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さくらももこさん

鼻がツンとし、なんだか涙が出そうになる。

私が、静岡市清水区(旧清水市)に旅行に行ったのはもうずいぶん前のことで、しかも、その後は機会に恵まれず、二度とは行けていません。

それにも関わらず、その時の記憶は強烈に私の脳みそに刻まれています。

私とさくらももこさんとの出会いは、小学生の時です。少女まんが「りぼん」に掲載されていた「ちびまる子ちゃん」を読んだことがきっかけでした。それから、日曜の18時は当然のようにアニメ「ちびまる子ちゃん」を楽しみ、小学校の図書館ではさくらももこさんのエッセイを見つける度に借りていたので、司書さんからは「新しいさくらももこさんのエッセイ、入りましたよ。」と声を掛けていただくほどの常連になっていました。中学生になり、「りぼん」を買わなくなってからは単行本で「ちびまる子ちゃん」を買い集め、高校生になって行ったカラオケでは「ちびまる子ちゃん」のテーマソング「ゆめいっぱい」を何度も歌いました。大学生になり、遠出の旅行が可能になってからはお台場のフジテレビに出向き「ちびまる子ちゃん」のグッズを買い求め、社会人になり経済的に余裕が生まれてからは、それまで持っていなかった雑誌「富士山」全巻を大人買いしたり、さくらももこさんとピエールラニエのコラボ腕時計を衝動買いしたりするなど、私の青春はいつもさくらももこさんと共にありました。

ですから、さくらももこさんの故郷である清水区を訪れることができた時の想いたるや、私にとって感無量以外の何物でもありませんでした。

昨年結婚をし、夫の転勤で大阪から東京に引っ越してきました。関西への帰省の際はもちろん、運が良ければ東京スカイツリーや横浜ランドマークタワーなど都心からでも、さくらももこさんが大好きだった富士山を見ることができます。私はその度に、清水区とさくらももこさん(厳密には、富士山の所在地は静岡市ではありませんが)の思い出が頭をよぎり、冒頭の思いに駈られてしまうのです。

一生、大好きです。

※画像は関係ありません。近所に咲いていたアジサイ。綺麗でした。

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