プロジェクトXのナレーション原稿

ライター講座の卒制がいよいよ大詰めになってきて、毎日ちょっとハイです。

土曜日はライター講座少人数クラスの日でした。
この少人数クラスというのが、割としっかりみっちりと取材して文章を書いて、それを全部添削してもらえる場なのだけど、講義の中で、何を意識して書いているかという話題がちらと出まして。

うーん、なんだろうなあ?とあのあと考えたわけです。

そもそも私は(たぶん正確には私「も」)自分の中にあるものだけで書くのは本意ではないという感じを持っていて、だからnoteに主観しかないエッセイをだらだら書き散らかすのも、ほんとは本意ではなかったりしてて。
ただ筋トレ的に、とか、自分の好きなように好きなことを、とか、そういう感じで書いていくことも止めると苦しくなるので書き続けていて。

そんなことなので、noteの大半の記事のようなゆるーい文章は別として、取材して本気出してうんうん言いながら私以外の誰かのことを、私が完全な伝え手になって書く方の文章、つまりいま訓練している文章、これを書くときに私が意識してるのは何かというと。

NHKドキュメンタリー番組のナレーション原稿

だな、とおもったわけです。っていうかプロジェクトXか。頭の中では書いたものが常に田口トモロヲさんの声で再生されている笑。

取材対象者がいる記事は書き上げた後、こういう誰でも見られる場所に出すには内容がご本人の意思に反したものになっていないことを確認してからにしたいので、なかなか課題のポートフォリオを公開するにはタイムラグが出てしまうのだけど(私が確認を依頼できる状態になるのがそもそも遅いのである)これまでに書いたものというと以下のような感じで。

好きなモノの紹介記事

→愛してやまないマメクロゴウチを推す記事を書いた。(これは取材不要の課題)
これはでも、あれか、プロジェクトXではないけど。いつも美容院で読んでるファッション誌の調子。…のつもりだけど、やっぱり音声再生するなら田口ボイスですね。


ライター講座のクラスメイトを取材して書く

→図らずも教育業界で働く方とお話できたので興味津々に色々お聞きして、最近のキャリア教育の動向なんかを書かせていただいた。

以前お世話になった音楽教室の先生を取材して書く

→あがり症に困っていた時に通っていたアレクサンダー・テクニークの先生が今は独立してスタジオを運営されているので、スタジオにお伺いして改めてその指導理論のことなどを聞かせていただいた。(12/16公開できた!↓)

話題がそっち方向なんだね

たぶんそもそも心惹かれる話題がややプロジェクトXなんですねきっと。
あれって、他に誰もやったことのないことを成し遂げた人が、どういう事情でそれを始めたのか、今何してるのかを伝える番組だけど、構成が見事じゃないですか。ぼーっと見てると、ちゃんと頭に入ってくる。映像だけだと、たぶん意味が分からないんだけど、台本がしっかりしてるから、わかりやすい。知らない人のことが知れる。

課題を提出すると全員分がちょっとした文集みたいにして配られて、それを読むのもまた楽しみのひとつで。ほんとに個性がそれぞれあって、もちろん世間の標準よりはよほど文章に実力のある人たちの原稿を集めて眺めると圧巻で。
その中で見ると自分のは本当にデジハリ時代に友達に言われたまんま、いまでも質実剛健を地で行くスタイルで、なるほどこれが個性かと思ったり。
個性は個性で伸ばしていきたい一方で、じゃあいま文章が硬いんだったら、柔らかく書く練習もしたいねってなったり。

あわあわ、職場に着いちゃう。今日も行ってきます。

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