ベツァルエル

雑学ベースに関連キーワード辿ると時々小ネタを見つけるの面白い。

旧約聖書の契約の箱が、古代史ミステリーの話に割と頻繁に出てくるので、それを作ったとされる人物名「ベツァルエル」を軽く調べた。

どうやら当時の工芸職人だったらしい。そもそも当時の職種がわからないので工芸職人というものがあったんだということをそこで知るのですが、当時からものづくりと言えば定評のあるベツァルエルくんがいて、そのベツァルエルくんと同じくらい当時大人気だったオホリアブくんの力を借りてその事業は成し遂げられたとのこと。

契約の箱の存在は旧約聖書の中でも大変重要なポジション。でもあれ、工芸というより家具クラスの大きさじゃなかったっけ?

大きくない?

大きさを見てみよう。

日本のプロテスタント協会系の情報発信によると契約の箱のサイズは(1キュビトを約44cmとする場合)、箱の大きさが110cm×66cm×66cmだそうです。確かに家電を買った場合に見たことあるダンボールくらいの箱。

雑誌ムーの情報も出てきました。それによれば、長さ約1・3メートル、幅と深さが約79センチだそう。単位の基準が上のプロテスタント団体よりほんのりと大きくなっている。

サイズに若干のバリエーション。

古代史研究家さんたちの追跡によれば、それが実は充電池だとか日本の剣山に埋蔵されているとかで、世界史ミステリーのひとつとして大注目されていたりするのですが…それはまた別の話。

気になるのが、ベツァルエルくんを調べる中で混在してくる学校。
「ベツァルエル美術学院」というのがどうやらイスラエルにあるらしいのです。
すでに設立百年以上経過した国立美大だそうです。

確かに…逸話が逸話なので、現地で何かの学校についていてもおかしくはない。けどジャンルとして美術学校なの?と思った。
おそらくその逸話から「クリエイティブ」の代名詞みたいになっているのでしょう。

リンクを辿ったらなかなか興味深い。日本の大学とかなり企画をしている。

佐賀大学で有田焼テーマの企画
https://www.saga-u.ac.jp/koho/event/2023032429358

東京芸大の企画
https://global.geidai.ac.jp/reports/052/

ほーーー
私の知らないキャンパスライフですね。
文化のかおり、楽しそう。
国公立大だとこうした地域交換の企画が多く成立しやすいのかもですね。

こうしたGoogle検索で出てくる情報は意外と多くの「わざわざ語られないこと」が詰まっていると思っていて、その土地でその言葉がどのようなイメージで扱われているのか、一般のフィーリングを知るのに大変よい材料です。
少なくともマイナスのイメージがなくて神に選ばれし優秀な職人の印象があるから、学校の名前になったわけで。

学校のキャンパスフォトは、日本の美術館などとさほど雰囲気は変わらない感じ。歴史が古いからってその雰囲気を過度に踏襲しているわけではなく、結構近代的でした。

ところで契約の箱って、中身は何入ってるんでしたっけね。
マナの壺と、アロンの杖と、石板?
充電池だったらこの3つはどう組み合わせるんだろう…。伝説としてはものすごいハイパワーなんだけども…。

なんか世の中には不思議なものって沢山ありますね。

検索の寄り道もそれなりに面白いです。

ちなみに日本では剣山ではないかと言われた説がクローズアップされていますが、当然似たようなもしも話は他国にもあるし、他にも諸説あるのですが、今サクッと探していて出てきた話はこの辺でした。

エチオピア説
https://www.tbs.co.jp/heritage/2nd/feature/2011/201105_02.html

他候補の記載あり
http://olivenoha.blog.fc2.com/blog-entry-119.html

ここも個別に丹念に情報探したら興味深いかもしれないですね。
キリストの到達した土地は世界にいくつあるのか、なども含めて。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?