見出し画像

初級者さんと対局するとき

 先日、「将棋の森のファンナイト」に行ってきました。藤井君と菅井さんの好カードがあるにも関わらず、その話題は一切なくボードゲームに没頭しているという、いかにも「将棋の森」らしいひとときでした(笑)。
 そんな中、いつもの通り「飲み将」として参加したのですが、「初級者さんと指す機会があったんだけど、ボコボコにしてしまったんですよね。将棋を嫌いにならなければよいけど・・・」という話を聞きました。そこで、級位者さんが初級者さんと対局するときのポイントを考えてみました。

1.負けても良いと思う。
 はじめの数手を見て、「この方は初級者さんかな?」と思ったら、負けても良いと思いましょう。「この負けは、初級者さんに将棋をもっと好きになってもらうためだ」と思えば、負けても悔しくないですよね?(ちょっと悔しいかな。そうは言っても。(笑)
2.「待ったあり」で指す。
 初級者さんは、明らかな悪手を指します(タダで取られるところに駒を打ったり、駒が取られることに気づいていなかったり)。そういう時は、「取られてしまいますよ。取られないようにするにはどうしたらよいですかね。」と声をかけながら盤面を戻しましょう。
3.初級者さんが攻めてこなかったら、こちらから攻める。
 初級者さんにとって、序盤は難しすぎてわからない(何をして良いのかわからない)と思います。一方、中盤は序盤と比べると、何をしなければならないか考えやすいです。というわけで、序盤を短くするために早く中盤にした方が良いと思います。初級者さんから攻めてこなかったら、こちらから攻めて中盤にしましょう。
4.中盤で勝勢になる一手を見つけた時は、別の手を指す。
 これは難易度が高いのですが、中盤で勝勢になる一手を見つけた時は、その手ではなく互角になる手を指しましょう。初級者さんにとって、自分から一度も攻めることなく負けることほど、つまらない将棋はないと思います(将棋をやめてしまうかもしれません)。私の場合、勝勢になる一手を見つけた時はその手を指さず、駒を交換して互角になる手を指すようにしています。駒を交換すると初級者さんの持ち駒が増えるので、初級者さんが攻める手を考えやすくなると思うからです。

 上記のようなことを考えながら、ファンナイトで指した棋譜を載せました。ぜひご覧ください。
 四間飛車党(?)さんとの対局(将棋の森 ファンナイト 19年5月)

ついしん
 ファンナイトでCOBINのオーナーさんとお話ししました。私のような「飲む将」にとって夢のようば場所を作ってもらって感謝感激です。みなさんもぜひCOBINで将棋を楽しみましょう!

 将棋カフェCOBIN

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?