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結実計画会議 vol.3 onSite>tovio と iti SETOUCHI

Iti SETOUCHI(イチセトウチと読む)は昨年2022年9月30日にオープン。

「みんなの希望を作る場所」をコンセプトに、旧福山そごうのエフピコRiM1階をリノベーションされ、新しい複合施設として一周年を迎えました。2023年グッドデザイン賞を受賞。

”「屋根のある公園」のように見立てた。抜いた壁面の代わりを存在が曖昧なビニールカーテンとし街行く人々が迷い込みやすくした。ゾーニングは5種類、きっちりとした区分けをせずお互いが滲み出し、干渉することによって新たな価値観が生まれるようなもの”(グッドデザイン賞参照)とある様に、Park/Making/Working/Market/Rental Space、それぞれのエリアが交差して心地良い空間です。


木工作業が出来る工房
建物を中央を横切る道
Need the PLACE

その中のWorkエリア(施設名tovio)のコワーキング施設と貸オフィスをiti SETOUCHIと共同管理しているATOMicaの拠点長 久永いづみさんと、tovioのユーザーであり広島県よろず拠点のコーディネーターの渡辺幸三さんにiti SETOUCHIとtovioで起こっている変化について聞きました。


よろず相談拠点コーディネーターの渡辺さんとtovio拠点長の久永さん

「福山(広島県福山市)にこんな施設が出来たんだ。」と思ってtovioのユーザーになった久永さんは、後にtovio拠点長の募集があり、ユーザーから手を挙げたそうです。オフィスはあっという間に埋まったとのこと(数カ所空室あり)。月額会員は約40人(2023年10月時点)で現在も増加中。フリー(ドロップイン)の月当たり利用数は200人。こちらも増加中とのこと。

多様な人が利用しているという。駅から近く多く学校があるので、特に学生(学生価格550円/1day)が試験前や受験勉強に利用しています。tovioでは、オフィス利用者からの提案セミナーなど仕事や生活に役立つセミナーやワークショップを開催しており、tovio利用者以外の参加可能なものもあるそうです。

久永さん曰く、やはりその施設の複合性が若者からビジネスマン、アーティスト、地元居住者など、様々な人に利用していただいているので、tovioの利用者も多様性があるとのこと。


ドーナツが美味い!
うどんも美味い!

インタビュー当日も翌日(2023年10月28日、29日)から始まる専門科のある高校の「広島県高校生スペシャリストの祭典」の準備会がレンタルスペースで行われていました。下見に来た夏の日には、地元キッズアイドルたちのストリートライブが行われており、フォロワーや親御さん、大勢が集まっていました。

そのTOVIOの会員に自らなり、土日tovioで常駐し経営、起業のなどの無料相談を受けている広島県よろず相談拠点コーディネーターの渡辺さんは、中小企業や起業前の人達からの相談を年間1,000件受けているといいます(よろず相談以外含む)。この建物の多様性が相談者の変化にも繋がっているといいます。ベビーカーを押して、tovioに入って企業相談するママさんたち、街の商店経営されてる人達の相談など、まさに街の小規模ビジネスの相談屋になっているように感じました。よろず相談拠点とは、独立行政法人 中小企業基盤整備機構が各県の支援をしているサービスです。無料で中小企業の経営相談・改善等の相談が出来きます。

コーディネーターが行政関連の施設などで相談業務を行われていますが、街中で相談しやすい時間帯に常駐してくれることは、非常に素晴らしいことです。

福山は被服をはじめ、多くの中小製造業があり、新しくローカルブランドの形成等が活発化しています。製造業の相談、そして小さくなっていく街への進出を考える多様な人達の相談は、地域の活性化になくてはいけない機能であるはず。

tovioを中心にiti SETOUCHIで地元に新しい個人事業主/小規模事業者を生み出す仕組みと、起業・経営の悩み・ブランディング戦略のハードルを下げ、活性化に繋げるよろず相談拠点コーディネーターの街中での行動の連携ができはじめたことは、素晴らしいことだと思います。


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