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M&Aインタビュー

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「経営者の会食、2次会でのぶっちゃけトーク」がコンセプトのM&A経験者インタビューです。 売り手・買い手・アドバイザーの素顔や本音がわかる、台本ほぼなしのリアルなトークをお届けし… もっと読む
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2019年5月の記事一覧

イグジットの価値と、その後の変化|M&A BANK Vol.175

売却して1年、認知が変わった島袋 福田さん、今回は番外編です。 福田さんは売却してからこの1年間、どういう変化がありました? 福田 変化ですか。 やっぱり視野が上がって僕自身が社長というプレイヤーから、社長を採用するような投資家というかオーナーというか、そういった立場になりました。 あとはやっぱり、優秀な人材を採用しやすくなりましたね。 アフィリエイトだとかWEBの制作会社って、有象無象、魑魅魍魎じゃないですか。そんなところにいい人材って来ないんですよ。 少額ながらも(M

一大プロジェクトが無謀じゃない理由|M&A BANK Vol.174

同時に進める10案件の中身島袋 20億円同時多発EXITプロジェクトを進められている、福田さんに来ていただいています。 前回もプロジェクトについていろいろ聞かせてもらいましたが、もう既に動いている案件はあるんですか? 福田 10社中6社動いています。 ダイエットのポータルサイト、メンズ美容のポータルサイト。 メンズ美容というのはメンズ脱毛やAGA(男性型脱毛症)治療、ED(勃起障害)みたいなコンプレックス解消メディアですね。 あとリフォーム会社のポータルサイト、塾のポータル

M&A後に仕掛けているプロジェクト|M&A BANK Vol.173

ご出演から1年…今は何を?島袋 今日はですね、連続起業家の福田拓哉さんに来ていただきました。 前に登場いただいてから一年くらいですかね。 今はなにをやっているんですか? 福田 基本的に連続的に起業はしているんですが、そのなかで僕が「20億円同時多発イグジット」と呼んでいるプロジェクトがあって、それに力を入れていますね。 島袋 「20億円同時多発」っていうのはどういうことなんですか? 福田 会社を10個連続的に立ち上げて、1社あたり20億円、かける10社で合計200億円の

検証・イグジットした人は高い時計を買ってる説|M&A BANK Vol.172

やっぱりそれだけのお金を手にしてる人は…島袋 冨岡くん、今回の番外編は、バイアウトされた経営者の方々のある共通点の検証です。 ズバリ、「バイアウトされた人は300万円以上の時計を買うんじゃないか説」。 300万円の時計って普通買えないじゃないですか。 冨岡 高い。 島袋 高いですよね、相当時計好きだったら別として。 一応これも前回の格言と一緒に、大変失礼ながら質問させていただいたんです。 もちろんスルーの方もたくさんいらっしゃいましたけど、返信いただいた方々をちょっとご

M&A経験者が振り返って考えるM&Aとは|M&A BANK Vol.171

改めて、M&Aとはなんなのか。島袋 今回は番外編です。 久しぶりに冨岡くんとの回ですが、私は薄々気づいてましたよ、全くやる気がないこの感じ。 冨岡 ありますよ!笑 島袋 そうですか。 実は僕、バイアウトされた方がM&Aを今はどう思っているのか気になって、M&A BANKにご出演いただいた皆様方に聞いたんです。 「M&Aに関して格言をお願いします」とお伝えしたら、さすがみなさんいい回答くださったので、ぜひこれを紹介したいと思います。 まずは初期のゲストから。島袋 一番最

投資家・小原氏が注目する領域|M&A BANK Vol.170

有望なのは「ITど真ん中」だけじゃない島袋 もう一つ、小原さんがこれから伸びるとお考えの領域があれば伺いたいです。 小原 そうですね、ITでアップデートする会社が伸びると思います。 すごく具体的な例で僕が面白いなと思っているのは、飲食店の在庫を発注するツールです。 飲食店は今、人材採用が難しいので長時間労働じゃないですか。なのに、小売りへの発注が手作業だったり、FAXや電話じゃないと対応してくれなかったりして、ITが全く浸透してないんですね。すごく忙しい業界にも関わらずい

21社へ投資する小原氏の起業家チェックポイント|M&A BANK Vol.169

投資の状況は?島袋 今回も、「凡人起業」の著者である小原さんに来て頂いています。 M&Aをするとお金が入るわけで、次はそのお金を使いますよね。 投資家と書かれているので、いろんなところに投資されていると思いますが、それらの会社さんはどんな感じなんでしょうか。 けっこう赤字が出てたりするんじゃないのかなと思うんですが… 小原 そうですね、ほとんどの会社が赤字ですね。 島袋 基本そうですよね。 最初の方で、社長を支援したいというお話がありましたが、具体的に1社あたり金額的に

売却の2つのパターン|M&A BANK Vol.168

エージェントを使わなかった正直な理由島袋 その後いろんな会社さんにアプローチされたと思うんですが、それはエージェントを通されたんですか? 小原 実はですね、エージェントを全く通していないんですよ。 島袋 ご自分で直接。 小原 そうなんですよ。 M&ABANKさんのビジネスにどう影響があるかわからないですが、率直なところをお話ししますね。 エージェントを使うべきパターン小原 まず、バイアウトにはパターンが2つあると思っています。 1つは、しっかりと売上利益があって、EB

M&Aを即決させたできごと|M&A BANK Vol.167

攻めた場所で起きた変化島袋 引き続き、「凡人起業」の著者、小原さんにお越しいただいています。 前回は凡人起業のメソッドについてご説明いただきました。 今回は小原さんが経験されたM&Aについて、特に「なぜ売ることになったのか」というところから伺いたいと思います。 前回「うまくいかなくなったから」とおっしゃっていましたが、どうしてうまくいかなくなったんでしょう。 小原 実はですね、Appleからそのクーポンを配布してはいけないと言われたんです。 ゲーム会社さんからしてみると

「失敗しない事業」を創る、凡人起業メソッド|M&A BANK Vol.166

15年越しで起業した会社を売却した理由島袋 「自分がしてきた事を見直せば武器は見つかる。」…なるほどなあ~ 今回も「凡人起業」の著者、小原聖誉さんに来ていただいております。 今回は、小原さんが経験されたM&Aについて。 (起業まで)15年寝かせた、大事なウィスキーみたいな会社を3年半であげちゃったわけですが、なぜM&Aをしようと思ったんですか? 小原 根本的な理由は、上手くいかなくなったからです。 島袋 ほうほう。 上手くいかなかったポイントを、もっと詳しく教えていただ