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キセキのチームの作り方

カオスチームビルディングの場に立ち会ったのだけど。

もしかしたら「プロジェクト」という単位も無くなるのかも。
もしくは「プログラム」になるか、新たな用語が出来るか。

マネジメント型組織、プロジェクト型組織、はあったけど。
それらが融合して「カオスチーム運営」が現れる時代になった感がある。

キーワードは、

・任せる、信じる
・刺激を与える
・手放す。こだわりから離れる
・「正しい」を眺める

これ、もしかして「OST」かなぁ。
ちょっと違う様な、、、

OSTとは

「1つのテーマ」があって、そこに関係者が集まり、その中から「課題」を持った人が決められた時間に発表する。
→その他の人は課題毎に集まる。興味が無ければ別の場所に移る。 参加しなくてもいいし、寝ててもいい。
その日の最後に「どんな課題があったか」をみんなで共有する。

テーマはある。定例的にやることもある。
→定例的なものはタスクリストで管理する。
例:企画募集、事後のフォロー、当日のリスト

突発的なものの扱い、より良くする行為→カオスチームの発生。
誰もやったことがないもの、色々実験して「チームの正解」をいち早く見つける必要があるもの。

今回のオンラインフェスは傍から見た限りだけど、突発的に起きたことにより柔軟に対応できるメンバーが集った感があった。

体験しての色々

⭐︎面白かった事
・パネリストが「リアル会場を開きたい」と言ったら、当日にリアル会場が追加された事
・当日に追加も変更も自在
・決め台詞は「カオスだから」

⭐︎難しい事
・「キッチリする」に慣れてると、違和感、正しくない感が強く出る。
・揺らぎすぎてなんだかわからない。
・なんでもあり、と思う?→制約事項、お約束、をどうとらえるか

⭐︎困っていた事
・何をやるか「タスク一覧」がない。
・誰に聞けば良いかわからない
→自分で考え決める、キッカケになる。
・何をして良いのかわからない

これらを通じて感じた「キセキのチームの作り方」

・毎年繰り返すもの、企画チームは「プロジェクト」と表現する
・色々な事が起こるものは「カオス」と表現する

〇運営モデル
・基本となるテーマ、毎年繰り返すこと、「プロジェクト」の背骨は曲げない。
・企画・立案、お金に絡むところはプロジェクトが握る。
・運営にかかわるものは「カオス」にする。
→その中で洗練されたものは「プロジェクト」に取り込む。
・「カオス」の約束…任せた事は責任も任せる。結果のみ「プロジェクト」に受け渡す。終了期間、予算も与える。
・コミュニケーションツールに気を配る。大切な事は「ダイアログのココロ」

〇具体例(イメージ)
・イベントの根幹となるテーマ、組み立ては「プロジェクト」が検討決定する。
→リアル会場をどこを使うか、当日のスケジュール(何時から何時までやるか)、根幹の体裁(オープニング、対談、対話会、まとめのワールドカフェ)と、それぞれの責任者
・企画が固まったら「支援者グループ」に期間、要件、制約事項を投げる。
→希望者に権限を渡し、自由にしてもらう(カオスの始まり)
・各担当から質問があった場合→基本は「好きにしても良い。カオスなので」
・お金に関すること、外部に影響があるものは「プロジェクト」で引き取る→この辺のFAQやガイドラインがあるとストレスが少なくなる
・当日のオンライン一覧がキモなので、一人が犠牲になる作り方は避ける。
 →みんなで「妥協点」を探る

まとめ

色んなプロジェクトに関わったが、最大のストレスは「決まったことが決まらないこと」である。
折角決めたとしても、別な角度から取り消されれば台無し。

生き生きとメンバーが活動するには、まず認める事。制約条件の中から「どの様にゴールを満たすか」一緒に頑張れること。
やった結果をみんなで満足してたたえあう事、次に向けて振り返る事。

それらが満たされる幸せなチームにもっともっと出会いたいのです。


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