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【マチマチ対談】hey佐藤裕介氏と語る「ご近所SNS」の未来(後編)

こんにちは!マチマチ広報チームです。

マチマチの代表六人部が、いろいろなバックグラウンドをもつ起業家・投資家・自治体などの方々と語る対談シリーズ「マチマチ対談」。前編につづき、当社株主でもある佐藤さんとの対談をお送りします。

佐藤さんは「ヘイ株式会社代表取締役」、「フリークアウト・ホールディングス取締役」を兼任されており、個人で80社もの企業に投資をして様々な企業の成長に携わられています。

六人部と佐藤さんとの出会いからマチマチの事業の魅力まで幅広くお話いただきました!

佐藤裕介 https://angl.jp/usksato
へイ株式会社 代表取締役社長 / フリークアウト・ホールディングス取締役。 2008年、Googleに入社し、広告製品を担当。2010年末、COOとしてフリークアウトの創業に参画。また、株式会社イグニスにも取締役として参画し、2014年6月にはフリークアウト、イグニス共にマザーズ上場。2017年1月、フリークアウト・ホールディングス共同代表に就任。エンジェル投資家としても活動。

現代が抱える”デジタルの渋滞”を一気に解消する可能性

ーー佐藤さんからみてマチマチというサービスはどうですか?

佐藤:とても面白いサービスだと思います。地域活性化という社会的意義もありながら、リーチできる市場の幅が広いので。そうですね、ちょっと話が長くなってしまうんですけど良いでしょうか(笑)

ーーもちろん大丈夫です!

佐藤:いま、デジタルの世界が混みあってきていて「デジタルの渋滞」が起きているんです。ローカルに戻ることが一種の原点回帰であり、一周まわって経済合理性が高いと思っています。

ーー”デジタルの渋滞”とはどういうことでしょうか?

佐藤:デジタル時代の黎明期って、地区大会の選手が全国大会に急に参加するようなものだったんです。それまでは商圏というローカルな縛りがありましたが、インターネットによって広い世界で戦えるようになりました。

でも、ネットが普及し今度は全国大会がどんどん発展しています。初期は参加プレイヤーが少ない分チャンスがありましたが、Google がうまれて 20 年以上経つ間に急激に参入者が増えた。もともと全国大会なので、強制的に強いプレイヤーと戦うことになり、エコノミクスが合わなくなってしまうんですね。

これだけ競争が激化した結果、売り手の主戦場は再びローカルに戻ってきます。

ーーなるほど、そういう意味での渋滞なんですね。

佐藤:ローカルビジネスの難しいところって視認しないとマッチングが成立しないところなんですよね。ほら、交差点に大きな看板を立てて少しでも見てもらったりとか。

過去と同じ手法でアナログに戻ったら変化は生まれませんが、ローカルなものをデジタル化した上でローカルマッチングさせることに意義があると思うんですよ。

ーーローカライズの波に、うまくデジタルを融合させることが鍵ということですね

六人部:物理的に接点がないものであればローカルではなく全国で良いと思うんですよね、その方が効率的なことは分かっているので。
ただ、物理的に接点がある場合は近くないと難しい。

佐藤:そうそう、ローカルだからこそ信頼感の醸成であったり、ディテールな情報が伝わりやすいからマッチングのクオリティ自体も高められる。

これは単純な集客の話ではなくて、「人の繋がり」にフォーカスした地域活性化の話だと思います。

インフラ化を見据えた、これからのマチマチ

ーー多くの問題を抱える地域社会に対して、今後はマチマチをどのようなサービスにしていきますか?

六人部:まずはユーザーがしまっている情報・表に出てこない地元の情報を、徹底的に拾いあげていきたいと思います。先ほどの「デジタルの渋滞が起きている」話もそうですけど現代では情報が供給過多だからこそ地域の繋がりが重宝されると思うんですよね。

佐藤:今のネットの情報ってローカルなものを無理やり全国に広げているから、情報を発信しようにも既存の強いプレイヤーと同じフォーマットで戦うしかないんですよね。

でもローカルコミュニケーションではもっと多次元的な評価ができると思うんです。全国の似通った情報を見ようとは思わないですけど、ローカルであれば情報量としても適切で参考にしやすいじゃないですか。
マチマチではそういった色んなものを再評価できる仕組みがあって、それがプロダクトの価値に繋がると思います。

ーー事業として取り組める課題が多くあるという事ですね。

六人部:地域の課題に焦点をあてると、地域の商圏、コミュニティ形成、リクルーティングなど地域SNSを利点として解決できることは多様にあると思っています。そういった領域全てにリーチできればマチマチはローカルコミュニティ全般におけるインフラとなります。

このサービスは実際に地域で活動しているユーザーさんの協力が必要不可欠なので、「マチマチとして何を提供できるか」を考えながら一緒に課題を解決していきたいと思います。

ーーお話いただきありがとうございました!

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マチマチは経験豊富な投資家から、出資をうけて事業を成長させています!地域・ご近所をとりまく課題はまだまだ多くあります。その中で一緒に成長していける仲間を募集しています!エンジニア・デザイナー・広報・事業開発と全方位で募集中です!

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