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新卒でスタートダッシュを切るために

こんにちは。まゆるるです🐱

今回は、新卒入社で新生活が始まったみなさんに読んでもらいたいコラムです。
私が新卒で働き始めてから、これでもかというくらい1年間壁にぶちあたり、沼にもガンガンはまりました。
そんな経験も大事ですが、できればスタートダッシュを切りたいですよね!
という訳で、新卒社員に向けた4つのポイントをご紹介します。

1.赤ちゃんになりましょう。
2.正直者がバカを見る世界?
3.目的と目標の違いを明確に
4.自己投資の時間を大切に

■赤ちゃんになりましょう。

新卒1年目は、社会人の基礎もビジネスの基礎も何も分からない、いわば赤ちゃんです。
ですが、「将来は起業するぞ!」とか、「絶対1年目で出世してやる!」とか、鼻息荒めな目標を立てている人は、入社前から予備知識を頭に叩きこんでいたり、インターンである程度の仕事をしていたりします。
経験や知識の面で同期と比較すると一歩リードしていることが多いです。

これは、自信には繋がりますが、実際は“足枷”にしかなりません。
私の周りでもインターン経験ありとなしの同期を比較すると、1年も経ってしまえば全く差がないのです。寧ろ、活躍できていない人の方が案外多かったりします。

なぜかというと、プライドが邪魔をするんです。
自分は、経験も知識も同期より頭一つ抜けているという思い込みが、プライドを生み、新しいことや壁にぶち当たった時、素直に人を頼ることができなかったり、初歩的な質問をすることができなくなってしまいます。

これが、スタートダッシュで差が開いてしまう要因です。

そうならないために、新しい仕事を始めるにあたって、
・分からないことを素直に聴き、自分のものにすること
・上司や先輩にフィードバックをもらうこと

これらを徹底し、余計なプライドは捨てて、赤ちゃんになりましょう。

💡参考までに
※自尊心とプライドは似ているようで、違います。
自尊心 ・・・自分を認め許す心。
プライド・・・自分を等身大以上に大きく見せようとする心。

自尊心がない人は、完璧主義的で自分を許すことができないので、自暴自棄になりやすく、他人の主観的な言葉に左右されてしまいます。鬱や不安症のリスクが高まってしまいますので、“自分に厳しく”は大概にすべきです。

■正直者がバカを見る世界?

学校では、努力すればするほど結果に結びつきます。と教わりますが、社会って意外と真逆だったりします。
・世渡り上手や人に媚びるのが上手い人
・全部に全力投球をしない人

業界は選びますが、これらの人が成功しやすい傾向にあります。

逆に、一見コツコツ努力型に見える
・ズルはせず、正直に生きようと思っている人
・完璧主義で全てにおいて全力で取り組む人

このような人たちは、陽の目を浴びることができない…寧ろ、踏み台にされてしまうこともしばしばです。

なぜでしょうか。

仕事は、
・効率
・パフォーマンス
・コミュニケーション

が最も大事だからです。

私も、歌やダンスをやっていた時は、とにかく練習時間を重ね、目標を見据えてコツコツ努力することばかりを考えるようにしてましたし、それが結果に繋がっていました。

ですが、ただ単に愚直な努力を重ねているだけでは、成功には繋がらないんです。
結果を出すためには、以下を意識する必要があります。

①膨大なタスクやシチュエーションにおける優先順位づけ
 今、直面している課題や見据えている目標に対して影響力の大きいタスクを優先します。
 やりたい仕事と面倒臭い仕事、性格的にこだわりがあり完璧にこなさなければという主観的な優先順位はNG。

②タスクの取捨選択とフォーマット化
 人に振るべきタスクは真っ先に振り、できないことはできないとはっきり言いましょう。
 同じ作業が今後発生しそうな場合は、形式化して保存。

③評価をして下さる上司への見え方
 
上司が、自分を評価する際に定性面・定量面でどこに重きを置いているのかを把握し、少し戦略的に行動しましょう。

④フォロワーを作ると同時に、良きフォロワーであること
 
人を積極的に頼りましょう。人は頼られると嬉しいものです。
 特に新卒は、分からないことだらけというレッテル(=質問することや助けてもらうことへのアドバンテージ)があります。 
 積極的に先輩や上司を頼るとともに、長期的に恩返しをすることで自分も良きフォロワーになりましょう。

このように、仕事は真っ向勝負では勝てないことの方が多いです。
さらに、人対人の世界なので、シチュエーションが都度変わります。
上記4つのポイントを押さえることや、努力の方向性を柔軟に軌道修正することが大切です。

■目的と目標の違いを明確に

仕事において、「目的」と「目標」を立てることは大切です。
ですがこの2つを混同してしまうと、大変なことが起こります。

どちらも見失ってしまうんです。

私が、Web広告代理店で働いていた頃の仕事は主に、ゲームアプリクライアント様向けにプロモーションプランを提案・進行・効果測定を行うという仕事でした。

この時、仕事における「目的」
クライアント様に、最大の貢献とパフォーマンスを届けることです。

一方で、仕事における「目標」
目標売上目標を達成して圧倒的な結果を出し、営業マネージャーになることでした。

私は、入社当時から、「目標」ばかりを見据えていました。
もし当時、誰かに「何のために仕事をしているの?」と聞かれたら「売上目標を達成して、いち早く社内で信頼される存在になるため」と答えていたでしょう。

ですが、これが大きな間違いだったんです。
まさに、「目的」と「目標」の混同ですよね。

この時の「目的」は間違いなく、お金をいただいているクライアント様のために最大の貢献とパフォーマンスを届けるため、力を尽くすことです。
この時、私は自分の成果のためだけに仕事をしていました。

「目的」と「目標」を混同してしまうと、普段の社内外の対応から報告・連絡・相談まで、誤った優先順位づけをしてしまいます。
ですが、自分の中で「目的」を明確化してからは、クライアントコミュニケーションも円滑になり、他人の評価を気にすることなく迅速に社内外のホウレンソウを徹底することができるようになりました。

もし、見失いそうになってしまった時は
『私は今、“誰のために” “何のために”この仕事をしているのだろうか?』と自問自答をしてみると良いです。

💡参考までに
※ホウレンソウができない要因
社内:上司や他人の評価を気にしてしまい、ミスを隠そうとするから。
社外:クライアントの温度感や社内フローを知らないから。

誰のために、何のために仕事をしているのかを明確化しておけば、ホウレンソウの必要性や、ホウレンソウをしないことのリスクにすぐに気づくでしょう。

■自己投資の時間を大切に

最後に、自己投資の時間の大切さについてです。

私が働いていた代理店では、とにかくタスクが嵐のように降ってきて雪だるま式にどんどん積み上がっていきます。
タスクを全部消化しきることは、1度もありませんでした。

▼ある日の私の1日に発生したタスク

膨大なタスクに慣れない作業、鳴り止まない電話とチャット、さらに夜は会食…。
家に帰るのは夜中の2時、3時が当たり前の毎日でした。
こんな生活の中だと、新しい知識をつけるための勉強や、1日の振り返りをする時間など、どこにもありませんでした。

数をこなせば、効率的に捌けるようになるだろうと思っていましたが、それにも限界がありました。(タイピングスキルだけは格段に上達しましたが笑)

そんな膨大なタスクに溺れる毎日だからこそ、無理にでも時間を作って自己投資をする時間が大切だったんです。

休みの日や、電車の中、本を読む時間がなかったとしても、1週間単位で構わないので振り返りをすることが大切でした。
・うまくいったことは踏襲し、フォーマット化。
・うまくいかなかったことは、反省し今後の糧に。
こんな当たり前のことでも忙し過ぎて、できないんです。

振り返りをしないことが原因で、私は同じ作業に何度も1から取り掛かってしまったり、ミスを誘発するやり方を繰り返してしまったりと、負のサイクルとタスクの海に溺れていきました。
さらには、自分を客観的に見ることができなくなっていきました。

結果は出ないし、負の主観が優勢になりどんどん自信を喪失していきます。

そんな負のサイクルから抜け出すためには、無理にでも時間を作って効率化の方法を考えたり、反省を次回に生かすアクションをとりましょう。

「自己投資」の時間は、雑用タスクや意味のないブレスト会議よりも優先順位は格段に高いです。

そして時間に余裕がある際には、本を読みましょう!
前に読んだビジネス本をもう一度読み返してみるのもオススメです。
経験値が今とは違うので、すっと自分の中に入ってきたり、解釈が変わったりしますよ。

仕事効率化の観点で、かなり影響を受けた本の1つに
「レバレッジシンキング」という本があるので、こちらは別記事で紹介したいと思います!


長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました!
以上が、特に新入社員や入社して思うように結果が出ない人に、実践してもらいたいことです。

辛い時や苦しい時は、負の感情に支配されそうになりますが、1周回って客観的に世界を見つめて見ましょう!(壮大)

みなさんのご活躍をお祈りしています🐱🍒

以上、まゆるるでした!

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