まる福は社会的処方なのか
前からもやもやしている疑問に答えるため、一応読んでみるかと表題にもなっているあの本を読んでみました。いままでなんで読んでなかったのと言わないでくださいね。
まずなんでこんなストレートなタイトルなんだろうと思いました。もうちょっと周りがあーだこーだ言えるタイトルにしてくれなかったのだろうかと思います。でも、中身を書いている著者の皆さんを見てまあそうだろうなと思いました。
読むと、イギリスの社会的処方の事例や憧れのブロムリーバイボウセンターのことも書いてある、もちろん秋山正子さんから始まった暮らしの保健室についても。そう考えるとまる福も同じような生まれのようです。
そこで気になったのは、社会的処方をすすめるリンクワーカーという役割について。イギリスでは制度として養成しているのだけれど、日本ではすでにそのようなポジションで活躍する人がいるのでそれは難しいのではないかということでした。
医療者が何か患者さんに医療以外を提供することが社会的処方なんでしょうから、それを引き渡すのがリンクワーカーでいいと思います。通常は地域包括のコーディネーターさんとかだと思いますが、まる福だと直接シナプソロジーのユミちゃんだったり、お子さんだったら子育てサロンのイローナとか少し広い感じになっています。リンクワーカーはいるのかと言われるとはっきりといるわけではない気がしますが、私の希望では受付にいる医療事務さんがそれなんじゃないかなと勝手に考えています。うちのしのちゃんは最高ですよ。私としてはやっぱりある程度の研修とか経験を行う必要があると思っています。
で、まる福は社会的処方なのか。この本を読んだら、何か医療の外側で人に対して楽しいことしてるのが社会的処方だといっているように思えます。それでいいのかな?違うような気もしつつ、多分そのぐらいに構えたほうが気楽な感じもして。だったら違う名前の方がいいのに。まる福はあくまでクリニックとしての活動なのでちょっと違うのかなと思っています。
では〜。
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