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皮ごとパクリ マカピーな日々#0254

マカピーです。

いろいろな果物を皮ごと食べるのが好きです。

かつてアフリカのザンビアの病院にある研究室で勤務していたのですが、そこの渡り廊下でオレンジを食べている人に出会いました。

よく見るとナイフで切り分けるわけでもなくオレンジを皮ごとかぶりついたのです。しかも皮をそのまま食べるではないですか!

その後の事です、すでにアフリカナイズされておられるのか、仕事でご一緒した北大の某教授は道ばたで買った落花生を殻をとると生のままポリポリ食べて「マカピーさん、これおいしいですよ」と差し出すのでした。

「え? 先生これってまだナマですよね」

「何か問題でも?」

「いえ、今まで食べたことなかったもので・・・・、じゃあ試しに・・・・。 う、うまい。先生これ美味しいですね!」

「そうでしょう。僕も日本では生で食べなかったけど、こちらに来てみんなが食べているので食べてみたらえぐみや渋味がほとんど感じられないので、それ以来、生で食べるようになったんです」


ある日、仕事場のスタッフ(男性)はマカピーの前で、いきなりマンゴーを皮ごと食べ始めたので驚きました。皮をむかないなんて野蛮な奴だなあと思ったのですが、そうではありませんでした。

その方が美味しんです。

マカピーはマレイシアで、マンゴの皮でかぶれてしまい顔が腫れあがった友人を見ているので皮をむいて食べるようにしていたのですが、、、、自分も食べてみると「!!!」実にうまいのですよ。

ややや、今までの概念は何だったのか?

三男のガールフレンドが米国から来て我が家に泊まっていったのですが、朝にいつもの通りマカピーが朝食用の果物を準備していました。

リンゴの皮を包丁で上手にクルクルと剥いていると、彼女がそれを覗き込んで「アメイジング!」とマカピーの包丁さばきを褒めてくれました。

その後に彼女が「このリンゴの皮いただいてもいいですか?」と尋ねるので「もちろん!」と見事な一連のリンゴの皮のヒモをめでるのかと思ったら、そのひも状のリンゴの皮を端からパクパク食べ始めたのでした。

「えっ?」

「私、リンゴの実より皮の方が好きなの!」

「なるほど、そうだったのか」

ちなみに彼女は米国大学院で化学を専攻し新化合物開発に携わるリケジョなのだと三男。

マカピーも果物の皮に残留する防カビ剤などが気になるのですが、ミカンなどはそのままヘタの部分を除いてそのまま食べてしまします。

案外いけるのが、キウイの皮です。見た目はケバケバしていますが食べるとのどに引っかかることも無く美味しく食べられます。

一方ナシは洋ナシも赤ナシ、水梨どれも渋みがあり今一つですね。

もちろんそんなマカピーでもバナナの皮や栗のイガを食べるわけではありません。ドリアンの固い皮も無理ですしジャックフルーツも遠慮しておきます。

マカピーは自家製の「ごぼう茶」を作って毎日飲んでいます。

そのごぼうをピーラーで剝く際にはなるべくごぼうの皮をゴシゴシと洗い流さないように気をつけます。

果物の皮と同じように根菜類の皮にもうまみが沢山あるのです。

ちょっと固かったりしますが、味わい深いものがあります。

イエメンで暮らしていたころ、地元のニンジンを食べていたのですがそれをジュースにすると甘くとてもフルーティーだったのです。子供たちも大好きでした。

そこから日本に来て、彼らの祖父母のところでニンジンを見た長男が喜んでそのスティックを口にした後「バーバ、このニンジンは違う!」と言ったのです。

「そんなことないわよ。美味しいニンジンでしょう?」

「味がしない。イエメンのニンジンはもっと美味しかった」

「そうなの?」

イエメンのニンジンは見たくれは劣りますが、大地の味が浸み込んだニンジンが美味しかったのでしょう。

マカピーでした。

最後までマカピー的史観をお読みいただき感謝します。

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