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飾りをつくるひと、絵をかくひと、映像をつくるひと『はるのいろ。』

佐賀のTHEATER CIEMA[シアター シエマ]さんで3月1日(金)から3月31日(日)まで、展示イベント『「はるのいろ。」~はじめましての、3人展~。』が開催されています。

本イベントは飾りをつくるひと(くにこ横丁さん)、絵をかくひと(jino jino (ジノジノ)さん )、映像をつくるひと(SPLAPiさん)という3つのアートの要素でそれぞれのキュン!が織り成す様子が見れるというもので、アーティスト活動をされているお三方にとってはこれがはじめての展示会となるイベント。

絵を担当されている『jino jino (ジノジノ)』 さん。いろいろなキャンパスの中から表情を覗かせるアンニュイな女の子たちが可愛かったです。中でも写真の上にイラストを書かれている手法が新しいと思い、情緒的な気分にさせてくれるいい写真も相乗してとてもキュンとなりました。

飾りを担当されている『くにこ横丁』 さん。大きなモノから小さなモノに至るまで、飾り(演出)の面で大切な独自性あふれる世界観があって、とても引き込まれました。最大限の自然に圧倒されたり、虫めがねで見るほどミニマムな世界観に新たな発見があるなど、目に映る直感と探していく好奇心に心が揺さぶられました。中でも"キャサリンは髪が上に伸びるタイプ"と書かれている小さな人がユーモアがあってキュンとなりました。

映像を担当されている『SPLAPi』さん。上の方でわさわさと飛んでいる青い鳥や地面の方で歩いているアリやハリネズミなど、唯一動ける「映像」というポジションを生き物たちが生きるさまで表現されていて、可愛らしい絵なのですがダイナミックさもあって感動しました。ずっと羽ばたいている青い鳥にキュンと来ました。動物たちの背景の淡い単色カラーの背景もいい雰囲気がでてますよね。

くにこ横丁さん、jino jino(ジノジノ)さん、SPLAPiさんのお三方のアートがいっぺんに集まってきたり、生えてきた展示。大小含めいろんな生き物が共存している不思議な世界観なのですが、自然とそこにいるヒトやイキモノは普通に会話がとれているような雰囲気で、それも淡い色だったり繊細な線、きれいな緑など、癒やされるアートというテーマで繋がっているからなのかなと思いました。いろんなモノたちが息を吹き返す春にピッタリのようなイベントで、とても和むことができて面白かったです。ありがとうございます。

これからあったかくなっていく季節に似合う、"キュン!"がたくさん詰まった展示イベント。ぜひ、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

(大坪 磨亜久)

【「はるのいろ。」~はじめましての、3人展~。】
会期:3月1日(金)~3月31日(日)
場所:THEATER CIEMA[シアター シエマ]
(佐賀県佐賀市松原2-14-16 セントラルプラザ3F)
お問い合わせ先:office@ciema.info

※別イベント開催の際には、展示をご覧いただけないことがあります。