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M&Aインタビュー

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「経営者の会食、2次会でのぶっちゃけトーク」がコンセプトのM&A経験者インタビューです。 売り手・買い手・アドバイザーの素顔や本音がわかる、台本ほぼなしのリアルなトークをお届けし… もっと読む
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#起業

2021年は独立準備の年!会社員の”M&A起業”特集|Vol.389-393

大手企業でもリストラが増加すると言われる中、会社員はどう生き残ればいいのか?独立・起業を志す方を応援するため、おすすめのステップを考えてみました。 ▶動画の一気見はこちらから◀ ■冨岡 大悟 M&A BANK株式会社 代表取締役/公認会計士 KPMG/あずさ監査法人のIPO部、フロンティア・マネジメント株式会社でのM&Aアドバイザー業務を経て、オーストラリアに駐在。日系企業の海外進出支援、事業開発業務等に携わる。帰国後にTOMIOKA C.P.A OFFICEを開設。Id

副業から始まった事業でM&A、さらにIPOへ【NSアセットマネジメント・藤山代表】|Vol.319-320

なんと今回のゲストは、2年前のサミットに一般参加者として出席いただいていた、NSアセットマネジメント社の藤山代表。 YouTubeを参考にEXIT戦略を立てられ、最終譲渡契約を締結した際にM&A BANKに連絡をくださったご縁でインタビューが実現しました。 ▶藤山さんの出演動画 一気見はこちら◀ ■藤山 大二郎 氏 株式会社 NSアセットマネジメント 代表取締役 大学卒業後人材系企業に就職。その後、楽天、DeNAにてEC事業、webマーケ、新規事業開発などに従事。DeNA

吉岡専務、「Web・IT特化のM&A仲介」として再登場!|M&A BANK Vol.245

出身地は覚えてなかったけど、アミーゴの大ファン島袋 今回は久々のスポンサー枠! ウィルゲートの吉岡専務に来ていただいています。よろしくお願いします! 吉岡さんはM&A BANK2回目のご出演です。 吉岡 その節はありがとうございます。鈴木亜美クイズ(https://ma-bank.jp/interview/077/)もありがとうございます。 島袋 間違ってましたよね。 吉岡 アミーゴの出身地を間違えちゃいました。ファンとしてあるまじき行いだと思ってます。 島袋 吉岡

M&Aのテクニカルな落とし穴シリーズ|M&A BANK Vol.208

落とし穴①最終合意で…島袋 最近バイアウトした人たちから話を聞いていて、やっぱりM&Aって怖いなと思ったんですよね。 何が怖いか、ちょっと今日はテクニカル編、玄人な感じでお話ししていきたいと思います。 まずは最終合意について、ここで気をつけるべきことってけっこうあると思うんです。 冨岡 1番最後、譲渡するときの契約書ですね。 島袋 基本合意をしてデューデリをして、最終合意の契約書が来て、弁護士さんと確認して「これでOK」となったら合意しますよね。 「ではこれでいきましょ

連続起業家が生まれたきっかけ|M&A BANK Vol.185

このイグジットを考えたのはあの人だった島袋 ファンドはそのスキームで売却するために作ったんですか? 恵島さんの中でファンドを作ってそうやろうと思いついたのか、どこかのファンドからそういう提案をもらったんですか? 恵島 それも、前回お話ししたLBOローンを組んでくれたコンサルの方が提案してくれたんです。その方がそのままGPに入って。 島袋 なるほど!深いっすね。 恵島 僕にはどういうイグジットの仕方がいいか、この会社の未来をどう考えているのか、本当に自分の全財産をもう一回

投資家・小原氏が注目する領域|M&A BANK Vol.170

有望なのは「ITど真ん中」だけじゃない島袋 もう一つ、小原さんがこれから伸びるとお考えの領域があれば伺いたいです。 小原 そうですね、ITでアップデートする会社が伸びると思います。 すごく具体的な例で僕が面白いなと思っているのは、飲食店の在庫を発注するツールです。 飲食店は今、人材採用が難しいので長時間労働じゃないですか。なのに、小売りへの発注が手作業だったり、FAXや電話じゃないと対応してくれなかったりして、ITが全く浸透してないんですね。すごく忙しい業界にも関わらずい

売却の2つのパターン|M&A BANK Vol.168

エージェントを使わなかった正直な理由島袋 その後いろんな会社さんにアプローチされたと思うんですが、それはエージェントを通されたんですか? 小原 実はですね、エージェントを全く通していないんですよ。 島袋 ご自分で直接。 小原 そうなんですよ。 M&ABANKさんのビジネスにどう影響があるかわからないですが、率直なところをお話ししますね。 エージェントを使うべきパターン小原 まず、バイアウトにはパターンが2つあると思っています。 1つは、しっかりと売上利益があって、EB

M&Aを即決させたできごと|M&A BANK Vol.167

攻めた場所で起きた変化島袋 引き続き、「凡人起業」の著者、小原さんにお越しいただいています。 前回は凡人起業のメソッドについてご説明いただきました。 今回は小原さんが経験されたM&Aについて、特に「なぜ売ることになったのか」というところから伺いたいと思います。 前回「うまくいかなくなったから」とおっしゃっていましたが、どうしてうまくいかなくなったんでしょう。 小原 実はですね、Appleからそのクーポンを配布してはいけないと言われたんです。 ゲーム会社さんからしてみると

「失敗しない事業」を創る、凡人起業メソッド|M&A BANK Vol.166

15年越しで起業した会社を売却した理由島袋 「自分がしてきた事を見直せば武器は見つかる。」…なるほどなあ~ 今回も「凡人起業」の著者、小原聖誉さんに来ていただいております。 今回は、小原さんが経験されたM&Aについて。 (起業まで)15年寝かせた、大事なウィスキーみたいな会社を3年半であげちゃったわけですが、なぜM&Aをしようと思ったんですか? 小原 根本的な理由は、上手くいかなくなったからです。 島袋 ほうほう。 上手くいかなかったポイントを、もっと詳しく教えていただ

起業前の自分へ伝えたいこと|M&A BANK Vol.165

起業する勇気がない人へのエール島袋 では次はこちらの著作について、どういった内容が書かれているのか簡単にご説明いただけますか? 小原 もちろんです。この本は、一言で言うと昔の僕に宛てて書いた本なんです。 「起業する前の僕が読みたかった本」をコンセプトに書きました。 先ほど申し上げましたが、私は起業するまでに15年かかったんです。「えいやー」みたいのができない。 その代わりに今与えられているチャンスのなかでコツコツ積み上げていく、ということを社会人として非常に意識しました。

「凡人起業」の著者登場|M&A BANK Vol.164

話題のこの方が登場島袋 本日は、書籍「凡人起業」の著者でもあります、株式会社 StartPointの代表取締役、小原聖誉さんにお越しいただきました。よろしくお願いします! 小原 よろしくお願いします。 島袋 実は小原さん、収録の直前に「僕はめちゃめちゃ凡人です!頭悪いですよ」とおっしゃっていました。実際はそうではないと思うんですけどね。 あの、僕も結構悪いです。(笑) 小原 あ、もう、すごくリラックスできました。(笑) 島袋 そんな我々でもバイアウトできたということで

入札(オークション)方式とは?|M&A BANK Vol.157

買い手の決め方、実は2種類あります島袋 今日もブルームキャピタルの宮崎さんに来ていただいております。 オークションという言葉が宮崎さんの本にも出てきますが、これってどういうものなんでしょうか。 宮崎 オークションは入札のことですよね。 M&Aの売却プロセスは、相対方式と入札方式の二つに分かれます。 実は本を書き始めた理由がここにあるんですよね。売却プロセスの違いとかそのコツ、ノウハウを書いてある本が世の中になかったので、そういうことを書いたんです。たぶんこの本が初めてだと思

ベンダーローンとは?ややこしいけど一石三鳥|M&A BANK Vol.156

さらにこんなややこしいスキームも島袋 LBOは起業家(売り手)サイドにとってもメリットがあると思うんですよね。 たとえば他からは5億円と言われていたものをファンドに10億円で買っていただいて、そのうちの5億円を貸付けするんですよね。 宮崎 それはベンダーローンという特殊なスキームですね。 これも詳しくは私の買いた本にも解説してありますが、まず最初のステップは先ほどと同様に、買収する側がそのための専門会社(SPC)を作り、SPCを経由して、たとえば10億の案件ならまず5億円を

LBOとは?ファンドが用いるスキーム解説|M&A BANK Vol.155

売り手も買い手も得をする?LBOとは島袋 今回もM&Aのプロ、ブルームキャピタル宮崎さんに来ていただいております。 みなさん、LBOという特殊な買い方について知っていますか? LBOは知っておいたほうがいいですよね。 宮崎 そうですね。 そこそこキャッシュフローが出ている会社を売却する場合、買い手がLBOというスキームを使うことで本来出せなかった価格が出る可能性もあるので、売り手も知っておくべきだと思います。 LBOを簡単に説明しますと、まず買い手が買収するためだけの子