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世界金融の脆弱性

現在の状況は、2008年の金融危機直前の状況と似ていますが、当時よりも深刻です。


BIS国際決済銀行は、四半期毎のヘルスチェックを行いました。
その結果、現在の世界経済は、リーマンショック直前の状況と類似していることが確認されました。



金融市場が過熱しすぎており、消費者債務が持続不可能なレベルまで増加している。このような危険な兆候を、投資家は無視している。

中央銀行関係者はこのように警告しています。

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2008年のリーマンショック直前に似ているという現在の世界経済を、簡単に説明します。

中央銀行は、信用を利用する機会を制限しています。
それにもかかわらず、投資家たちはハイリターンを求めて、危険資産に投資するために大金を借り入れています。



米FRBとイングランド銀行は、利上げを行うことで危険な行為をやめさせようとしましたが、失敗しました。
その結果、不安定な金融バブルが膨らみ続けています。




BISの金融経済部門のトップ、クラウディオ・ボリオ氏は、このように警告しています。

「長期間の超低金利政策により、世界中に広まった脆弱性は、今も改善されていない。
また、自国通貨建債務及び外貨建債務は、高いレベルを維持している。
そして泡だらけの評価?が続いている。」



OECDの審査委員会会長でありBISの元チーフエコノミスト、ウィリアム・ホワイト氏は、以下のように警告しています。


「世界中に巨大債務不履行の波が押し寄せるだろう。
今の状況は2007年よりも深刻である。

また、世界金融システムが非常に不安定な状態となっており、世界は大量破産に直面する。
経済悪化に対するマクロ経済の政策は、全て使い古しである。

リーマンショック後には、新興市場が回復の鍵となったが、今は新興市場も問題の一端である。」


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金融崩壊・第2次世界大恐慌を起こそうとする金融エリート達がいます。

彼等も計画通りにならず焦りもあるようですが、金融にかかわるところは、彼等の狙い通りになるでしょう。


理由は、彼等の他に誰も止められないからです。
彼等の様々な偽旗作戦は頓挫しても、金融は何もしないなら崩壊は起こります。



いくらDSの中枢が壊滅状態であるとはいえ、彼らは馬鹿にできないエリートですから、あの手この手で起死回生を測ろうとするのは当然です。



全てに決着が着くまでは安心はできません。
足元を掬われる可能性を考えなければなりません。

どこかの誰かが知らないところで頑張ってくれているから、自分たちは何もしなくていい。。その他人任せの心構えが、DSをここまで肥大化させたのです。

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