フレスコボールを、将来、孫に自慢できるスポーツにしたい――山下祥さんインタビュー

今回は、広告代理店で働きながらフレスコボールを楽しんでいる山下祥さん(通称やましょー)。2017年のジャパンオープンでは総合6位、先日のサクラカップ(2018年4月)でも男子部門4位という成績を残しています。

広告代理店勤務という特徴を生かし、各方面にフレスコボールを紹介したり、スポンサー獲得へ動いたりと、普及活動にも大きく貢献しています。

社会人になった今でも草野球チームで野球を続けていることもあり、野球にたとえた表現が多く、ソフトボール経験者の私にとってもおもしろいインタビューでした(笑)。

できるイメージが湧いたから、上手くなるのが楽しかった

― フレスコボールについて聞く前に聞いておきたいんですが、やましょーは何のお仕事をしてるんですか?

山下 広告代理店の営業です。広告を売るというか、企画をつくったりとかですね。僕も書くの好きだったりして、仕事の案件としてインタビューして、会報誌を書いたりしてますよ。インタビューって、「次、何聞こうか」とかめっちゃ考えますよね。

― 考えますね(笑)。フレスコボールには、芝さんのつながりで来たんですか。

山下 僕が大学のとき、野球サークルの幹事長をやってて、新歓合宿とかいろいろ、企画してたんです。そのときの担当がマイコム(毎日コムネット)時代の芝さんで。もともと芝さんも、僕のサークルの先輩が知ってて、紹介してもらって出会った感じです。

Facebookで友だちになってたので、芝さんがフレスコボールはじめたっていうのも知ってて、おもしろそうって見てたんですよ。それで1年くらいして芝さんが、「日本代表としてイタリア大会に行きました」みたいな投稿をしてて。なんとなくこのスポーツ自分に合ってるかもと思って、ラケットを買って友だちとやってたんです。

― あ、芝さんから声をかけられたんだと思ってたんですけど、違うんですね!

山下 はい。でも友だちとやるだけじゃたぶん、打ち方とかも違うかもしれないと思って、芝さんに連絡して、ビギナーズワークショップに行きました。冬でしたね。そこで、「おもしろい」と思って。本格的にやろうとなったんです。

― なるほどー。最初から結構できましたか?

山下 続かなかったですけど、でもこうしたらいいんじゃないかっていうイメージはあったから、上手くなるのが楽しかったですね。

― 大会とかもあれば出たいなと思ってやってたんですか?

山下 競技としてやりたいなと思ってました。しかもあの、はじめた当初に、友だちと2人で新宿中央公園に練習に行ったときに、たまたま小澤・風味ペアに会ってるんです。全然知らなかったですけど、半年後の大会(お台場カップ2017)で再会して。

― そんなこともあったんですね!ペアはどうやって決まったんですか?

山下 友だちとか、会社の先輩と遊ぶときに、フレスコボールの道具を忍ばせてやってた感じですね。いい人がいればその人と組もうと思って。その中でも、松浦さんとたまたま遊んだ時に、上手かったのと「これやるわ。練習する」って言ってくれて。じゃあ組みましょうって。それでとりあえずお台場カップ2017に出たんです。

― 全部やましょー起点ではじまったんですね。他に候補はいたんですか?

山下 松浦さんは打った順番でいうとたぶん3,4番目です。でも、ちゃんと練習してやりたいっていうのは1番目でしたね。

フレスコボールは、“ホームラン”ではないところが魅力

― 野球の感覚で活かしていることはありますか?

山下 めちゃめちゃありますよ。僕は、アタックはずっとゲッツーだと思ってるんで。セカンドから、相手の取りやすいところに投げるゲッツー。フレスコボールも、取りやすいところにひたすら返す。それでしかないです(笑)。

― やましょーの打ち方はまさにそれですね(笑)。

山下 あと、ディフェンスはバントじゃないですか。僕は野球でもずっと、ゲッツーとバントみたいな感じで生きてきたんで。フレスコボールって、ホームランを打つ競技じゃないですよね。打ち負かすスポーツじゃない。それがいいなと思って。

僕は別に送りバントでも、「はい」って、それで褒められるなら全然捧げますよ、くらいの感じだったんで、それに喜びを感じる人だったらフレスコボールは合ってるのかなと思います。チームスポーツで、僕が得意なゲッツーとバントだけ。それがドンピシャにハマった理由です。

― 野球経験者はコツをつかむのが早いですよね。

山下 フレスコボールはやっぱりテニス経験者が多いじゃないですか。でも絶対、野球してる人ってうまくなると思うんですよね。140キロとか、速い球とか見慣れてますし。

― 2017年のジャパンオープンは6位でした。かなり練習したんじゃないですか?

山下 結構やりましたね。2人で時間合わせて、ひたすら、葛西臨海公園で。その時は松浦さんも2人でみっちり練習しようぜっていうタイプだったので、それに合わせて2人でやってました。

― 2人で練習って飽きないですか?

山下 飽きなかったですね。朝10時集合で夕方まで、ずっとやってました。松浦さん的にも、2人で練習して次の大会までにグッとうまくなって、みんなを驚かせようという感じで。「2人で日本一になろうぜ」っていう気持ちはありましたよ。

2人でLINEするときに、個人LINEじゃなくて、2人のグループをつくってたんですよ。「フレスコボール日本一への道」みたいな。何年かかるかわからないけど、やっていきましょうって。上手い人と組むのに越したことはないですけど、松浦さんが僕と組むっていってくれてるし、僕もそのつもりでやってました。

勝ちたい欲、こっそりあります。

― ブラジルに行きたい気持ちはありますか?

山下 もちろんありますよ。競技として普通にやりたい。

― そうなんですね!やましょーが、競技としてやりたいっていうイメージはあまりなかったです。

山下 僕は結構、競技志向ですね。練習も、みんなでやるというよりは、2人でペア組んでひたすら土日どこかで練習する、でいいと思ってるんです。フレスコボールが日本全国に広まっていった時に、そうなる気がするので。甲子園を目指すじゃないですけど、大会に向けてそれぞれうまくなっていくイメージですね。

― わりとアスリート目線なんですね。

山下 そうですね。勝ちたい欲とか、こっそりありますよ。中途半端にやるくらいならやめてもいいかなって思ってるので。

― 次回の大会からはペアが変わると思いますが、組む人はどんなところを大事にしていますか?

山下 ラリーの息が合うっていうのもありますし、性格とか雰囲気は大事ですね。あとは、同じように競技目線で、やっていく中で高め合っていける人がいいですね。野球でも、二遊間を誰と組むかでゲッツーは全然違うじゃないですか。そういう感じです。

僕らの役割を果たして、フレスコボールに貢献できれば

― 今、スポンサーなどの案件はどうですか?

山下 会社の人はおもしろがってやってくれてますね。僕らがフレスコボールやってることもだいたい知ってくれてますし、僕も言うようにしています。たとえば、夏小屋の企画があるとか、三浦海岸をジャックできるとか、大会の補佐ができるとか。そういう企画書をみんなに配って説明したり。

そしたらおもしろがって、「夏なんかイベントやりたいんだけど、お前に相談したらなんかできる?」といってくれる人も出てきてます。結構最近、3,4件問い合わせみたいな感じであって、企画をつくったりしてますね。

― すごい。そうやって行動を起こすことは、熱量がないとできないことだと思います。

山下 今、フレスコボールが広まっていく、そのうねりの中心にいるじゃないですか。広まるためには、協賛とか集めたりもしないといけないと思いますし、大きい会社がついているっていうのは大事。だからそこは、僕らの役割かなと思ってますね。せっかくそういう会社に入ったので、そこに貢献できればとは思ってます。

― まさに役割ですね。私もこれ(インタビュー)が自分の役割だと思ってやってますし。

山下 そうですよ。みんなが、自分の得意なところを生かしてやっていけば、どんどん広がっていくと思います。

― 最後に、今後の目標は何ですか?

山下 一番は日本代表になることです。それが、フレスコボールをはじめたときの心のスイッチというか。芝さんが日本代表になったっていうのを見て、はじめたので。自分がもしかしたら得意かもしれないスポーツで、世界に行けるって、こんな良いことないですよね。死ぬまでにやってみたいことのひとつです。

― 広がり始めている今がチャンスでもありますね。

山下 広まっていって、自分がおじいちゃんになった時に、孫とかに、「フレスコボールの黎明期に、おじいちゃんやってたんだよ」って言って、「えー!それすごいね」という風になってたら、幸せに死ねるかなって。せっかくなら、そういうところを目指したいです。

そのためにも、協賛とか自分にできることは精いっぱいやって、フレスコボールのために力になれればいいですね。選手は辞めても、協賛はやってるかもしれない。そういう感じでも全然いいと思ってます。

― ありがとうございました!

次回のインタビューもお楽しみに!

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落合真彩

フレスコボーラーインタビュー

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