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俺とお前とHiGH&LOW THE MOVIE2

九十九!車回せコノヤロー!(横転)

 HiGH&LOW THE MOVIE2を観たらお気持ちを表明したくなりましたので、適当なことを適当な感じで書き綴りたいと思います。この文章はネタバレとか妄想とかを含みますので、ネタバレを知りたくない方や病的な妄言を読みたくないという方は今すぐページを閉じるか、夏侯惇とか南斗白鷺拳のシュウとか杉田玄白みたいな方法で各自いろいろ工夫してなんとかしてください。よろしくお願いします。

 で、まあ、感想なんですが、観る前はTHE MOVIEの衝撃を超えることが出来るのかなと心配だったわけなのですが、完全に杞憂でした。テンポよく差し込まれる純度の高いアクションシーンの絨毯爆撃でラストまで飽きさせることなく突っ走り、ただただ気持ちよかったわけです。制作側が客の求めているものに応えようと頑張った結果、最上のエンタメアクションが我々の前に再び降臨したというわけですよ。つまりは最の高というわけであります。いや、まあ、無論ハイローですので色々ツッコミたい部分はありまして、例えば駅が閉鎖されるほどの乱闘ってなんだよ?とか、SWORD地区に刑務所が2つ?とか、色々あるんですが、やはり個人的には前半における一番の謎、USB自動挿入システム(ノートパソコンの上に置くと自動でUSBを挿さるという意味不明のアレ)なんですが、正直これを書いてるいまこの時点でも全く意味不明なんですが、ただ我々がネットで琥珀さんや九十九さんや雨宮兄弟たちがUSBをちゃんと挿せるのか!?などとバカなネタを延々とやっていたことを知った制作サイドが気を利かせて、スゴ腕ハッカーの古野なら例えそれが九十九さんであっても絶対に表裏を間違えずにUSBが挿せるシステムを作るだろう、などとあの無駄なシステム考えたのでないだろうか?と思うわけです。だいたいまあ車を止めようとして強引に横転させる九十九さん(思うにあれはフットブレーキとブレーキがあってどっちを踏めばいいのかよく分からなかったので、めんどくさいので横転させたのではないだろうか?)の姿を見たらそんなことは些末なことであり、どうでもよくなります。だってこれは、HiGH&LOW THE MOVIEの続編なんだから!!!!!

恐怖!Jホラー若頭男

 今作では出番がない人たちもチラホラ居たわけでして、まあ大人の事情だったりお金の問題だったり仕事のタイミングだったりいろいろあるんでしょうけれど、轟と辻と芝マンの鬼邪校の全日制の皆さんは修学旅行だったんだろうなとか、たて笛小沢はカジノ利権で実家の不動産屋が忙しいんだろう、などと物語内の事情で勝手に脳内補正していたわけなのですが、脳内補正ができないほどのリアルな理由でお休みすることになった右京(ただし2の作中内で流れた前作のコンテナ街の乱闘シーンで小さく映っている姿は確認)の所属する達磨一家が2017年という現代において闘鶏やチンチロリンなどのオールドスタイルな賭博場を開いてたのにはなんだかアイロニを感じっちゃたりもしましたね。で、お休みしている人たちが居れば新たに登場する人たちもいるわけで、各勢力にドカンと新人が現れたわけですが、とくに九龍グループのニューフェイス、黒崎会の若頭ターミネーター源治の怪物っぷりですよ。頑丈で無表情で完全に巻いたと思ってもしつこく追いかけて来るあのターミネーターというよりは貞子か伽椰子の眷属と言っても良いんじゃないかと思うほどのしつこさは本当に怖い。もしも夜中に車に乗っててカーラジオからとつぜん源治のテーマ曲(ティンティンティンティン…)が流れてきたら俺はもう怖くて大声で泣くと思いますよ…。そんなJホラーの怪物みたいな若頭を従えた九龍の各会長たちもフルメンバーで初お披露目となったわけですが、現れたと同時にエキセントリックすぎるおもしろ凶暴性を爆発した高嶋政宏演じる源会長や、その設定は本当に必要なの?と困惑してしまう「極端なイカリ肩が特徴」の木下ほうか演じる藤森会長、ただの呑気な爺さんがなんか食ってるだけにしか見えない笹野高志演じる植野会長も一癖も二癖もありそう。なんかモグモグ食ってるアレもたぶん裏切った部下の人骨か何かのはず。これにプリズンギャングのジェシーやらフォーやらブラウンやらが出てきてDOBUTの平井が作中で指摘するくらいに人が増えすぎで見てるこっちが追いつかねえし覚えきれねえよ。新登場キャラが39名って昭和の小学校の1クラス分だぞ!なんなんだよもう!大好き!!!!!!

キャラクター管理の素晴らしさを褒めたたえたい

 今作でキャラが100名を超えてしまったので、もしかしたら制作者側でもキャラクターを把握しきれなくなって、キャラの言動や行動や性格がぶれてくるのではと危惧をしておりました。特にRED RAINにおいて雨宮兄弟に攻撃的に絡んでいたヤマトは今までの無神経だけど温厚で気の良い兄ちゃんというイメージからはかけ離れており、性格があのままだったら嫌だなーと本気で心配していましたが、前作で「街がめちゃくちゃだコラ!」と言い放ってたいつもの頭が悪くて気の良いヤマトに戻ってて一安心。「ハラ減った!」「ダイジョーブ?」などの抜群のヤマトっぷりでホッコリ。変にキャラを変えないで最後までそのままのキミでいてほしい。そして登場して即バットで殴られそうになってる関ちゃん、雑魚を肩車して村山を呼び込む満面の笑顔の関ちゃん、アイスを見て動揺する関ちゃん、などなど関ちゃんもファンも大満足の仕上がり。敵か味方か分からない謎の行動と非常に特徴のある動きで観客(主に俺)の注目を一身に集める悪徳刑事西郷の前回のソファーに座る角度に続く何もそこまでしなくても良いんじゃないの?と余計な心配してしまうほどの非常に丁寧な土下座や、笑ってはいけない警察署みたいな場所で雨宮雅貴のシャツの胸元にメモをねじり込んだりと今作でも西郷劇場はフル回転。今後は唐突に増えた部下の菊池くーんとのやり取りが更に増えることを祈りたいものです。今作でコブラのために日向に挑む村山も、それを受ける日向もTVシリーズからブレていない。RED RAIN特別編のコブラのような村山はそんなことをしない、日向はそんなことを言わない、などということはなくて本当に良かったと思います。

 キャラの性格もそうですが戦い方も変化してなくてホッとしました。コブラの片足タックルから背後を狙う動き、ヤマトのローキック主体で雑魚を薙ぎ払っていく重戦車スタイル、とにかく関節の破壊を目指す日向、乱戦でイキイキ飛ぶ村山、笑顔で雑魚を背中で押して喧嘩をエンジョイするアイス、どうみてアナーキさんにしか見えないアナーキーさん。コブラやヤマトやノボル、琥珀や九十九やアイスや村山、日向にロッキー、ピーにタケシにKooに古谷に関、主人公級からサブキャラクターまで登場人物のそれぞれの戦い方がキッチリ違っていて、それをちゃんと管理している。これは本当に素晴らしいことだと心から思うわけです。

山王連合会の分裂

 で、まぁ、ここからはちょっと物語の中身に触れるっていうか長い妄想話になるのですが、作中でコブラたちとDTC(ダン・テッツ・チハル)たちの意見が決裂して山王連合会が分裂する流れがありましたよね。あれはMUGENがおかしくなっていったのと同じ流れだと思うわけです。鉄の結束を誇った山王連合会が分かれていくストーリーは非常に重苦しい流れなんですけれど、琥珀と龍也の悲劇から「離れていても仲間」を学んだコブラのリーダーとしての決断によってキャラクターの成長が見て取れるシーンでもあるんですよね。ただの町の暴走族たちが広域暴力団と事を構えるというコブラの決断は一見めちゃくちゃに見えるかもしれないですが、SWORDへの薬物の流通、無名街の爆破をはじめとする数々の誘拐や殺人、警察や官僚と癒着しつつもITOKANに石を投げ込んだりもする卑劣なうえにセコイという悪魔的集団が街を牛耳ることを容認するのが仲間の幸せに繋がるわけはないですし、龍也の死や九十九の昏睡状態、ノボルの悲劇や琥珀の暴走を目の当たりにしながらも、街と仲間を守るという意思のもとに戦ってきたコブラが泣き寝入りを選ばず一線を越えた苦難の道を選ぶのは物語上当然の流れであるわけです。だいたい街にカジノが出来たとしてもですね、テッツの銭湯やダンストアが九龍の管理下で生き延びれるはずもないわけで、毎日毎日律義にセコい嫌がらせにやって来るキリンジへのストレスでどんどんハゲていくダンやテッツや小沢の姿しか浮かばないわけですよね。まぁ真面目に考えれば最悪不審火で店が全焼するとか謎の自殺を遂げさせられるなどの鬱展開しか見えてこないわけです。袂をを分かつ切っ掛けになったチハルの「山王連合会は何と戦っているのか?」という問いかけにコブラは答えることができなかったわけですが、この答えは日向会との抗争中に琥珀さんがすでに出しているんですよね。「お前がその手にどんな汚ねえものを掴むか知らねえが、俺らが掴むのは自由だ」と(ただこの時の琥珀さんモゴモゴしててちょっと何言ってるのかよくわかんなくて、「自由だ」のとこだけなんとか分かるわけなんですが)。MOVIE2のラストでコブラが高圧的に従属化を迫る汚い大人代表の善信会長のドテっ腹に前蹴りを打ち込んだとき、チハルの問う山王連合会が戦う相手=汚い手段で自由を奪おうとする卑劣な存在という琥珀と同じ答えに辿り着いて終わるわけですが、選択を間違えた琥珀のMUGEN、琥珀と龍也の悲劇から学んだコブラの山王連合会、コブラが琥珀とMUGENを超えてSWORD地区の頭になっていくという暗示になっているのかなと思ったりしたわけですが、まあハイローなので、気が付いたら設定がコロコロ変化してなかったことになるので、小難しいことは抜きにして爆笑しながらどこまでも追いかけていきたいと思いますし、当面は3やスピンオフ制作のために映画館にどんどん足を運んで、どんどん金を落としたいと思いまーす。おしまい。

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豆みつお

瀬戸内海に浮かぶ小さな島、女人島からやって来ました。島民は俺以外全員女だけという夢のような島でしたが女たちは先日、全員老衰で死に絶えましたので、廃墟となった村を捨て漁船で四国にやってきました。心機一転ガンバリます。
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