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海岸を散歩しているとちょうどサーファーが海に入っていくところに遭遇した。珍しいと思って見ていると、彼は海の上に立ってしまった。まるで海が凍ってでもいるかのように海上を平然と歩いている。そしてサーフボードを海の上に置くとそれに乗って滑っていった。沖の方へと向かう彼の姿が見えなくなるまで、わたしは呆然と眺めることしかできなかった。

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