英国王室チャート拝見

チャールズ3世の話ではなくて、少し遡ったところを眺めていました。

本日、戴冠式の話題をきっかけに相互さんからイギリス王室の歴史についてリンクを案内していただきました。

以前も見た気がしますが、すっかり王室の話を忘れているので面白かったです。

きっかけはチャールズ3世の戴冠式チャートを正確な時間で出したかったことから。分単位の情報ないのかな〜と思って「戴冠式」で検索をしたら、デビアスの冠のお話などにヒットして楽しかったです。
私のイメージする欧州文化とは漠然としていて、イギリス王室というからには2000年は辿れそうな伝統がある気がしていましたが…、改めてきちんと読んだら、デビアスの冠の話も王室の現スタイルのお話も実はそんなに古く遡ってはいなくて、みなこの1000年内くらいのできごと。イギリス国がローマの宗教組織側とつながり弱いことも、こちらの記事を拝読して改めて気づきました。

それにしても上記の話、ひどい。何がって愛人や王妃に対しての扱いがいずれもどうか。政治と結婚がみっちり結びついている時代だから、本人の意向後回しだし、当然、後から別れたいの一大事起きているし、なんか色々大変なことになっています。そしていやいやだけならよくあることですけれども、そのいやだということに対してルールの方を変えさせようとしたのがすごい。
この時点で私の長年の謎がひとつ解けました。色んな国の王室情報が入ってくる中で、なぜイギリス王室だけが一般のようにカジュアルに離婚が認められるのか?というのが長年疑問でした。この時代にヘンリー8世が結婚について大改革をしてしまったので、王室自体がそこに価値観を寄せてそれが今まで脈々とつながっているのですね!と。
女性であるだけで顔も髪も隠して仕事も許されずに暮らすような結婚観の国もある中、英国は特に離婚が簡易に許されているように見えて、違和感をずっと感じていたことへのスッキリ。

また、このエピソード読んで、ヘンリー8世どんな(星の)王様か気になりますよね?ご用意いたしましたので、どうぞ。↓
自分は歴史音痴ですが、先に情報を読み過ぎてしまうと星読みチャレンジにならないので、今は上記記事以上に歴史の情報追跡せず星を読んでみます。

平面図だけである程度人生の事象読みできますけど….もうこのチャートも語るところありすぎてなんとも言い難いものありますよね?テール金星合と元々N太陽月スクエア、火星木星スクエア、緩めではありますが太陽月の中点付近にテール金星MCが来るあたり、因果な妻運をしっかり語っていますね。
婚活中の女性は覚えていた方がいいです。
こんな感じのチャートの男性が愛人を正妻としたくて、強引にでも離婚を進めたりするものだと。
二重三重にもメッセージ出ているのが「もともと夫婦の信頼関係に第三の女性が介入してきて揉めやすいチャート」という点。

手持ちのチャートでも改めて出してみました。

国王ですから同じシンボルでも一般の想像以上のスケールになるので、私の想像を超えるテーマも多くあろうと思います。

本人行動は家系に守られています
宗教から「妻運より恋人運気を守られる」というシンボライズがあるのでアン・ブーリンの話は納得です。
反面、夫婦として一回おさまると、妻に急にあたりが強くなるチャートなので、件の王妃のエピソードは納得。とはいえネイタルだけ見てたら、夫婦喧嘩しても本人がそこまでやり込めてしまう点について、そんなに因果なものを持っているようには見えないのですけれどもね。生育環境って大きい。

女性絡みの問題ばかり公的な場で取り沙汰される構造のチャートですが(こんなにプライベートの幸に対し公的なイベント起こす王族も珍しいのでは)当人行動の問題点は、知性や言葉に向かいやすいチャートである点が気なります。
水星関与領域の問題点って、現代なら友達運気や学業状態として当人にわかりやすいですが、小さい頃から特殊環境でみんな一緒をできるチャンスが少ない育ちの方には、水星負荷を同じように推し量ることは難しいです。
ヘンリー8世の子供時代の様子をみると、露骨に虐げられはしていませんが(王族だから当たり前)、やはり「この人は逆らっちゃいけない」みたいな孤立対象にはなるので、上辺の交流で華やかに過ごしていたけれども、当然、本人が充実して心ときめいて毎日過ごした様子はないです。基本的に力の管理下。(王族だから仕方ない)
ただその体験が結構人格形成に影落としたり、トラウマになってる気はします。それが間接的に家庭運や女性運に波紋を投げる要因になっていそう。

また露骨なくらい若くて話の面白い鮮度感じる女性が好きですし、またその欲求に対して出会いチャンスもやってくるし、パートナー像に理想を求めてそれが満たされないとガッカリ…裏切られた!となるところあります。わかりやすく異性にハーレム願望もあります。
こらしめてやろうとか支配してやろうとかの強い悪意ではなく、気分次第でヒステリックさから神経に触って、パッと言わなくてもいい残酷な言葉を勢いで人に投げて振り返らないところがあるので、時代も時代でパートナーシップの考え方がない時代ですし、怒ると何を言い出すかわからない怖さはあったかもしれません。瞬間的だと思いますけれども。
ヘンリー8世の時代には録音技術がないですから確認しようがないと思うのですが、かなり人への訴求力がある喋り方だったと思います。力の象徴のような。

歴史上人物の個性や細かなキャラ的推測はエンタメ以上の意味がないのですが、つい気に留めてしまうのが、心理占星術よりの占師よくある展開。

さて、ここからWikipediaなどを開いていきます。

他にはっきりした特徴は何かあるのか?と見て、すぐ気づいたのは「処す癖」。伝説化レベルだったのですね。鬱陶しい周囲の人間を処すところから始まって、その行動は夫婦関係にもいたる。Wikiに書いてある伝記にはディテールが抜けているものの、とにかく処した話だらけ。多すぎます。現代ならそれが国王だろうとあり得ないので大注目。

処された王妃の一人、アン・ブーリンの記事を拝読。誕生日情報が二説ありました。
既にアン・ブーリンさんの場合、エピソードがきちんと揃っていますから既に8割以上の確率で時間レクティファイ判明していそうですが、1507年説と1501年説ありました。歴史検証は後で、先に星だけを拝見。

上記、ヘンリー8世のチャートの特徴から見て、確実にご縁成立にテール金星合がカギだと思うので、シナストリ見ますと見事にアン・ブーリン側の太陽がテール側にすっぽり収まります。数度ずれていますがそのずれにも意味あると思うのでそこを念頭に置きつつ…、太陽コンディションから判別できることを確認。

どちらが夫縁として国王を招来してくるチャートか
仮にも王妃となる時があるのだから、王妃として座りがいいコンディションは太陽などに出ているはず。
【太陽と冥王星、太陽と土星の関係性】
1507年は162度くらい。1501年は180度前後で太陽付近に寄り添うヘッドテール付き。度数としていかにも王妃感あるのは1501年ですが、よくみると1507年の方は太土スク形成で「突然ある時から終わる」みたいなことが起きやすいのは1507年の方。
まばたき初見:どっちもそれなり縁ありそうだけど、他の出来事と合わせると1507年が有望。1501年のチャートくらいしっかりしたアスペクトがあれば第一王妃ポジションを長期的維持して活躍し、使い捨て出産マシンみたいな扱いは受けなかった可能性は少し感じますね。
【生家の状況】
親の代までに数代くらいしかない短期間の叩き上げとはいえ、アンの親御さん自体は既に公務員的な地位を獲得していたので、この状況から見るとどちらも父親と夫運との符合は見られますが、パーソナリティーが割と地味で常識人だった点、お妃様の侍従として就職している点は1507年に軍配あり。
【恋愛結婚観について】
特徴的なエピソードの一つに「なし崩しに肉体関係で愛人活動させられるのは勘弁、正妻になるなら話は別」と国王相手に伝えるあたりはどこからくるのか。現代なら当たり前のこと。だけどこの時代ではそうでもない。
この点はどちらの誕生日でもノーといいそうで判定しづらい。理由のエピソードがあればわかりそうですが要調査。
【Deathチャートとの符合】
お亡くなりになった日のチャート。時間は不明。
人生を全うというより他人の意図で事故的な形での終焉になるわけですが、新月であることと、火星が土星前をASC側で通過でのできごと。語りすぎない方がいいと思うので、あえて詳細読まずにチャートのみどうぞ。

離婚を自由にできずに毎度生死をかける問題になるなら、世の中の必要悪を実感するできごと。結局ヘンリー8世はこれらのことを機に宗教を変えたわけですが、一代の王が人生通じて変えて残した文化としては大きな功績ともいえるのかもしれません。「離婚ができること」。

宗教的なことはこちらのページをご覧ください。

さて、チャートの話に戻ります。

他に着眼点としては、
・幼少時の状況
・愛人時代の王妃との相性
・侍従として仕える時に主活動が何担当か
などを調べればもう少し判別材料が浮上する気はしますが…
今日のところは時間かけるのここまで。

この先を確認している方も多くいらっしゃると思います。
それらの見解でどっちかアンサーも聞いてみたい気がします。
戴冠式からだいぶ話がそれました。
戴冠式、美しかったですね✨(まとめる)

ところでちょっと話はずれますが、星読む人がこんなに世の中に増えたのは、ありがたいことにこの数十年の文明の利器、コンピューターとアプリケーションのおかげであり、それなければ星の位置を正確に出すこと、時間追跡すること、横だけではなく縦の位置、赤道との関連性など、動きを想像すること全てが頭脳に対して重労働なので、先天頭脳労働エディション以外の人は読み慣れる前に脱落する方も多いのではないかと思いますが、昔は当然それらを全部人力でやっていたわけで。
こうしてサクサク歴史上の人でもなんでも、今の不特定多数一般が読めてしまう時代だからこそ、昔の歴史上では占星術解体が大変すぎて誰も特に語らなかったけれども、今見たらこの話って絶対これが原因だよね!?ということに気づいたりもします。
正直…以前、ほんのちょっとだけ歴代主要ポジチャート斬りしてたらあることに気づいてしまい、これ言わない方がいいやつだな…( ・∇・)信じることって大事✨と思ったので呑み込みました。
ここは日本ですから言ってもいいのですけど、今の時代変にいろんなことが筒抜けだから、失礼にならないためには配慮事項も増えますね✨
他人の宗教を尊重するの大事✨それがローカルな宗教でも。


日々、自分の商用発信だけ真面目にやって、寄り道学習をしないとどんどん気づまりになっていくので、たまにこういうイレギュラー解析はリフレッシュになりました。ありがとうございました。関連記事、読ませていただきますね。

#ヘンリー8世
#英国王室
#戴冠式


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