変容」のイメージ

この言葉に出会ったのは、ゲシュタルト療法のワークショップ。

僕がデモンストレーションセッションを受ける直前に受けられていた方が、長い沈黙の後にひとこと、「これが、今の、わたしです。」と言い切った姿のあまりの美しさに、打ち震えた


その後に受けた僕自身も、とてもチャレンジングなテーマをお話しすることができて、そこから長い変容の旅路が始まったテーマがあった。

それこそ、「できない」に向き合うことである


僕のこの1年と4ヶ月は、「できない」に向き合う旅路だった

休職からわずか2週間後に観た「ツレがうつになりまして」は、とても印象的だった。この映画は、「できない」に向き合う物語だった


昼活部というコミュニティ(=居場所)を立ち上げたり、コーチングの資格に挑戦しなおしたり、『対立の炎にとどまる』に救いを求めたり、リトリートやアート合宿に参加したり、妻と稼ぎ手を役割交代したり。


たくさんの、「できない」を突きつけられながら、「もうがんばれない」あとにも続いてきた人生を、歩み続けている


そこには、それを受け入れたあとだからこそ見えた景色が広がっていた。


「できない」から始まる居場所が、物語が、幸福が、「僕は僕の人生を愛している」と言い切れる日常が、在った


「もうがんばれない」の裏っ側には、「こんなにもがんばっている」自分が落っこちていた。

自分の中の物差しが、それを「頑張りと認めない」足切り基準となって、光を遮断しつづけていたのだった。


がんばってるねぇ。ほんと。


そう、自分に声をかけられた日、涙が溢れて止まらなかった。


僕のリソースとはなんなのか?


すとさんが「まー子」「まー姐」と呼ばうそのリソースは、一体なんなのか。ギャルであり、ゲイバーのママであるところのそれとは。


思うに、「愛を基盤としたフラットな目線」なのではないか


向き合う相手の総体を、対峙しているその瞬間だけでなく、これまでの歴史と、これからの歩みへの予感とまでの時間軸をもひっくるめて眺めて、「在る」と感得しているもの。

それを、フラットに、手渡す。


渦中の当事者には盲点になり、思い込みや妄想の他者に囚われて気づけなくなっている、「確かな歩み」や「力強い命の力」を、直視する。

その営みの中で僕の中に沸き起こった情景を、言葉にして、贈ること。


僕は、妻と出会い、結婚して、子を持つ決断をした。

そのプロセスは、僕一人のものではなく、妻の、女性性(物質的にも精神的にも社会的にも)に向き合うことでもあり、彼女が人生で成し遂げたい挑戦に触れることでもあり、僕の願いを表現する勇気を持つことでもあった。


子どもが生まれた後、「長い育休」のような時間を過ごすためにフリーランスコーチとして独立し、家計の必要から再就職をし、心身を崩して主夫としての時間を生きてきた。


僕の歩んできた人生プロセスは、社会的・精神的・物理的・立場的に、男性性のあるプロセスでもあり、女性性のあるプロセスでもあった。

社会における主流派と、周縁化された立場とを振り子のように生きたように思う。


活動的に獲得する、切り拓く能動性と、人生プロセス(あるいは自然)のままならなさに打ちのめされて、在り方と行く末を委ねる受動性との選択。

あるいは、男性性と女性性のある人生を生きた体験の統合。


そんな、統合の旅路を、歩み続けているように感じるのだ。


その、人生への向き合い、その在り方そのものが、僕のリソースである。



そんなわけで、トークゲストを募集します!

組織で働き始める4月までの間は、昼間の時間に活動できるので、「もうがんばれないラジオ」の企画をやっていきたいと思っている。


このnoteをお読み頂いたあなたの中に、何か心動くものがあったなら、ぜひ一緒にお話ししてほしい


ご興味のある方は、このnoteを投稿したTwitterのリプ欄・DM・公式LINE にてお問い合わせ頂けると幸いです(平日の10:00-14:30の間の40分程度が目安です)。




あぁ、今日もたくさん書いた。

もうがんばれない。



ここまでお読み頂き、ありがとうございました!


どこか「仕方ない」と自分の生を諦めていた僕が、人生を取り戻したのは、自分の願いを知り、これを指針に生きることを選び、行動を重ねてくることができたからだなと実感します。


コーチングを学んだことで、僕の変容は加速しました。
労働観が変わり、人生観が変わり、生きる質感が変わった。その感動を届けたくて、コーチの仕事をしています。


そんな僕の挑戦の原点にある想いを綴ったnoteはこちら。


コーチングに触れて、ガラリと人生が動いた話はこちら。

「居場所で人を自由にしたい」想いをインタビュー頂いた動画はこちら
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ご自身の価値観を整理したり、居場所を探していくための構想を、「喋りながら考えてみたい」という方向けに、頭の整理にお付き合いするサービスを提供しています。


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また、直接まーと喋ってみたいぜ、という方は、気軽にLINEで話しかけてもらえたら嬉しいです(公式LINE)。今は平日10時~14時くらいの時間に話せることが多いです。

「あなたの物語に共に出会う嬉しいその瞬間」を、今から僕も心待ちにしております。


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