写真_2019-08-22_12_37_11

マーファ、アートの街『Uncertain,』

マーファ。それはラテンアメリカの空気が息づく、アートの街。

博多阪急さんの5階では8月21日(水)から8月27日(火)まで、フォトグラファー・広瀬麻子さんの写真展『Uncertain,』が開催されていた。

本イベントは<アートをもっと身近に!>をコンセプトに、博多阪急さんで開催されている期間限定のイベント『ART MUSEUM』の一貫で開催されている写真展。会期中の博多阪急さんの1階から8階までは、雑貨や服飾のポップアップストアやライブペイントなども開催されていた。

広瀬麻子さんは福岡在住のフォトグラファーで2017年にフリーとして活動の後、現在は広告やファッションカタログ、自らが収めた写真作品でTシャツの制作などもされている方。

今回の写真展では福岡・大手門にあるLinde Cartonnageさんのプリントレーベル「マージンプレス」さんとのコラボイベントにもなっていて、広瀬さんがアメリカ南部に位置するアーティスト憧れの街「マーファ」を訪れたときに収めた作品を「マージンプレス」さんがZINEやポスターなどにして展示・販売していた。

撮影は数日間滞在されながら行われたそうで、各地のレンタカーで移動しながら、 トレーラーハウスなどに泊まり撮影に及んだとのこと。場所が国境近くのアメリカ南部に位置するため、治安なども込みでラテンアメリカのカウボーイのような雰囲気があったと教えてくれた。見ていると乾燥したような空がきれいと感じたが、直で体感すると昼と夜で景色が180度変わるのだそう。

さらに街の中は"アーティスト憧れの街"と言われるだけに、面白いアトリエスタジオや作品を多々見かけたそうで、 朽ちていくだけに作られた無人のPRADAこと、エルムグリーン&ドラッグセットのインスタレーション「プラダ・マーファ」を見かけたときはかなり印象的だったという。

「マージンプレス」さんの特殊な加工で複数印刷してできたこちらのポスターも印象的で、全体的に淡い青色に見えるものの下のポスターは黄色のインクも入っているとのことで、見ていると情緒を動かされる独特の魅力があった。

博多の中央にできた博物館。8月の良き思い出になったと思う。

『ヒロセ アサコ×マージンプレス「Uncertain,」』
期間:2019年8月21日(水)~27日(火)
場所:博多阪急 5階 ステージ5
(福岡市博多区博多駅中央街1番1号)