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EQ(心の知性)を読み解くVol.2基本的定義

EQを読み解くというタイトルで、連続シリーズをしています。

今日は、EQの基本的な定義について紹介します。

基本的に5つの要素で構成されているので、
自分の得意、苦手認識などを意識されながら読んで頂けると
今後に活かせるかもしれません。

EQを構成する5要素

EQを構成する要素は以下の5つあります。

■1.自分自身の感情を認識する

基本的に、EQは内側から外側へと広がっていきます。
そのため、自分の中にある感情を認識する能力がいちばん大切な基本です。

思考優位(大脳新皮質優位)過ぎて、不感症になってしまっても
自分の感情を感じる能力は低くなってしまいますし、

感情優位(大脳辺縁系優位)過ぎても、
感情に振り回されてしまったり、支配されてしまうので、
自分の感情を感じる力が高いとは言えません。

自分の内側に起こっている感情を感じ、
なおかつそれに振り回されず、気持ちを理解できるというのが、
自己認知力が高いと言えると思います。

■2.自分の感情を制御する

人の感情は起こっては消え、起こっては消える
諸行無常なものです。

時には、不安や憂鬱、苛立ちが起こることもあります。
そういった不快な感情が生まれたときに、それをうまく統御できるかどうかで、いつまでもその感情に振り回されたり、執着してしまうか

逆に、早期に逆境や混乱から立ち直ることができるかを左右します。

■3.自分を動機づける


自分を動機づける力とは、
何かしらの目標に向かって、自分の感情を味方につける力の事です。

例えば、何かに集中したり、習得するために、
自分の欲求や衝動を我慢する能力や、

目標が何であろうと、
達成に必要な意志と手段が自分に備わっていると信じる
希望を持ち続ける能力が挙げられます。

なお、欧米諸国で実践されている自尊感情、対人関係能力の育成を目的とした教育アプローチ、Social Emotional Learningにおいては、この3つ目の項目は「責任ある意思決定能力」とされています。

日本SEL推進協会(https://sel-japan.org/)より引用

■4.他人の感情を認識する

自分とは身体を別とする他人の中に起こっている感情を理性的にも、感情としても理解する能力のことです。

いわゆる共感と言われるものだが、
実は、非常に難易度が高いです・・・。

なぜなら、日常の現場においては、
利害関係のある事がほとんどであり、共感の大前提にある、
”保留”がしづらいからです。

保留とは、自己の立場から来る解釈や評価、判断の声を
あると認識しながらも一旦、置いておくこと。

自分の心が波立っている時には、
他者への共感なんて、余裕ないですよね・・。

そのため、1~3の自分の感情と向き合う力が
基礎として本当に重要になります。

■5.人間関係をうまくつくる

一般的に社会的知性・ソーシャルスキルといわれる
人間関係をうまく育む力のことです。

1~4の力を全て応用して、実際にコミュニティや人間関係に関わっていきます。

例えば、EQの著書においては、
・感情の表出ルール(自分の感情のどのような環境、表現方法でするのか)
・気分の同調性(感情は受け取ることにも、表出する事にも伝染性がある。同調性は、その伝導率のようなもの。運動模倣等、伝導率を高める技術がある。)

等が紹介されています。

例えば、社会的知性が高い人って?という質問に答えるとすると


名スピーチをする政治家や、心を動かすアーティストや舞台俳優
顧客の心に寄り添うセラピストやコーチなどは、
社会的知性が高い人たちという事ができるのではないでしょうか?

以上が、EQの定義として、
EQを構成する5要素でした。

それぞれ、意識して取り組みたい能力を決めて、
取り組むとよいかもしれません。


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まっちー(町塚俊介)

「人が活きるとは、組織は活きるとはどういうことか」を探求テーマに、経営者やリーダー層へのコーチング、会社の組織開発・カルチャーデザインを行っています。詳細なプロフィールは記事をご覧ください。
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