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フォーカスは「デザイン」『版画展』

いい「デザイン」というものは、やはりいい。それは時代がいくら経とうとも変わらず、いまのぼくらが見た時にだってニヤリとできるから。ありきたりでチープな感想だけれど、改めてそう思った今日から百年先も誰かがまた同じことを言っていると思う。

佐賀のギャラリーシルクロさんでは5月25日(金)から6月16日(日)まで、イベント『版画展』が開催されている。

本イベントは「デザイン」をテーマに、版画を通してデザイン業界で活躍されている三人の作品にフォーカスをあてているもの。

メンバーは粟津潔さん、「週刊文春」の表紙などを手掛けている和田誠さん、そして今年の大河ドラマで番組ロゴを制作されている横尾忠則さんという豪華すぎな三名。

エロさ、シンプル、エモーショナル。三人の前には年代や年齢差なんか関係なく、見た人を刺激によって次々と絶頂させていく。

時代の変化の過程の中で広まったり、狭まったり。人々の見方や価値観がいくら変わろうとも、創作の前にたったときの本能的な「いいね」はずっとずっと、同じ。

冷凍庫や真空パックなんかいらないデザインは、ここにあり。

(大坪 磨亜久)

【版画展】
期間:2019年5月25日(金)~6月16日(日)
場所:ギャラリーシルクロ
(佐賀県佐賀市松原2−13-19 2階)
営業時間:10:00 - 18:00