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悠然の「白」という美しさ『blue city』

モノクロ写真の中の白色の動物は実に美しい。彼らは二色しかない仮の世界の中で、色に染まる作法を知っているからなのか。それでいて、ぼくらを焦らすように悠然と佇むスタイル。エロい。

福岡・親不孝通りのアートスペース貘さんでは8月5日(月)から8月18日(日)まで、写真家・野村佐紀子さんの写真展『blue city』が開催されている。

1990年に九州産業大学を卒業後、91年より"アラーキー"の愛称で親しまれている著名な写真家・荒木経惟さんに師事されている野村さん。野村さんはこれまでモノクロの男性ヌードを中心に撮り続けてきた方だ。

今回のイベントでは野村さんが撮り収めた象や鹿、鳥、馬、ジンベエザメなど、動物たちの姿を中心に、フォーカスを当てた展示となっている。

純白の肌に、心から酔いしれる。

『野村佐紀子写真展「blue city」』
期間:2019年8月5日(月)~8月18日(日)
場所:アートスペース貘
(福岡県福岡市中央区天神3丁目4−14)
時間:11:00 - 20:00