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よくいる美大生→デザイナーが、デザイナーになるために何を意識してたか

こんにちは。まちえり(@macheri_me)です。イラスト図解、今回はおやすみ。
かわりにタイトルとのギャップがすごい私渾身の力作、激ヤバデッサンをヘッダーに設定していました。詳しくは後述のカミングアウトご覧ください。


これは、とある美大卒デザイナーが学生時代に感じてたことについてのお話です

トミナガハルキさんの記事、
素人の大学生が新卒でグラフィックデザイナーになるまでにやったこと
を読んで、逆に美大卒→デザイナーになるというよくある道を歩んだけど、デザイナーになるために大学時代何をしてたかについて、大学時代の体験談を書いてみようと思います。
就活編として「新卒/中途採用で行きたい会社のデザイナーになるために何に気をつけたか」当時のポートフォリオを元に書こうと思いましたが、ボリュームが長くなりそうなのでまた後々…。

「デザイナーになるには美大に行くべきか?」「非美大卒デザイナーだけど美大に行った方がよかったのか?」と悩んでいる人がいたら、上記の記事と合わせて参考の一部になっていただければと思います。

※この記事は自身の体験談と考えです。一般的な美大の現状ではなく、これらの領域を否定するものではございません。また、学部の専門分野、カリキュラム、時期によっても変わるかと思います。


結論、美大が自分を必ずデザイナーにしてくれる訳ではない。その環境を「自らどう活かすか」が大事

美大卒デザイナーであることが知られると「すごい!デッサンも上手いんですね!」と言われること多いですが、たいてい目が泳いでます。ごめんなさい、隠してたことカミングアウトします。


●極端な話、美術の成績が学年最下位でも美大に入れる

[なにこの作品。気持ち悪い…(集合体恐怖症)]

美大受験といえばデッサンや平面構成と行った実技試験、受験期は美術予備校に通うイメージがあるかと思います。

私は実技試験を受けずに都内の美大デザイン科に合格しました。

正しくは、ダメもとでデッサンと平面構成の実技試験がある科と、実技試験がなくてもいい学科試験選択ができる科を受験。受かったのはもちろん後者。
落ちた科の実技試験を成績開示したら30/200点ぐらい。ひどすぎワロタ。

「基礎は全く分からんがとにかく絵が好き」の執念だけで美大入りましたが、大学内はデッサンや平面構成をしっかり特訓してきた優秀な学生がほとんどです。
学内いたるところ素晴らしいセンスで溢れており、自分の基礎構成の出来なさがコンプレックスになったことがあります。うん、結構病んだわ。

それでも、30/200点の赤点センスから最終的に卒業する頃にはちゃんと新卒でデザイナーとしてストレート採用してもらえるほどのデザインスキルを身につけることができました。

それはなぜでしょう?デザインが学べるカリキュラムがいいからでしょうか?


●美大進学のメリットは学べる内容よりも、デザインに触れる機会と人脈が常にあることだと思う

[課題は楽しいが実践的かでいうとビジネスとして成り立たないし、デザイナーを求めている企業が欲しいデザインばかりではない]

「デザインスキル向上のためカリキュラムが最高だから」デザイナーになれたか?で言うと答えはNOです。
確かに大学1年からバリバリAdobe等のデザインツールを授業で使っていましたが、その使い方に関しては基本的に自主習得です。
講義も楽しい制作課題ばかりですが、今のデザイン業務に活きる制作スキルではないです。
また、制作課題作品のみでデザイナー職の内定がもらえるかでいうとそれはないです。ちなみに私のデザイナー就活のポートフォリオは100%個人的にやってきた自主制作でした。

その経験から、美大進学のメリットを一言で表すと私は授業の質よりも「デザインに関わる人脈と機会が多い」ことだと思ってます。


●美大で得られる機会の例
前述の「学内いたるところ素晴らしいセンスで溢れており」の通り、学生生活の中でいつも美術の情報(デザインコンペ情報、美術展情報、採用情報)に触れられます。
特に採用情報は、デザイナー職に特化した情報やデザイナー限定の採用説明会、学内特別選考枠などダイレクトにやってきます。
就職に力入れている科は大手企業と学生のコラボ企画などの課外カリキュラムといった実践的なものもあります。

●美大で得られる人脈の例
デザイナーの卒業生が多く、OB/OG訪問によってデザイナーの働き方を教えてもらえます。
デザイナーなら誰もが憧れる有名企業に行った先輩のポートフォリオが見れたり、歴代卒業生のデザイナー職就活体験記が読めたりと一般大にはないデザイン領域特化のロールモデルがたくさんいます。
また、写真映像・web・グラフィックなど専門分野が人それぞれなので、制作で自分ができない分野に直面した時、仲間と協力して作品を作ることができます。卒業後も同様、貴重な人脈たちです。

このように、学べることがどうのこうのよりも、日頃からデザインに関する機会や人物に触れて刺激をうけ、ボロボロにもみくちゃにされることで、デザインスキルが磨かれていきます。

学内の制作課題を最高のクオリティで仕上げるタイプもいますが、私はこの機会と人脈をもって学外の制作活動に力を入れていました。

逆を言うとこんなに素晴らしいチャンスがあるのに何もしないと、デザイン系の就職を考えた頃に自分のキャンバスがいつまでも真っ白であることに焦ります。

美大生がデザイナーになるには、美大側から提供されるのを待つだけではない。いかにその素晴らしい環境を活かして、自分のものにできるかが大事だと思います。


【まとめ】美大は、デザイナーになるためのスタート地点でもゴール地点でもない。

ある1人の美大卒→デザイナー就職体験談を元に、美大のメリットは「学びよりもそこにあるデザインの機会と人脈」であることと、それをもって自ら行動すべきことについてご紹介いたしました。

美大に入れたことがデザイナー人生の起点ではないし、入れたことで満足もしていない。
デザイナー人生の起点でいうと美大入学よりもはるか昔、人に作品を見てもらうことが楽しいと思えた点、そして美大を卒業してもデザイナーである限り新たなデザインを学び続けることは一生止まることはないです。

結局「デザイナーになるためにどうやってそのための機会を見つけて、自分が何をするか」という点は、美大に行く/行かないに限らず、どんな道を歩んだとしても変わらないと思います。

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macheri

都内でUIデザイナーをしています。デザインノウハウ、ライフハックをテーマにイラスト図解しながら書いていきます!

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