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20代にしておきたい17のこと/本田健


あなたの幸せを決められるのは、あなただけです!


[レビュー]


丁寧で優しい文調で綴られていたため、とても読みやすかったです。内容も面白くてすぐに読み終わりました。全体の印象としては、著者の本田先生が会社をいくつも経営していることから、ビジネスマンへ向けたメッセージが多かったように感じました。そのため、学生であり公務員志望の自分とは少しだけ温度差がありました。また、本田先生のスケールの大きな体験談が少し窮屈であり、ただひたすらに「すごいなあ。」と感じさせらているようでした。その他に、科学的な根拠に基づいておらず、成功者である本田先生自身の経験によって結論付けられているものがいくつかあり「いやそんなことはないやん」と思う箇所がありました。しかし、具体的なアクションプランが示されていたり、成功者のマインドを学ぶことができたという点では非常に意味のある一冊でした。ありがとうございました。


[アウトプット]

■「こう言う人になりたい」と言う人をたくさん見つける
 本田先生は、沢山の人を「見る」ことが大切であると述べています。お金がある人、ない人、優しい人、厳しい人、人を押しのけてまで成功を勝ち取ろうとする人、譲りすぎる人、など様々な人の生き方をみて、自分の理想の生き方のサンプルとなる人を見つけること。このことを意識して人と接するようにすることが大切。そうしていろんなサンプルを集めて自分の軸を作れとのことでした。
 これはとても納得させられました。なんとなく憧れている人は沢山いますが、自分の生き方のサンプルと考えながら、人と接することでどの点に魅力を感じて憧れを抱いているのかが明確になります。このような生き方のサンプルを見つけることで、その人の所作や考え方を真似ることができ、理想の生き方に近づけると思います。また、どんな人にも必ず自分が至らない点があるため、そこを見つける練習になると思います。

ネガティブな質問をポジティブな質問に変える
 日常的にしている質問が、あなたの未来を作っている。と本田先生は述べています。ここでの「質問」とは他者ではなく自分へのものです。例えば、「なぜ自分はこんなにも才能がないのだろう?」と自分自身に質問してしまうことによって、あなたは才能があるかもしれないのに、才能がない人としての人生を歩むことになるのです。この質問を「どうすれば才能を開花させられるのだろうか?」と変えるだけで、同じ状況であっても意識が大きく変わる、とのことでした。
 私は何方かと言えばポジティブ思考ですので、そこまで意識する必要がないと思いましたが、周りの人で自分自身にネガティブな質問をしている人をよく見かけるため、そのような他人に対してポジティブな質問ができたらいいなと思い、重要点として挙げました。また、私はポジティブ思考といいながらも失敗を引きずってしまうことがあります。失敗してしまった時に「なんで失敗してしまったのだろう?」と質問して感情的になってしまうのではなく、「この失敗から学べることは?」という質問で、失敗の理由を客観的に捉えて次に生かすことができたらいいなと思いました。

■「知識」や「知恵」へ投資する前に
  本田先生は、知識と知恵に投資すれば人生が豊かになると語っています。ここでは「知恵」を知識でえたことを実践して経験したもの、つまり知識に経験が加わることで得られることと定義しています。知識や知恵を身につける前に、何がしたいのかという自分の進みたい方向を明らかにすることが大切、とのことでした。
 確かに、自分の進みたい方向が明確になれば自信をもって知識や知恵に投資することができます。上記でも散々綴ってきましたが、まずは自分の生き方の軸を決めることが何事においても大切ですね。

■「運のいい人」ってどんな人?
 前提として、「人生を決めるのは運ではない」ということです。例えば自分の勤めている会社が倒産するというような不運なことが起きるとします。その時に、「どうして自分はこんなにも運が悪いのか」と思うのか、「ここから何をすればいいのだろうか」と思うかで、人生が変わります。つまり、自分の人生を決めるのは、その状況(起こった物事)に対して、自分がどのように感じ、考え、行動するのかということです。決して出来事自体が決定要因になってるわけではないということです。つまり、「運がない人」というのは出来事に対して「不運であると感じ、考え、行動する人」ということになります。では、運の話に参りますが、ここでは先輩、同僚、後輩の三者から助けてもらえるような人になることで、とても運が大きく育つと述べられています。どれか一つでも欠けてはいけません。三者ともバランスよく関係を築くことが重要です。自信がある人ほど自分の力を頼りにしてしまいますが、それでは運が育ちません。とのことでした。
 前半部分はだいぶ自分の解釈を入れたため、間違え捉えているかもしれませんが(笑)私は後半の部分が、自分の考えと重なっているということもあり刺さりました。運=人間関係と定義できると考えるほど、運と人間関係には密接な関係があると思います。体感ですが、運がいいと思えるような出来事の大半は、他者からもたらされることが多いからです。また今まで出会ってきた人の中で、運のいいと思えるような人は皆人間関係を築くのが上手い人でした。このことについては、この本によって改めて気付かされました。私は自分一人で解決しようと考える癖があるため、改善の余地があると感じました。


[まとめ]

理想の人生を決めて、それに従ってポジティブに行動しろ!!





17つの中に「死ぬほどの恋をする」っていうのがあるんですが、、、やかましわ!!

まっけいゆう


本田 健
神戸生まれ。経営コンサルティング会社、ベンチャーキャピタル会社など、複数の会社を経営する「お金の専門家」。独自の経営アドバイスで、いままでに多くのベンチャービジネスの成功者を育ててきた。育児セミリタイア中に書いた小冊子「幸せな小金持ちへの8つのステップ」は、世界中130万人を超える人々に読まれている。『ユダヤ人大富豪の教え』をはじめとする著書はすべてベストセラーで、その部数は累計で400万部を突破し、世界中の言語に翻訳されつつある。(amazonより引用)
20代にしておきたい17のこと
https://www.amazon.co.jp/20代にしておきたい17のこと-だいわ文庫-本田-健/dp/4479302832/ref=sr_1_2?__mk_ja_JP=カタカナ&dchild=1&keywords=20だいのうちに&qid=1631085569&sr=8-2


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