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フレスコボーラーインタビュー

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どんな人が、どんな思いでフレスコボールをしているのか?ベンチャースポーツならではの視点でお届け。その人の人生とフレスコボールがつながる瞬間を見つけたいと思っています。
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日本代表が夢から目標、そして現実へ。苦手なラケットスポーツで積み上げた努力と自信――大和地未沙子選手インタビュー

日本代表が夢から目標、そして現実へ。苦手なラケットスポーツで積み上げた努力と自信――大和地未沙子選手インタビュー

アシカトレーナーやエステティシャンなど珍しい経歴を持ち、現在は趣味でキックボクシングにも通うパワフルなイメージのある大和地未沙子選手。元々ラケットスポーツが苦手で、フレスコボールも「最初は全然できなかった」といいます。

そこからどのように上達し、5年目で初めて女子カテゴリーの日本代表に選出されるまでになったのか。軌跡をたどりつつ、少し先の希望あふれる未来についても語ってくれました。

簡単そうに

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上手くなるには、上手くなれる環境に自ら飛び込むこと。成長するための行動力とはーー青木沙耶香選手インタビュー

上手くなるには、上手くなれる環境に自ら飛び込むこと。成長するための行動力とはーー青木沙耶香選手インタビュー

2019年夏に大会デビューした青木沙耶香選手は、翌2020年に女子・ミックス両カテゴリーで日本代表初選出に加え、JFBA新人賞を受賞。さらに、2021~2022年には女子カテゴリーで日本代表選出だけでなく、年間最優秀ペア賞(MVP)を連続受賞しました。

テニス、マラソン、ゴルフなどフレスコボール以外にもアクティブな青木選手がどのように実力を磨き、実績を残してきたのか。ペアの私(落合真彩)によるイ

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今の自分に必要なことを考え抜き、フォーカスする。結果を出し続ける秘訣――岸田直也選手インタビュー

今の自分に必要なことを考え抜き、フォーカスする。結果を出し続ける秘訣――岸田直也選手インタビュー

2019年シーズンから4年連続で日本代表となっている岸田直也選手。優勝回数も多く、ペアが変わっても結果を出し続けているトップ選手です。多くの人が「本番に強い」イメージを持っていると思いますが、聞いてみるとそれは本人の感覚とはかなり違うものだとわかってきました。

今回は、岸田選手のフレスコボールとの出会いを振り返るとともに、その頭の中を少し覗いてみたいと思います。

「初めは出る気がなかった」デビ

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体を動かす喜びと、感じた“呪縛”。ペアと、自分と向き合い乗り越える――宮山有紀選手インタビュー

体を動かす喜びと、感じた“呪縛”。ペアと、自分と向き合い乗り越える――宮山有紀選手インタビュー

宮山有紀選手は、デビューイヤーから現在(2022年度)まで、4年連続で日本代表選出。言わずもがなのトップ選手ですが、実は私(落合真彩)は大学の同期であり、大学4年間ソフトボール部でともに活動した仲です。

今回、これまでのフレスコボール歴で意識してきたこと、しんどかったことなどを話し合う中で、自分たちのルーツを改めて感じる、楽しい時間となりました。その様子をぜひお楽しみください。

習い事の合間に

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頑張りは過程じゃなく、成果で見せる。6年目でつかんだ初の日本代表――山口桃子選手インタビュー

頑張りは過程じゃなく、成果で見せる。6年目でつかんだ初の日本代表――山口桃子選手インタビュー

実は、山口桃子選手は5年前に一度、ペアインタビューを実施済み。ただ、当時はまだ遊びの延長でときどきプレーしていた程度で、本格的に選手として毎週練習していたわけではありませんでした。

その後、本気でフレスコボールに向き合い始め、2021年アリアケカップミックスカテゴリー準優勝、2022年リクゼンタカタカップ女子カテゴリー準優勝など堂々たる結果を残すまでに。今回は、2022年度についに日本代表に選出

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関西全域への普及を見据え掲げる、それぞれの目標――フレスコボール関西(GVK)座談会【後編】

関西全域への普及を見据え掲げる、それぞれの目標――フレスコボール関西(GVK)座談会【後編】

フレスコボール関西 Grêmio VENTO(GVK)の4名に集まっていただいたGVK座談会後編。今勢いに乗るGVKがどんな想いを持って活動しているのか、どんな将来像を思い描いているのかが伝わってくるインタビューになりました。

また、全国のフレスコボールクラブやプレーヤーに向けての思いも語っていただきました。仲の良い4人の掛け合いもお楽しみください!

お話しいただいたのはこちらの4名↓
GVK

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それぞれの居場所となる派生チームの設立、そして自走するコミュニティへ――フレスコボール関西(GVK)座談会【前編】

それぞれの居場所となる派生チームの設立、そして自走するコミュニティへ――フレスコボール関西(GVK)座談会【前編】

フレスコボール関西 Grêmio VENTO(GVK)は、逗子フレスコボールクラブ、フレスコボール福岡とともに2019年2月に日本で初めて設立された地域クラブのひとつです。設立1年で日本代表を3名輩出し、さらに関西各地に派生チームを拡大しています。

GVKを母体として、「フレスコボール明石 Grêmio PONTE(GPA)」「なにわフレスコボールクラブ(NFC)」「大仏ほっとけーず奈良」が現在

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未知のスポーツと真剣に向き合い、普及・拡大を実感した1年――厚地達郎さんインタビュー

未知のスポーツと真剣に向き合い、普及・拡大を実感した1年――厚地達郎さんインタビュー

2019年1月に日本フレスコボール協会事務局長に就任した厚地達郎さん。知識のほとんどない状態で運営をスタートしながら、フレスコボールの盛り上がりを支えてきました。

事務業務だけでなく、体験会に積極的に参加したり、選手たちとコミュニケーションを取ったりする中で、フレスコボールというスポーツのあり方を模索。そして現在、認知度や選手層の拡大を肌で感じています。

今回は、事務局長に就任した経緯と、試行

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土台ゼロから2クラブ設立。「フレスコ王国・四国」への第一歩――藤田然吏さんインタビュー

土台ゼロから2クラブ設立。「フレスコ王国・四国」への第一歩――藤田然吏さんインタビュー

2019年7月、高知県と香川県で「黒潮フレスコボールクラブ(KFC)」「瀬戸内フレスコボールクラブ(SFC)」が同時設立されました。その代表を務める藤田然吏さんは、経験者のいなかった四国にクラブをつくり、愛好者を増やしています。

徹底した役割分担や組織化、スポンサー約50社獲得など、他クラブとは違った方面から運営を行う四国。今後、競技人口や競技レベルは急上昇していくはずです。今回は、その1年間の

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最前線を走ってきた憧れの人たちを追いかけ、評価に見合う自分になる――岡井花子さんインタビュー

最前線を走ってきた憧れの人たちを追いかけ、評価に見合う自分になる――岡井花子さんインタビュー

中学から始めたソフトボールでは、高校・大学と名門校で鍛え、全国優勝の経験もある岡井花子さん。2018年2月に初めてフレスコボールの大会に出場し、数ヶ月後から本格的に練習をスタートしました。

当初から熱量や身体能力はずば抜けており、2018年末のフレスコボールアワードで新人賞、2019年に日本代表選出、そして2020年2月からの沖縄移住と、みんなが驚きうらやむほどのインパクトを残してきたように見え

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もう1回、ちゃんと1位になりたい。日本代表をつかみブラジルで感じたアスリートとしての差――赤塚康太さんインタビュー

もう1回、ちゃんと1位になりたい。日本代表をつかみブラジルで感じたアスリートとしての差――赤塚康太さんインタビュー

2019年に大会デビューし、1年で日本代表を手にしたフレスコボール界の「きんにくん」こと赤塚康太さん。

日本フレスコボールのパイオニア・倉茂孝明選手とのペア結成、ジャパンオープン優勝、そしてブラジル選手権への出場。一気にトップ選手の仲間入りを果たし、1年の間に数多くの経験を積んでいます。

着眼点や、考え方の端々に、大学まで野球に打ち込み、ハイレベルな競技人生を送ってきたアスリートらしさを感じま

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せっかく出会えた夢中になれるもの。頑張りがきちんと報われるように頑張りたい――斉藤亮太さんインタビュー

せっかく出会えた夢中になれるもの。頑張りがきちんと報われるように頑張りたい――斉藤亮太さんインタビュー

2017年、2018年の日本代表としてブラジル選手権に2度出場した斉藤亮太さん。3月にできた逗子フレスコボールクラブ所属の日本代表選手として、メディア露出も増えています。

2019年5月のタチヒカップでは男子部門で優勝するなど、トップレベルを維持し続けながら、逗子では初心者へのレッスンを毎週のように行い、フレスコボールの普及やレベルの底上げに大きく貢献しています。

今回のインタビューでは、主に

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世界で、地方で、SNSで。人生を変えてくれたフレスコボールのためにできること――芝卓史さんインタビュー

世界で、地方で、SNSで。人生を変えてくれたフレスコボールのためにできること――芝卓史さんインタビュー

2017~2018年、2019年4月現在まで、日本ランキング1位の芝卓史さん。2018年12月にはブラジル選手権で3位入賞(男子一般の部)。2019年2月に福岡に移住しながらも、3月のオオモリカップで優勝しているトッププレーヤーです。

選手としての実績だけでなく、普及活動としても福岡のフレスコボールクラブ設立に携わったり、採点アプリをプログラミング未経験から開発したり、幅広く活動しています。

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メディアやSNSの発信だけじゃダメ。フレスコボールをもっと身近にする「拠点」――朝倉弥生さんインタビュー

メディアやSNSの発信だけじゃダメ。フレスコボールをもっと身近にする「拠点」――朝倉弥生さんインタビュー

朝倉弥生さん(以下、弥生さん)は、逗子海岸にフレスコボールを根付かせ、広げていった第一人者です。2017年末ごろから本格的に逗子海岸に通い、トップ選手も巻き込みながら、地元のファミリー層などに拡大。

2018年末に発表された『FRESCOBALL AWARD 2018』では、最優秀サポート賞を受賞されました。(※詳細はこちら)

2019年度からは、フレスコボール協会主導で「クラブ制度」も実施さ

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