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フレア


月明かりさへ霞ませる
燦然たる光は
橙色をして
ぼくの心臓を震わす

光はあまりに眩しく
肋骨のすき間を洩れ
辺り一帯に
恒星のリュクスを
撒き散らすやうだ

八月の夜の静寂に
燃え盛る星が叫ぶ

ぼくは此処にゐて
それから
恋をしてゐると





#詩 #散文詩 #文学 #8月31日の夜に #夏

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