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指導対局を受けてみた(小山怜央四段)

久しぶりの指導対局

 雨が降りそうで降らなそうな5月の日曜日、ことえさん企画の「小山怜央四段 昇段記念 指導対局イベント」に参加するために、COBINに行きました。


失礼なお願い

 この日は小山先生に失礼なお願いをしようと思っていました。それは、手合いを駒落ちではなく平手でというものでした。以前、井出先生に平手で指導対局をお願いして大変勉強になったからです。

 指導対局を平手でお願いすることは、プロ棋士の先生と平手で良い勝負になるくらい棋力に自信があるという意味になり、大変失礼なことだと思います。
 私も昔は指導対局を駒落ちで受けていました。駒落ちの定跡を勉強して棋力向上につながったと思います。一方、将棋仲間と将棋を指す時は平手ばかりです。いつも指している平手の将棋をプロ棋士の先生に教えて頂けたら、とても勉強になると思っています。


さらに失礼なお願いを!

 小山先生には、さらに失礼なお願いをしました。それは、平手の手合いで一手違いで負かしてほしいというものでした。
 こんな度重なる失礼なお願いに対し、小山先生は笑顔で快諾してくれました。ほんと、感謝しかありません!

 指導対局は私が先手で、▲7六歩△8四歩▲5六歩からゴキゲン中飛車に組みました。COBINに行く電車の中で棋書を読み返したことが奏功し、序盤は定跡通りに指すことができました。

勉強した定跡通りに序盤は指せました!

 そして最終盤。△4二金と受けられた局面。この局面で王手が続かないと判断し諦めてしまいました。
 しかし、感想戦では、ここからまだまだ王手が続くことを教えて頂きました。小山先生曰く「ここから▲4二同竜△同玉に▲5一銀と打てば、まだまだ危ないですよ」とのこと。将棋って本当に奥が深いですね。諦めて読みを打ち切ってはいけないことを痛感しました。

諦めたらそこで試合終了だよ

 さらに感想戦では、中盤の局面を教えて頂きました。私は形で受けてしまったのですが、形を気にせずしっかり読んで指した方が良いとのことでした。
 このような中盤の局面は、将棋仲間と指す将棋でも出てきそうです。こういう局面の考え方をプロ棋士の先生に教えて頂けたことはとても貴重な経験になりました。

形で指してはいけません


局後の雑談

 指導対局後、小山先生と一緒に写真を撮って頂きました。その際、今回の失礼なお願いを改めてお詫びしたところ、「全然問題ないですよ。指導対局を受ける方の希望であれば、どんなお願いでも失礼にならないと思います。」と言っていただけました。ほんと感動しかありません!


指導対局を受けましょう!

 プロ棋士の先生の指導対局を受けることはハードルが高いと感じる方がいるかもしれません。しかし、棋力に自信がない人の指導対局を嫌がる先生はいないと思います(逆にうれしいかもしれません)。来月、ことえさん企画の指導対局会が開催されるようです。ぜひ、勇気を持って申し込んでみてはいかがでしょうか(平手でお願いしてもよいかも 笑)。


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#ことえ
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