4/1000 コルトレーン コルトレーン@佐賀県鳥栖市190714
佐賀から博多への帰り、絶対行きたいお店、今行っておかないと後悔するお店。
鳥栖駅に着いたのは、21時近く。佐賀の珈茗爾(かなじ)さんで盛り上がってしまったから。駅を降りて線路沿いを歩いていきます。真っ暗。線路の向こうに、サガン鳥栖のホームスタジアムが見えます。
↑鳥栖スタジアム
5分もあるかないうちに、ぼんやり照らし出されてきます。
そう、あのモダンジャズのサックスプレーヤー
ジョンコルトレーンの名を冠したJAZZ喫茶
コルトレーン コルトレーン
何年ぶりだろう。福岡に単身赴任したての頃だから5年にはなるかな。
お店に入ると膨大なJAZZの歴史たちが迎えてくれる。これこれ、この空気感。すでにたまらない。
モンクのピアノがお出迎え
丁寧にドリップしてくれたコーヒー。落ち着く。
心地よい時間が過ぎて行きます。
マスターと常連さんが、いつもの如く話しをしている会話さえJAZZのセッションのように聞こえてくるから不思議です。
「ここに来るのは5年振りなんです。」
私もそのセッションに入ってみた。
どうしてもここに来たくて。博多に帰るまでに少しの時間だけですけど寄ったこと、LPの数を見るといつも嬉しくなることを告げると
今、断捨離してて、LP900枚手放したところだという。チャーリーパーカー以前のスイングの名盤たちを手放したそうです。
「貴重なアルバムもあったけど、やっぱり好きなものだけは手元に置きたいしね」
あー本当に、モダンジャズが好きなんだなぁ。77歳(私の父と同い年)のマスターは笑いながら、少し寂しげな表情で語りかけてくれました。
九州はかつてジャズの盛んな地であった。そいいう地でも、ジャズが聞ける場が減っている。仮に、引き続いでも、最近はオーディオの方が中心になる事が多いと言う。
↑マスター 弟さんはハードボイルド作家の原尞さん
↓お店には原尞さんの作品も
「本当にジャズが好きな人についでもらえたら」
3500枚はゆうにあるLPを寄付しようか、どうしようか考えているそうです。
マスターのジャズに対する想いに惹かれて、ジャズファンが集まる。というより、マスターのファンが集まっている。こう言うお店が続いて行くためにもファンベースの考えが必要だと強く思いました。
ちょうど帰り際に、LPを変えてくれました。マイルスのSO WHAT 。ジャズが好きになったきっかけの曲。
何か役にたてることないか、考えてみたいです。
Coltrane Coltrane
コルトレーン・コルトレーン
佐賀県鳥栖市東町3-912-1
TEL : 0942-82-4486
営業時間 : 14:00-24:00
定休日 : 月曜、年末年始
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