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名鉄は迷鉄_小ネタ3選(大嘘)

※アナフィラキシーショックを防ぐため、この記事を見る前に先に京急の記事を見るのをおすすめします。
https://note.mu/machi9902/n/nc521ccf83bd1

 わたしは嬉しい。
 前回の記事が好評だった。

 そこで、今回は私の推し鉄であり、鉄ヲタ界隈ではカオスな方向で有名な名古屋鉄道、通称名鉄を急遽追加で紹介したい。
 ご存知ない人にも説明すると名鉄は、名前の通り愛知をベースに路線網を広げている私鉄である。その路線長は近鉄、東武に続いて第三位である。で、名古屋に他に大きな私鉄がなかったことや様々な会社の合併によって誕生したことでかなりカオスになってしまった。正直文書で全部説明するのも無理だが、今回は小ネタ3選をご紹介したい。

時間逆行

 まず、名鉄という会社を知る一つのエピソードを紹介しよう。
 名鉄の特急の一部車両は指定席のみの「特別車」が存在している。特別車は基本的に駅で買うのだが、空席があれば車内でも購入できる。

 で、そのときに発行される車内精算券なのだが、かつては車掌が持っていた車発機(携帯できる自動発券機みたいなもの)で発行されていた。しかし、各駅に自動発券機が導入されたため、この車発機は廃止されることとなった。そのとき、車内精算券はどうなったかというと…

紙になった。

なんで車発機廃止したの?

これこそまさしく名鉄が表れているといえよう。

降りられない列車

 ホームに対して電車が長い場合、はみ出た分のドアを開けないでおく、というのはよくある。ドアカットともよばれるが名鉄では締切と呼んでいる。名鉄が特異なところはこの締切が異常に多いところである。
 乗客にとってはもうこの時点で不便以外の何物でもないのだが、ここであまりにも締切をするため起きてしまったバグがある。
 特急河和行きのなかには6両の列車に2両の列車をくっつけて走っているものがある。ちなみに運転士は6両側にいる。
 で、この特急は河和口というとこに止まるが、この駅のホームは6両分しかないのだ。
 ん?6両+2両で運転士は6両側にいて当然ホームの頭ぴったしに列車を止めるから…?

 乗る号車をミスると降りられない。

 いくらなんでも酷すぎる。これはどうにかならなかったのだろうか。

自動放送メーカーに逃げられた駅

 名鉄最大のターミナル駅は名前の通り名鉄名古屋駅である。ここには名古屋本線の列車に加えて津島線、尾西線、犬山線、各務原線、河和線、常滑線、空港線、知多新線、西尾線の直通列車が侵入する。そんな大ターミナル駅の構造がこれである。

 そう、線路が2本しかない。研究学園駅に真ん中にホーム作ったみたいな感じである。しかも地下だからそう簡単に拡張できないのだ。結果として、ラッシュでもないのに山手線なみのペースで、同じホームに全然違う列車が来る。結果として下の読んだら脳震盪を起こしそうな時刻表の完成である。あまりの種類の多さに、駅自動放送をメーカーに依頼したら逃げられたと専ら噂である。そのため、現在駅放送は駅員のラップで行われている。
 このままでは乗客がわかりづらいと考えた名鉄は様々な策を考案する。

 まず、真中にホームを作ったのは乗る乗客と降りる乗客を分けるためだ。ただし、特別車(グリーン車的なものを想像してほしい)に乗る人は特別に真ん中のホームから乗る。
 さらに行き先や種別ごとに停車する場所を微妙に変え、並ばせる場所を変え混乱を避けた。

 え?混乱した?

 そうなのだ。名鉄はカオスを改善しようとカオスを作り出してしまったのだ。初見さんがここに来た場合こうなる。
1.時刻表を確認するが時刻表が意味不明
2.なんとか乗りたい列車を見つけていざ並ぼうとするもどこに並んだらいいかわからない。
3.なんか突然目の前の看板で「特急〇〇行」とか書いてるやつが光りだす。
4.どうも光った場所が並ぶ場所らしいがときすでに遅し。電車は無情にも目の前を走り去っていく。

 名鉄ご利用の際は必ず金山で乗り換えるように。
 なお、名古屋本線の終点である豊橋と名鉄岐阜は、それぞれホームが一本しかない駅と手前で突然単線になる駅でこれまた有名である。ターミナルに恵まれない鉄道会社である。

結論

この会社なにがしたいんだかわかんねぇ…。

※この記事は https://adventar.org/calendars/3770 の記事です。前回好評につき急遽書きました。

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