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令和5年度の年金額はどうなる?

令和5年度の年金額とは、令和5年4月から令和6年3月までの年金額を指します。

年金は偶数月に前月2か月分が分割して支払われる仕組みなので、4月分・5月分が6/15に支払われることになります。つまり毎年6/15の支払いから年金額が改定される仕組みです。 

令和5年度は令和4年度と比べて年金額が増額しています。法律の規定に基づいて前年度と比べて2.2%の増額です。(67歳以下の方)

満額の老齢基礎年金を例にすると、
64,816円/月(年間777,792円) ⇒ 66,250円/月(年間795,000円)
つまり、月額で1,434円年額で17,208円増額したことになります。

改定率は障害年金、遺族年金にも適用されます。

しかし本来、令和5年度は名目手取り賃金変動率が2.8%なのでこの数値で改定されるべきですが、マクロ経済スライドが未調整分も含めて合計0.6%実施されているので改定率は2.2%になったということです。

この仕組み、何とも悩ましいのですが、将来世代の年金の給付水準を確保するために必要な措置のようです。

少し複雑なので、建前だけではなく、正直にわかりやすい説明が求められるます。今後も国は年金財政について誤解を受けないように説明してほしいものです。

適正な年金額が生活保障として必要になりますから。


https://www.mhlw.go.jp/content/12502000/001040881.pdf  
厚生労働省資料

日本年金機構該当HP


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