初めてでも出来る!聴き手への思いやりでよくなる「おもてなしプレゼン」

「社外イベントで登壇」という目標を達成しました。社外での発表は人生初チャレンジでとてもいい体験ができました。
ちなみに少し前の私のプレゼンスキル。社内の小さい勉強会で10分枠を50分使ってまとまりない話をしたり、チーム朝会でも自分の共有すら緊張してモゴモゴしてしまうレベル。とにかく緊張すると言葉が出てこない。。笑


聴き手を置いてけぼりにしてませんか?いいプレゼンには、いい構成だけでなくおもてなしの心が必要

さて、こちらの記事で「ブログ記事の構成はプレゼンも同じだ」と言ったように、今回の登壇でも同様に分かりやすい構成であることを心がけました。

ではプレゼンは分かりやすい構成に沿ってさえいればよいものでしょうか?今回、私がブログよりも強く意識したのが、「聴き手を置いてきぼりにしない」ということです。


はじめに:プレゼンの前提とゴールを整理し、何をすべきか考える

Adobe XD Meeting #12
内容:Adobe XDを用いたノウハウや、事例について話すこと。
時間:20分間。ワークショップ型ではなくスピーチ型。
人数:約50人。上級者から初心者まで様々。
ゴール:「macheriさんのおかげでXDもっと使い倒してみようと思いました!」と聴き手が次に活かせるようなプレゼンをしよう

せっかく登壇するならば、「へぇーそっか」だけで終わらないものにしたい。「一瞬で忘れられてしまうプレゼンではなく、聴き手のスキルとして一生残るプレゼンをしたい」と思いました。

とはいえたっぷり20分間もあります。1人で一方的に話すには意外と長い時間。どうしたら相手の記憶に残るだろう、悩みました。いつものプレゼン以上のことが必要だと。

【いつものプレゼンスタイル】
・緊張して自分のことでいっぱい。聴き手のことを考えていない
・一方的に持ってる知識を共有するだけ
・ずっと同じトーンで真面目な技術ネタだけで淡々と進むだけ

緊張すると自分のことでいっぱいになってしまう。そうすると、ひとりで勝手に早く先へと進めてしまい聴き手が話についてこれなくなります。
そこで考えたのが「おもてなしプレゼン」です。相手が求める、気にすることは何かを第一に考えてプレゼンを工夫してみることにしました。

これから紹介する3点はほんのちょっとした工夫ですが、私のようなプレゼン初心者でも実行しやすいかと思います。


1:求めているものは、単なるAdobe XDの使い方ではなく習得法と実例における課題解決法

「お腹をすかせた人がいたら、魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える」
これは、老子の言葉に由来することです。

まず自ら参加希望を出した聴き手はAdobe XDの情報が知りたいと思っているはずです。ならばAdobe XDの知識についてそのまま教えるのが手っ取り早いでしょう。
しかし、本来聴き手のために伝えるべきことは、会が終わった次の日でもAdobe XDを問題なく活用できるようになるための継続的な学習法です。

そこで私がテーマにしたのは
1:どうやってAdobe XDの細部の特長までマスターできたかという方法
2:その中で挫折しそうになった課題を、どうやって乗り越えたかの解決方法

です。

Illustratorで制作した141画面のUIデザインをAdobe XDに手作業で移行するというタスクを担当しました。そのおかげで、使い慣れたIllustratorでは出来るのにAdobe XDでは出来ないことの比較ができ、Adobe XDの個性を隅々まで把握することができました。
今回はその時の苦戦した事例をテーマにしましたが、冒頭でこの「XDの細かい特長まで知りたいなら他ツールで作った過去作品をAdobe XDでリメイクする」という方法を強くオススメしました。

また具体例のパートでは、その中で発見したAdobe XDの「出来ない」という課題をどのように工夫して解決したか、3つの要点で紹介しました。これは一度経験してみないと気づけない、「もう使うのやめようかな」と挫折しそうになった注意すべき点を、聴き手の皆さんには繰り返してほしくないのです。

自ら学ぶ方法と解決法を得た方が、以後、新たな課題に当たったとしてもひとりで工夫して乗り越えることができます。一生の知識の財産になるでしょう。


2:緊張するのは聴き手も同じ。軽く簡単なアイスブレイク要素を冒頭に入れる

一番緊張しているのはもちろん登壇者ですが、聴き手も同様です。開始直後は「登壇者が何を話すのか?どんな人なのか?期待した通りの話が聞けるのか?」など実は多くのことを考えています。その状況ですと話に集中できませんよね。

導入はアイスブレイクと一緒です。まずは緊張した空気をほぐして、話を聞いてもらう状態を整えるためのおもてなしを考えました。

ひとつめは、冒頭の時点で自分自身をさらけ出すスライドを2枚ほど入れてます。twitterでは真面目なことばかり言ってますが、これが私の真の姿です(笑)たったこれだけですが、私の人柄を知ってもらうのはもちろん静まり返った会場でも「笑ってもいい」という空気に変えられます。
が、盛大にすべりました。まぁ大丈夫ですそういうときは「( ゚д゚)ハッ!すべったw」と自分から拾いにいくとちゃんとうけます。まずは自分がどんな人物であるかをさらけ出して、聴き手に最初から自分を受け入れてもらいましょう

ふたつめは、導入で聴き手に課題を認識するために、挙手を求める問いかけをしました。一番最初なのでなかなか手挙げづらい雰囲気かもしれませんが、これを乗り越えれば聴き手もこのプレゼンに当事者意識を持って聴くことができます。

他にも、冒頭で雑談してみたり、聴き手に声をかけて回答させてみたりといろいろやり方はあるかと思いますが、今回はそんなアドリブセンスはなかったのでこれがせいいっぱいでした(苦笑)


3:集中力が下がり切った最後には、テーマの枠を超えたエモい話で共感を生む

中間部分だけで17分もあります。プレゼンの本題部分でもあります。
時々声のトーンをセリフ調に変えてみる、真面目なスライドの間にネタを挟む、スライドで都度進捗を感じさせる、テキストではなく動画や動きを中心に構成する、など色々工夫してみました。
しかし、最後の方は集中力が下がり切った状態です。ほとんどの方が「お、終わりだ。」と話に集中していません。

そこで、まとめの後。終わったと思わせた直後に、Adobe XDの話である枠を超えて「デザイナーの役目とは」という意外なスライドを一番最後に挟むことにしました。

今回のテーマであるAdobe XDはデザインの手段なので、デザイナーが抱える問題としてはミクロな話で収まってしまいます。でもデザイナーの誰もが本当によくしたいと思うマクロの領域は、デザイナーの役目はこの先どうしてなるべきかを考えることです。
そのデザイナーのあるべき姿に、Adobe XDはどのように活用できるのかという大きなテーマでプレゼンを締めています。

「終わった。まぁよかった。」とその場で終わってしまうのではなく、「え、エモい。。Adobe XD。。これからのデザイナー人生の相棒にしたい。。」なんて印象で余韻に浸ってもらえたならば、このプレゼンは成功したと考えています。


まとめ:もっと心に刺さるプレゼンのためには、数をこなして慣れていこう

聴き手を置いてきぼりにしない、おもてなしのプレゼンテーション」について書きました。今回初めてだったこともあり、まずはプレゼンで失敗しないことを優先したので正直まだまだ未熟です。

超心に刺さってイヤでも印象に残るプレゼンの方法
hajipion.com

‘‘その場にいる人に「来てくれてありがとう」と感謝の気持ちをこめて、その場に来なかった人以上の体験を与えなければならない。‘‘

プレゼンをすると決まったときに何回も読んだブログ記事。実際のプレゼン動画は抱腹絶倒です。
私も理想はもっと聴き手の顔を見て、会場の空気を読み取って、機転を利かせて、声のトーンやスピードを変えて、、などやりたかったのですがやはり練習してきた台本を追うのに必死でした。

ではどうしたらもっと自然体で緊張せずに登壇できるのか。
それは数をこなして慣れるしかないです。内輪の共有会や勉強会など規模は何でもよいので、常に聴き手のことを考えた、おもてなしプレゼンテーションを意識して実践しようと思いました。あと自由参加LT枠があったらたまに飛び込んでみたりとか。。

最後になりましたが、勉強会のスライドをこちらに貼ります。いつか動画配信もされるそうなので、またtwitterにてご報告いたします。

Illustrator→XDへデータ移行。苦戦したことで知るAdobe XDの特長

おまけ:書き下ろしたネタイラスト

淡々とマンネリしてしまう中間でのせたネタイラスト。クスッときてた。


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