まば星日記_2024/04/02 易の本を開いた1

易のブームが周りに来始めたので、手元にキープしておいてた易の解説本を少し開いてみました。マンガ形式の本です。
いきなり読むと「ちょっとまて。そもそも何の話を言っているのかわからない。」となりやすい易の世界。中国の方が書いたものを日本人が翻訳したものですが、元々比較的軽めに要点だけ書いた漫画なので、たぶん占いの書としては相当内容はライトめ。
とはいえ、中華文化圏の人向けに書かれたものの翻訳なので、諸外国の文化圏の人に通じるような書き方ではなく、中国占術文化で使われる表現が出て当然の雰囲気で書いてあります。私は何のことかな?と思って、よくわからないからとりあえずGoogle先生に聞く回数が増えます。
私たち欧米文化圏にすっかり溶け込んだ現代日本人にはみたことも聞いたこともない新たな概念や哲学と相対し、少し感動して瞳をキラキラにします。笑 その繰り返しを今日はやっています。

東洋占の世界では当たり前に知られていることでも、西洋占星術の民は全く知らないこともよくあるので、昨日読んでいて楽しいと思った話をここにお伝えしますね。(注:東洋占術を嗜んだ方には今更話)

中国の方面に占い情報を辿ると、中国哲学の歴史と抱き合わせの天文の話なので、必ずといって「河図洛書(かとらくしょ)」「伏犠(ふっき)」「女媧(じょか)」のあたりに話に届くのですが、易経も辿ると話はその辺に触れます。
この3つが何を示すのかは、私が説明するにはまだ理解が浅いので難しいのですが、現時点での精一杯を簡単に語るなら。(ミスに気付いた方は正解を私にご案内頂ければ助かります)

河図洛書については、こんなに有名な言葉なのに、解読を易サイドからするとこんな話、別の話ではこんな話という曖昧さがあるようで。その曖昧さについてはWikipediaもスパンと「これが何のこと」と冒頭の2、3行で表現できないくらいだから調べたらかなり複雑そう。(河図洛書の言葉自体は黄河とその支流の名前から来る)どこまでも深く中国思想の話にどんどんつながっていきます。
とにかく「宗教」「占い」は、現代では分類された分野にもかかわらず、元々1つの哲学思想なので「○○教」と名のつくもの全てが独自宇宙論を展開する哲学流派と言ってもいい。特に、この易に関係する道教はモロにそれ
易自体が道教や儒教などとつながるものですが、たぶんこの辺は相当深くて探究したら、軽めでも数日で調べて終わらない難易度の高い話になりそうですね。

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