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まちCo+MEET UP!~公立中の魅力とススメ~ 【前半】

こんにちは!

2023年8月26日に、~公立中の魅力とススメ~オンラインMEET UP!が開催されました。イベントにご参加をいただいた方からの事前のご質問も多く、皆さまからの関心度の高さが伺えた今回のイベントを、8月よりママインターンになりました磯部がリポートさせていただきます。
                 ※ママインターンについては→こちら

【前半】は、世界から見た日本の教育の現状、そして現在進行形の渋谷区としての区立中学校への取り組みや魅力と、進学にあたって見るべきポイントなど具体的なお話を神薗がお伝えしました。私自身は、2・4歳の2児の母なのですが、何年も先の未来の選択のイメージだとしても、渋谷区で学び、地域とともに育つ子どもたちのイメージが湧き、とても勉強になったと感じた1時間でした。

【後半】はゲストの方とのクロストークです。
4月のイベント~公教育の魅力化をすすめるには~にもお越しいただきました東京高校受験主義さんと、お子さん二人が渋谷区立中に進学され、現在は子育てサロンスイミー主催される住井美由紀さんのお二人です。進学のプロフェッショナルの方と、渋谷区立中でのリアルな子育て経験をお伺いできるという貴重な機会となりました。

はじめに、神薗より「今日、ここにいるみんなで目指したい状態」として共有がありました。

選択肢がたくさんある渋谷区(&東京都)だからこそ
子どもの特性や相性に合った環境を子どもと共に考え、一緒に見つけること
時には一緒に創ることも
結果ではなく、過程が大事
目指すのは、
子どもたちが社会で自立し、幸せに生きること

私も親として、自分の子どもの時と比べて段違いに増えた選択肢に戸惑うことが多いです。でもそれは、親が選ぶだけでなく、子どもと話しあい共有する、そしてなければ創り出すことも大切なのだな、と気づかされました。


前提として知っておきたいこと

その後、神薗より現状の日本の教育について説明がありました。

日本の子どもたちの15歳の学力はOECD加盟国の中でもトップクラス、科学的リテラシー2位、読解力11位、数学的リテラシー1位(2018年度)ですが、子どもたちの幸福度(Well-being)に関する調査では、子どもたちが幸福感を感じるのが平均を大きく下回る50%とのこと。日本の教育の弱みとして、自分に自信が持てないと感じる、将来に期待できないと感じてしまう子どもが多いことが挙げられました。

また教室の中は、様々な個性を持つ子どもたちであふれているにも関わらず、学校は一斉授業等、まだ同質性のある仕組みで成り立っており、子どもの主体性を尊重した多様性がいきる学びの場が必要であるといった問題提起もなされました。

そういった現状を踏まえた、渋谷区が目指す公教育のあり方として

【ビジョン】
「ちがいをちからに」
ダイバーシティ&インクルージョン

【ミッション】
子どもたち1人1人の可能性が最大化される学びと共に創る

があり、子どもたちが学びの主体である学校を地域に開く未来の学校プロジェクトについての説明へと続きました。

未来の学校プロジェクト

公立の強みとはなんでしょうか?


その問いに対し、神薗は「それは、地域力を存分に使えること、地域にいる大人や企業からの協力もありますが、渋谷区、東京都の税金を生かして学校を大きく変革できること」と続けました。
子どもたちのより豊かで発展的な学びを保障していくための充実した教育環境を作り上げるとともに、地域住民も集い、学ぶこともできる未来の学校建設が進んでいると聞き、私も今からわくわくしてきました。

渋谷区が目指す「未来の学校」→動画はこちら

現状として老朽化していく学校の建て替え計画が進んでいます。先んじて建て替えが進む広尾中、松濤中、神南小は仮設校舎となりますが、仮説でも魅力的な学校になる予定のようです。先進的なモデル校としてラーニングコモンズ、リラックスできるスペース、遠隔で授業ができるような未来型の施設が搭載される計画です。

【建て替えスケジュール】

神薗より、公立中を将来的に、お子さんと選択する際の考え方として、
仮設校舎でも最先端の渋谷区の教育の取り組みを体験できる、広尾中と松濤中が合同になることでお互いの良さを出しながら様々な事を実施できそう。  
逆に校舎が仮設校舎になることが気になる場合は、建て替えの時期とお子さんの進学時期がずれたものを選ぶなど、具体的なアイディアの発信もあり、私自身も、親としてイメージが湧きました。

現状の区立中学校は?

続いて、渋谷区の区立中への取り組みの説明がありました。
初めて知る内容も多く、今の渋谷区立中の魅力の多さにびっくりしてしまったのが正直な感想です。

【渋谷区立中の取り組み】

全校コミュニティスクールの仕組みを全校に導入とは、学校の先生の入れ替わったとしても、学校の在り方の指針がしっかりあるためブレない、地域と学校を作っていこうという考え浸透し、良いサイクルが回っている。
シブヤユナイテッドとは、部活動を先生だけではなく、企業さんが担当してくださる取り組みのことで、先生の業務負担の軽減にもなっています。渋谷区だからこその魅力的な企業や団体の方々が、e-スポーツや クッキングを教えてくださる部活動もあるそうです。
神薗一押しのシブヤミライ科は探究学習、子どもたち自身が問いを立てて主体的なグループ学習を進めるスタイルのものです。
IT環境は、全国屈指のレベルだそうです。
英語教育の点では海外派遣の授業もあり、シリコンバレー、フィンランド等現地に接する機会もあるそうです。

各区立中の特色化

渋谷区はしっかりと学校ごとの特色があり、親子にとっては選択肢のひろがりがあるのも非常に魅力的に思いました。

【学校ごとの特色】

学校見学をする際のポイントは?

9月より始まる学校見学では、説明会だけ行くのではなく、お子さんとともに、公開授業を見ていただくのがおすすめとのこと!
コツは、授業を1つだけ見るのではなく、複数学年、複数科目をみると、学校の実態をよくつかめるようです。文化祭のような行事や説明会だけですと、よそ行きの顔、いい部分しか見えてこないこともあります。通われている生徒さんに話しかけてみるのもいいかもしれません。

中学入学までの流れや、学校の特色の詳細など下記の資料に掲載されており、ぐっと進学へのイメージが湧きやすくなるかと思います。

事前に頂きました質問への回答

Q:中学校によっては抽選があったようですが、どのような状況ですか?

A:昨年抽選があったのは、上原、原宿外苑、松濤、本町学園の4校でした。定員の数に対して、希望者が多く入れるのか不安になられるとは思うのですが、私立中入学等で抜ける方も多く、結果的にはほぼ大体の方が入れるのが現状です。しかし、年によっては変動致します。

ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました!

【後半】ゲストの方とのクロストーク、事前に頂きました質問へのQ&Aセッションと続きます✨

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