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病気・医療

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「夢」を実現するために重要なこと

「夢」を実現するために重要なこと

おはようございます。

今日も備忘録。

突然ですが、「夢を実現するのに重要なこと」って、何でしょう。

最近、色々なことに手を出して、本や論文を読んだり、また海外経験から、アジア圏と欧米では、「夢」に対する概念が違うなと実感しています。

■夢を実現するには、

最近のポジティブ心理学に関する研究で、「夢」や「目標」を達成できる人は、どんな考え方や物事のとらえ方をしているのかを調べた興味深い研究

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日本人の「優しさ」は、本当の優しさなのか〜研究者や会社の人事にみる矛盾

日本人の「優しさ」は、本当の優しさなのか〜研究者や会社の人事にみる矛盾

最近、海外から日本を見て、考えることがある。

日本人の「直接、正直に思うことを伝えない文化って、本当の優しさなのだろうか?」ということ。

日本にいた高校時代くらいまでは、日本人の人をいたずらに傷つけない文化は、居心地が良いものだった。

そして、大学で海外に出ると、先生から生徒まで、直接、私に関するネガティブな事も平気で直接伝えてくるのに、正直傷ついたし、「なんてデリカシーのない文化なのか」と

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年齢とともに「お酒」が弱くなる理由

年齢とともに「お酒」が弱くなる理由

こんばんは。

先日、友人と晩酌をしたときに、30代から急にお酒に弱くなったという話をしていました。そこで、今日は、医学的にみた「お酒」に弱くなる原因を書こうかと思います。

原因は主に2つ

①水分量の低下

まずは、体内の水分量の低下が大きな原因としてあります。

人間の体内の水分比率は、新生児のころは80%以上と非常に高いのですが、年齢とともに水分比率は下がっていきます。

アルコールを飲め

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メイクを(ほぼ)しない決断をしてみたら、かなり良い影響があった話

メイクを(ほぼ)しない決断をしてみたら、かなり良い影響があった話

こんばんは。

ここ1か月くらい、「メイクをほぼしない日」を実験的に続けています。まだ実験的なので、これから続けるかは分からないけれど、結構良い影響があったので、その話をしようかなと思います。

私は、結構「しっかり目にメイクをする派の人間」だったのだけれど、これまで、あまりメリットを感じることは無かったのです。

◆メイクをするときのデメリット・ノーメイクの時のメリット

◆メイクをした時のデメ

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「時間枯渇の罠」・・時間の感じ方が人によって変わるという事実

「時間枯渇の罠」・・時間の感じ方が人によって変わるという事実

今日は、「時間の感じ方って、人によって違うらしい!」という話を少し備忘録としてメモ。

時間の歪み研究は、イギリスやアメリカで多く研究されています。オックスフォード大学の2015年の最新研究によると、

「ストレスの度合いで、人の時間の感じ方にバラつきがある」という結果がでています。

◆研究
方法:様々なストレステストをした1396人の被験者について、ストレス数値の順に4つのグループを分け、「3

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【2019年前半】おすすめ本・サプリまとめ

【2019年前半】おすすめ本・サプリまとめ

皆さん、こんにちは。

総合診療医をしておりますSenoです。以前は、都内の病院に勤務しておりましたが、夫の転勤により、現在はシンガポールの総合病院にて勤務しております。

2019年に読んだ本や過去から継続して使っているサプリなど、読んでみて、または使ってみて「良い!!」と思った、おすすめを一旦まとめておこうと思います。

備忘録のため、どんどん追加していきたいと思います。

目次
◆本
・ビジ

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「運動が、なぜ脳に良いのか」考えてみる

「運動が、なぜ脳に良いのか」考えてみる

こんばんは。

最近、自分の研究分野以外にも手広く知識をつけるために、医学・科学・心理学などの色々な文献を読み漁っているのだが、「運動が脳の活性や体の健康につながる」という研究データを多くみる。

メタ分析は、科学的にはかなり信頼性がある分析手法の一つなので、「適度な運動が人間の健康維持や脳の活性に良い」ということは、ほぼ間違いないだろうと思う。

そこで、「運動がなぜ脳の活性や体の免疫システムな

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不眠解消には、腸内環境を整えると効果的

不眠解消には、腸内環境を整えると効果的

こんばんは☆

最近、近年の医療系文献を勉強のために見返していて、面白い論文を少しピックアップしてメモするのも良いかと思い、

今日は、「腸内環境を整えると、不眠が解消される可能性がある」という話を少ししようかと思います。

■腸内環境を整えれば、不眠解消に効果的

腸は、第2の脳と呼ばれており、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」なども実は、腸でも生産されており、脳の約3倍ともいわれています。

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「気分が落ち込む時」や「睡眠不良時」に、やると良いこと3選

「気分が落ち込む時」や「睡眠不良時」に、やると良いこと3選

おはようございます。

今日は、いかがお過ごしですか。

日本は冬の季節。寒くなり、日照時間も落ち込むため、少し体調が悪いという方もいらっしゃるかもしれません。

気分の落ち込みや睡眠不良の原因の一つには、「セロトニン不足」が関わっていることは広く知られていますが、以下の方法は、それに一役買うかもしれません。

■ビタミンDを取る

ビタミンDはトリプトファンをセロトニンに変える二つの酵素を生成す

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「左利き」の死亡率・事故率が高い理由

「左利き」の死亡率・事故率が高い理由

最近、友人が、「左利き」は死亡率が5倍以上高いという話をしていた。その友人は、「左利き」なのであるが、理由を探っていたら、少し面白かったので、メモ。

掲載ジャーナルも怪しげなものではなく、医学雑誌では、かなり権威のあるものなので、信頼性は高い。

<引用:ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(2009)>

・左利きの事故死率は右利きの5.3倍

世の中の物が右利きに便利なように作ら

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「心の安定の秘訣?」一日の一部をルーティン化してみよう

「心の安定の秘訣?」一日の一部をルーティン化してみよう

皆さん、こんにちは。

今日は、いかがお過ごしですか^^。

最近、「自由という選択肢」が多い現代では、「心の安定を保つために、一日の半数をルーティン化すること」が効果的だと考えており、医学的な視点も絡めながら、少し書きたいと思います。

現代は、「どんな人生を送りたいか」、「どんな職種につきたいか」など、沢山の選択肢があり、毎日の生活においても、何百という選択肢を無意識的に行っていますよね。

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東南アジアの病院に学べること

東南アジアの病院に学べること

皆さん、こんにちは。

最近、東南アジアの病院を回る機会があり、色々と見てまわったことがあるのですが、

「私立の病院は、まるでホテル」のようで、少し驚いています。終末期医療を行う施設や長期療養の施設などについて、特に患者さんにリラックスしてもらえるようにという配慮が垣間みられるのです。

日本の病院は、病院の収益の仕組みが固定されているため、どの病院もあまり個性が無いように思えます。もちろん、一

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「先生」と呼ばれることへの違和感

「先生」と呼ばれることへの違和感

医者の世界では、患者さんからだけではなく、医者同士でも「先生」と呼び合う。

病院には、数多くの医療従事者が関わっているので、面倒くさいから、ひとくくりに「先生」というのも良いかもしれない。

ただ、私は、この「先生」と呼び合う関係が苦手だ。

個人的な意見だけど、言葉には魔力があるような気がする。

医師や弁護士など、様々な士業や議員なども、「先生」と呼ばれる。

毎日「先生」と言われることで、

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医者にかかるときは、「5W1H」で伝えよう

医者にかかるときは、「5W1H」で伝えよう

皆さん、こんにちは。

いかがお過ごしですか。

さて、今日は、病院にかかるとき、「どんなことに気を付けて、症状を伝えるとより効果的なのか」について、少し書いてみようかと思います。

科や病院の規模によって若干異なりますが、一人の医師は、毎日、外来で30-80人ほどの患者さんを診ることが一般的です。

私は、研修医の分際で偉そうに言える身分ではないのですが、限られた時間で、症状を判断し、検査に回す

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