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妄想考察2 デルカダールからドラクエ11を考える

主人公が最初に辿りつく作中最大の国土を誇る王国。身分制度があり、下層民、平地に住む平民、高台に住む貴族、そして城に住む王族である。
他国にも平民と貴族はわかれているが、住む場所を完全に分けているのはここだけである。
さらに、最下層には平民も自由に往来できない。

下層民の暮らし
貴族の館

デルカダールは城壁が二重構造になっており、その城壁と城壁の間に下層民は住んでいる。
彼らはデルカダールの民なのだろうか?彼らがそこにいる理由、そして追い出さない理由は何が考えられるだろうか。

ロトゼタシアには王族、貴族というか富裕層、平民、貧民はいるが、奴隷は存在しない。多くの奴隷が生まれる理由は戦争や侵略であるから、それが無いという事である。そして農奴もいない。そもそも畑仕事をしている人間がいない。
しかし、デルカダールの成り立ちは2人の兄弟が治水した事に始まる。治水する、それは農業を始めるという事である。

デルカダールの歴史
大陸の高地に位置する デルカダールは
土地が やせていて 雨の量も少ないため
作物が育たない 不毛の大地と呼ばれていた。
だが ある時 他国を追われ この地に来た
デルカンとダールという名の兄弟が
荒れた土地の 開拓を始めた。
人々は その無謀な挑戦を笑ったが
兄弟が努力を続け 治水をおこなった結果
不毛の大地は 実り豊かな土地へと 姿を変えた。
やがて 兄弟は 人々によって
王として奉じられ ひとつの国を造ったという。
これが 今のデルカダール王国の始まりである。

しかし今は農耕をしている描写が一切無い。畜産もしていない。
となると、全て他国から輸入しているのだろうか。これは作中描写されていないと考えるのが普通だろう。この世界での性産業がぱふぱふしかないように、睡眠とわずかな食事シーン以外、排泄や性行為は見えないものであり描写されないとして良いだろう。なので第一産業は滞りなく行われてると考えて良いだろう。

デルカダールはユグノア、バンデルフォンが滅びた作中の状態では圧倒的軍事力を誇る。
そして物語開始時は国王はウルノーガであり、ユグノアを滅ぼした際にデルカダール王になり代わり、16年間にわたり国を運営した。
格差はあるが、デルカダール王に不満があるような描写もない。
プワチャット、バンデルフォン、ユグノアは再起不能なまでの破壊活動を行ったのに対して、16年間むしろ完璧に国政を行ったと言って良いだろう。

バレないようにロウとマルティナは遠ざけていたのだろう。
妻の命日に祈ることもしなかたようだ。

良い統治をしていた16年間、ウルノーガは何を考えていたのだろうか?
またはデルカダールを強い国にすることも目的だったのだろうか。

ウルノーガはウラノスの悪しき心をニズゼルファに利用され、いい心は預言者になっている。
悪しき心を利用されたウラノスは、同じく悪しき心(嫉妬)を持ったホメロスを利用した。
ホメロスが嫉妬したのはグレイグであるのは作中で語られている。
これはそのままウラノスがローシュに対し嫉妬したということを暗示しているのではないだろうか。

歴史は繰り返すとして、作中で起こったことは過去にも同じような事が起こっていると仮定できないだろうか。

  1. グレイグとホメロスの関係

  2. アーウィンとエレノアの結婚

  3. キナイとロミアの話

今、思いつくところだと、上記3点である。
グレイグとホメロスの関係は前述した通りで、
アーウィンとエレノアの結婚は「ローシュ」がユグノアの姫と結婚したということであり、キナイとロミアは許嫁か(妻)がいたのに、セニカと恋仲になったという暗示ではないだろうか。
そして、ウラノスの嫉妬の原因の一つなのかもしれない。

ウラノスは世界を裏切ったけど、ローシュがウラノスとユグノアの姫を裏切ったのかもしれない。

ウラノスはギリシャ神話ではゼウスの祖父であり、世界最初の支配者とされている。「天」そのものの神格化であり、大地の女神ガイアの息子であると同時に夫でもあり、クロノスの親であり、切り取られた男根が海に捨てられ愛の女神アフロディーテが生まれた。
正直、これはほとんど関係ないと思う。
しかし、このキャラクターにウラノスと名付ける意図は何かがあったのではないだろうか。
それはこれから考察するにあたり答えにつながればと思っている。


あとさらに妄想だが、ウラノスとデルカダール王は似ていないだろうか?

似てると言えば似てるけど、モブには同じ体型同じ顔がいるので似ているとかは意味をなさないとも言える。アーウィンと主人公は似てないし

仮説だがローシュがユグノアの王族として、ウラノスはデルカダールの王族の系譜ではないだろうかと考えた。
ある国を追われた2人の兄弟とはもしかするとウラノスの兄弟でだったのでは。

ウルノーガは兄弟の興した国だったので、良き統治を行った。
そう考えると納得がいくし、面白いと思う。

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