イムズの三菱地所アルティアムさんで、11月23日（金・祝）から1月14日（月）まで、krank marcelloさんのイベント『krank marcello ぼくらはいつのまにか 虹にさわれないことをおぼえていた』が開催されています。

藤井健一郎さん・輝彦さんご兄弟が福岡・薬院の地で営む2つのお店、ヴィンテージ家具の「krank（クランク ）」と、アパレルや雑貨を扱う「marcello（マルチェロ）」の「krank marcello」さん。

本展示では、そんなkrank marcelloさんの手がけるヴィンテージ家具と彫刻作品の動物が共存していたり、光と影のインスタレーション作品が見れて、おとぎ話の中に入ったような、ファンタジーな世界観が味わえるというもの。

会場ではクローゼットの扉を開けて入っていくという進み方や、幻想的な演出と同時にお客さん自身もボタンを押したり、紐を引っ張って、直接世界観を体感できるような仕掛けもなされていて、大人も子どもも楽しめる展示の印象を受けました。

大きな木を中心に、いたるところにぽつぽつ隠れている動物や妖精も可愛さ満載で、小さな生き物たちの視点に立ってじっと眺めているとその造詣の深さからずっとここに暮らしているようにも見えます。

出口付近にあるアンティークの拡声器からやさしく流れる虹の名曲も相乗して、会場から離れてしばらく経った今でも余韻が残る、感動的でほっこりとした空間でした。

krank marcelloさんが冬の福岡の一箇所に作り出した、独創的でこころあたたまる空間。ぜひ、直接行ってみて感動を味わってみてはいかがでしょうか。

（大坪 磨亜久）

【krank marcello ぼくらはいつのまにか 虹にさわれないことをおぼえていた】
期間：11月23日（金・祝）〜1月14日（月）
会場：三菱地所アルティアム
（福岡市中央区天神1-7-11 イムズ8階）
時間：10:00 ～ 20:00

※12/25（火）は、イベント開催のため16:30クローズ