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地域とつくる文化を発信する西参道へ!

こんにちは、神薗まちこです!
今日は西参道の高架下について、書いてみたいと思います。

「西参道」というくらいなので、単なる道路ではなく、実は明治神宮へつながる「参道」なのですが、近隣住民であり、毎日何往復もその参道を通る私でさえ、すっかり「参道」であることを忘れてしまうような、そんな「西参道」でした・・汗。さらには高架下は、不法投棄された自転車の駐輪スペースだったり、駐車場だったり、小さな公園があるけれどもうす暗かったりと、暗くて薄暗いそんなスペースであったりします。

長谷部区長の公約にもあがっていましたし、私自身も公約に掲げていましたが、西参道高架下をもっと、明るく、過ごしやすい空間にするということで、「西参道」を参道として、賑わいと文化のある場所にしていこうというプロジェクトが、2019年度から動いていました。

図1

1:2019年の交渉状況

しかし・・・高架下の所有が「独立行政法人 日本高速道路保有・債務返済機構」であり、要は渋谷区の所有エリアではないんですね。そのため、2019年度の交渉ではずっと難しい状況が続いていました。
そもそも「日本高速道路保有・債務返済機構」からしてみれば、高架下の利用は利益率の高い駐車場と、高架下をメンテナンスするための機器を置けたら、それで十分という風に考えてらっしゃり、そもそも改善する必要性は全くないのです。そこのところを、何とかトントンと心の扉を開けてもらい、握手をして、計画をスタートするだけでも相当な交渉力を必要としたと思います(やりたくないと言っている人に、一緒にやりましょうよっ。という状態にすることは相当ハードル高いと思っています)

私としては、この状況を踏まえながらも、様々な条件下ではあるものの、近隣に住んでいる西参道を利用している住民の方々のご意見なども入れた形で進めていきたい!という強い思いもあり、2019年第2回定例会での伊藤議員の一般質問で西参道の問題を取り上げていただいたり、夏休みの研究に西参道を子どもたちの過ごしやすい場所にしたい!という小学生と一緒に、ヒアリングを行って、企画書づくりを手伝い、区役所の職員の皆さんへも提案させていただいたり。ということをしていました。

2:見えてきた計画の概要

そして2020年になり、コロナ禍ということもあって二転三転(プロポーザルかけていた業者が撤退する等・・)、ようやく計画が少しずつ見えてきました。ここまで形にするために、区の職員の方々は本当に大変だったと思います。

西参道プロジェクト概要 https://www.city.shibuya.tokyo.jp/kankyo/machi/nisi_puro_to.html

図2

図3

ポイントは3つ。
1つ目は、先日提携した将棋連盟とのコンテンツがここに入ってくるということです。「文化を発信」ということで平安時代から続く将棋という日本文化を、将棋会館のある千駄ヶ谷地区とともに発信していくことということでの設定なのだと思います。施設は建築物を建てることが、構造上難しいので、コンテナ型のものが入ってくるとのこと。
今、藤井聡太さんのご活躍などもあって、人気が高まっていることもあるのでぜひ大人も子どもも楽しめる空間づくりが出来たらと感じています。(その際には、ぜひ愛読している三月のライオンなどもからめていただきたかったり、藤井さんがAIを活かして、練習をされていたりするので、ぜひデジタルも融合させてほしい)

2つ目は、公園や町会さんの施設や防災倉庫、消防の施設などのリニューアルです。今は薄暗い公園に関しては、もっと明るく、使いやすい公園になることが重要ですし、遊び場が少ない子どもたちが楽しめる空間にしてほしいと思います。その時に、今はフェンスがはられていて、ボール遊びも出来たりしますが、そこをどうするか?ということが議論すべき観点になりそうです。また、防災や消防の地域にとって防災上、重要な施設ですから、活動しやすいようにしっかりと改修いただけたらと感じています。

3つ目は、条件はあるけどもみんなで作っていく場にしたい!!ということです。これが一番重要で、やっぱり地域に住んでいる方々と一緒に、様々な条件はあるかもしれませんが、その中でもこういう場所にしていきたいよね!そういう思いを、対話し、カタチにしていくことが重要と考えています。まだ具体的な時期は発信されていませんが、2020年度には対話の場が持たれますので、ぜひそこには地域の皆様にお越しいただきたいと思っています。

新たな西参道のプロジェクト、どんな参道にしていけるか?ワクワクしますよね!ぜひ皆様と一緒に、この地域を過ごしやすい、楽しい、安心する、そんな場にしていけたらと思っています。

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