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もうひとつのダボス会議~ザンクト・ガレン・マフィアが生んだ偽教皇(⁈)


皆さん、こんにちは・こんばんは・おはようございます。「見たかな?観たよ!」の中の人、ひろ-macrobiworldです。

今回は前回・前々回とは違った切り口からイエズス会と世界経済フォーラムの繋がりについて考察する回にしたいと思います。

また今回の記事は、教皇庁と日本の皇室の現状を比較検証することで、皇室の未来を考える上でも参考になれば幸いです。

なお多言語に渡る記事を参照させて頂いてますが(ローマ教皇庁の話だけにイタリア語や英語が多い)、機械翻訳に頼っているので、ネイティブ独特の言い回しなど理解しないまま書いております。その点、あらかじめご了承ください。

ザンクト・ガレン・マフィアとは何か?


スイスのザンクト・ガレン州で、毎年カトリック教会のリベラル/改革派聖職者の非公式グループで、高位の司祭たちが集まって開かれる会議がありました。

それもスイスのダボスで世界経済フォーラム(以下WEF)の年次総会が開かれる1月に。

そのグループの名は、会議が開かれる場所の地名をとって、(陰謀論的な扱いをされる場合は)ザンクト・ガレン・マフィアと呼ばれています。

ザンクト・ガレン州は、WEF会長のクラウス・シュワブの故郷ラーベンスブルクがあるバーデン・ビュルテンベルク州とボーデン湖を挟んで向かい合っている場所にあります。

欧米のメディアでの報道を観ると、このザンクト・ガレン・マフィアはフランシスコ教皇の誕生に大きな影響力を行使したと考えられています。

そもそもザンクト・ガレン・マフィア誕生のきっかけとなったのは、1977年から1995年まで欧州司教協議会の事務局長を務めていたイヴォ・フューラー司教で、1993年にバチカンがこの協議会の徹底的な改革を課したとき、フューラーはこの協議会の存在意義、すなわち、欧州司教間の合議制の終焉を意味すると感じたメンバーの一人でした。カルロ・マリア・マルティーニ枢機卿と相談し、枢機卿、大司教、司教を招き、率直で合議的な議論を行うことにしたのだそうです。

解散するまでの間の歴代の主宰者は次の通り。

①イヴォ・フューラー司教(聖公会所属だが、イエズス会系の大学出身。)

②カルロ・マリア・マルティーニ枢機卿(イエズス会所属、フリーメーソン)

③ウォルター・カスパー枢機卿(福音主義教会=ルター派、教皇庁キリスト教統一推進評議会議長)

彼らは基本的にユダヤ教との和解に向けた活動もしており、そのこと自体は悪いわけではないのですが…まあ詳細については後段の「新世界宗教の創立が新世界秩序に向けたアジェンダ?」の項目をご参照くださいませ。

ラーベンスブルクとザンクト・ガレンの位置関係


教皇庁崩壊を企んだザンクト・ガレン・マフィア


やがて彼らはヨハネ・パウロ2世の後継者としてこれらの改革派は保守派のヨーゼフ・ラッツィンガー(後のベネディクト16世)に投票することを望まず、ホルヘ・マリオ・ベルゴリオ(現教皇フランシスコ)に全票を投じ、少数派を阻止しようとしましたが、皆さんご存知の通りこの時はこの計画は失敗に終わりました。

因みにこの時、ベルゴリオは教皇に当選しない様に泣いているのも同然の状態で祈ったと言います。しかし、その意志を無視してグループは(結果的に失敗に終わったものの)ベルゴリオに投票したのです。

これはコンクラーベ(教皇選出の選挙)について定めた規則に違反しているとのことです。(規則では、本人の意志を確認して同意を得る必要がある。)

その後2013年にベネディクト16世は体力不足を理由に生前退位し、再度コンクラーベが行われてフランシスコ教皇が誕生しましたが、

そのコンクラーベ自体、前回シリーズで出て来たヴィガーノ大司教や、トランプ前大統領支持派の米カトリック教徒の保守派の人などから違法性を指摘されています。
(つまり彼らはフランシスコ教皇は正式な手続きを経て選ばれたわけではないので、教皇の資格が無いと主張している。)

その根拠は「使徒憲章81.」


81.枢機卿の選挙人はまた、1人または数人に票を与えたり、差し控えたりすることを強制するような、いかなる種類の協定、合意、約束、その他の約束も控えることである。もしこれが実際に行われた場合、たとえ宣誓の上であっても、私はそのような約束は無効であり、誰もそれを守る義務はないことを宣言する。

に違反しているーーーつまり、ザンクト・ガレン・マフィアはフランシスコ教皇を誕生させる為に共謀していた、だからこの2013年のコンクラーベは違法だということのようです。

ですから彼らにしてみれば現教皇フランシスコは違法な存在だから、教皇の椅子は現在は空位である…と言うことになるのです。

ベルゴリオと秋篠宮


何かと問題を指摘され批難されている秋篠宮家ですが、理由はともあれ文仁親王は皇太弟では無く、皇嗣であって、内廷皇族にもなりませんでした。

皇嗣は正式な皇位継承者では無く、あくまでも暫定の継承者です。(しかも皇嗣が皇位を継いだ前例は無い。)

それも過去の報道では、秋篠宮殿下自体は(皇嗣であっても)皇位継承に乗り気ではなく、今上陛下とは年齢が5歳しか違わず、年齢的に今上陛下薨去の後の皇位継承は難しいと言うことで、秋篠宮殿下の立皇嗣はあくまでも暫定的なもので実際は皇位を継がず、今上の次は悠仁さまが継ぐことになる、とも言われてきました。

実際今でも、皇嗣殿下は皇位継承をまるで嫌がっているのかと思えるような言動を取られることがあります。

自由奔放で、帝王学は愚か宮中祭祀などの勉強も殆どされて来なかったとも言われていますし、ご本人は皇嗣返上して息子である悠仁さまに継がせたいのかも知れません。

ところが世間では、秋篠宮殿下のアル中や悠仁親王の生活ぶりはやたらと隠すのに、(本来なら簡単に漏らしてはいけない様な)今上陛下の体調の問題は簡単にリークされて報道されてしまう。

これはザンクト・ガレン・マフィアが様々な問題を利用してベネディクト16世に圧力をかけ、(表向きは自らの生前退位の形になってはいるが)教皇の座から引き摺り下ろして、無理矢理ベルゴリオ枢機卿をフランシスコ教皇に仕立て上げたように、

日本にも今上陛下に譲位させ秋篠宮殿下に皇位を移そうと企む勢力がいるからだと噂されています。

そもそもは明仁天皇が生前退位後は皇太子浩宮を差し置いて、秋篠宮を天皇にする計画があった…などと言う都市伝説的な陰謀論も出回っていたりするようですね。

まあなんと言いますか、カトリック教会のリベラル/改革派と言えば、その筆頭はイエズス会ですが、日本の皇室にもそのイエズス会の息のかかった方が居られますしね。

なおザンクト・ガレン・マフィアの存在が明らかになったのは、教皇フランシスコが誕生したあとグループは解散し、その後グループの元メンバーだった人がその存在を世に明かしたからなのだそうです。

旧約聖書マラキ書と伯家神道の予言


実は明治維新によって、朝廷から「伯家神道」や「陰陽寮」が追放された明治天皇以降、昭和・大正・平成の天皇は伯家神道の「祝(ほふり)の神事」を受けていません。

伯家神道(はっけしんとう)は、花山天皇の子孫で神祇伯を世襲した白川家によって受け継がれた神道の一流派で白川神道(しらかわしんとう)とも呼ばれます。

皇室を御守りし天皇を支え補佐する為の朝廷内にあった神道で、「古神道」の部類に入ります。
それに対して我々一般人がお詣りする神社は「吉田神道」と言われ室町後期に出来た庶民の為の神道で、役割というか機能が違います。


日本国の安寧を願い祈祷・神事をされているのが天皇ならば、その天皇を御守りし支える為に祈祷・神事を行って来たのが伯家神道と言えば分かりやすいでしょうか。

余談ではありますが、秋篠宮家に親王さまがお産まれになった時、ゆずの北川悠仁さんと同じ名前が付けられたと話題になったことがありました。

北川悠仁さんのお母様が賛助会の会長を務めていた山梨県の「身曾岐神社」は、禊教の教祖で白川伯王家の門徒だった井上正鐵が白川伯王家から免許を受けて始めた禊教の神社で、教主・坂田安儀が創建した神社であり、伯家神道のいわばグループ企業ならぬグループ神社にあたります。

一時期世間で噂された様な、カルト宗教ではありません。

その本家の伯家神道には「伯家に伝えられた“祝(ほふり)の神事”を授けられない天皇の御世が100年続くと、天皇家が終わり、日本が滅亡してしまう」と言う予言があると言います。

それで今上陛下が皇太子時代、今上陛下が最後の天皇になるのではないか?と言われていた様です。

ですがスピ系の話題に詳しい方ならご存知の通り、当主が亡くなり白川伯王家が断絶して以降、宮内庁も所在が分からなくなっていたと言う伯家神道の巫女さんに託された理学博士の保江邦夫氏が、皇室に近い方を通して(宮内庁を通すと妨害される恐れがあったので)当時皇太子だった今上陛下に「祝(ほふり)の神事」を授けたことで、これはひとまず回避された…ということらしいですね。


実は似たような予言が旧約聖書のマラキ書にもある様なのです。

マラキ書は偽書と呼ばれることも多いとのことですが、マラキ書には全ての代の教皇に関する予言(キーワード)が述べられており、第165代教皇ケレスティヌスから数えて、ベネディクト16世は111番目。

フランシスコ教皇は112番目になるのですが、マラキ書によると

〉111番目のあとに書かれているのは次の二文である。上の表と同じく原典のまま記載するが、1点だけ文字表記の制約上、忠実に再現できていない。

  • 「ローマ聖教会への極限の迫害の中で着座するだろう」(In psecutione. extrema S.R.E. sedebit.)

  • 「ローマびとペトロ、彼は様々な苦難の中で羊たちを司牧するだろう。そして、7つの丘の町は崩壊し、恐るべき審判が人々に下る。終わり。」(Petrus Romanus, qui paſcet oues in multis tribulationibus : quibus tranſactis ciuitas ſepticollis diruetur, & Iudex tremẽdus iudicabit populum ſuum. Finis.)

以上の二文は初出である『生命の木』や1598年のルスカの版では二段落に分かれていた。これを一段落にまとめたのは、1624年のメシンガムの版が最初であり、以降その読み方が主として信奉者の間では踏襲されており、まとめて112番目と位置づけられることがしばしばである。

これをひとまとまりの予言ととらえ、信奉者たちは112番目の教皇のときに世界最終戦争が起こるのではないかとか、112番目はコンクラーヴェを経ないで教皇を僭称する人物になるのではないかとか、教皇庁から公認されることのないその人物こそが反キリストなのではないかなどと解釈してきた。〉
全ての教皇に関する大司教聖マラキの預言|Wikipediaより引用

さて、皆さんはこれを読んでどう思われたでしょうか。

私たちは、市民社会と教会の双方を巻き込んだ世界的なクーデターに直面している


以下の記事でインタビュアーを務めているマノッキア博士は、

マノッキア:ザンクト・ガレン・マフィアは、教会的な世界経済フォーラムのようなものだと考えることはできますか?

と、問うています。

Abp. Viganò: Both society and Church ‘infiltrated’ by people who want to ‘destroy’ them | Catholicism Pure & Simple

それに対してヴィガーノ大司教(過去記事ご参照くださいませ)は、

ヴィガーノ大司教:もし私たちが世界経済フォーラムを、市民の意思に反してグローバリズムのアジェンダを押し付けるために、国内外の公的機関の最も重要なポストに信者を配置した民間ロビーとみなすなら、

確かにザンクト・ガレン・マフィアとの類似性を見ることは適切です。

同様に、この陰謀団は、ローマ教皇庁や教会の周辺機関に工作員を配置し、信者の意思に反して慣例的な議題を押し付けるようになった。

しかし、公共圏に世界経済フォーラムだけがないように、教会圏にザンクト・ガレン・マフィアだけがあるわけではない。

私たちは、市民社会と教会の双方を巻き込んだ世界的なクーデターに直面している。

両者とも、自らの権力とそこから派生する権威を、統治する組織の目的のためではなく、それらを破壊するために利用する人物によって浸透され、コントロールされている。

この権威の危機は糾弾されなければならない。なぜなら、国家と教会の両方で最高レベルの指導者になった人々の行動は、破壊的で犯罪的な行為であるからだ。

と返答しています。

教会を皇室の二文字に入れ換えれば、そのまま日本の現状にも当てはまるでしょう。

その際忘れてならないのは、現在の皇室は上皇・上皇后両陛下の存在があるが故に二重権威になっており、本来あるべき今上陛下の権威がかなり削がれてしまっている事実です。

(英国からの事前の問い合わせ的なチャールズ3世戴冠式への招待状や、英国の報道ぶりを見ると、どう考えてもチャールズ3世が来て欲しいのは今上陛下だろうと推察されるのに、

マスコミは秋篠宮ご夫妻で調整と報じていながら、なかなか決まらないーーー上皇后の意向で日本側が秋篠宮ご夫妻の訪英をゴリ押ししようとしている?←恐らくそれに対して英国側が難色を示している?
と言う状態からも、それは推察される事です。

キッシーのウクライナ行きの際のお土産の「必勝しゃもじ」のことを某女性ジャーナリストさんが「憲法違反(平和祈願しゃもじだったら良かったらしい)だ」と仰っていましたが、ウクライナ行きのサポートをしたのが英国らしいと言う話を聞いて、

秋篠宮殿下では皇室外交が出来ない(※)=新日英同盟の話が破綻の危機と言うこともあり、どうも《英マスコミ報道も含めて》英側が天皇皇后両陛下が訪英できる様にお膳立てしていて、もしキッシーがそう言う風に持って行けなかったとしたら、英国は外交戦略的な側面からキッシー下ろしの工作に動くのかな?なんて、ちょっと思っちゃいましたけどね。)

そしてローマ教皇庁の場合は、イエズス会とイルミナティとフリーメーソン及び中国共産党を中心とする共産主義者に破壊工作を受けているけれど、

日本の場合はイルミナティやフリーメーソンと言うよりも、イエズス会と中国共産党が主軸になって破壊工作を仕掛けている様に見えます。彼らが実働部隊と言いますかーーー。
イルミナティやフリーメーソンって、日本に於いては単なる戦略書的な立ち位置の様な…ただしこれは、あくまでも個人的な印象ではありますが。

ただし、共産主義もイルミナティもロスチャイルド(アシュケナージ・ユダヤ)の支援で生まれていることには変わりありませんし、

そのイルミナティやフリーメーソンがカトリック教会の破壊計画を持っている…となると、宗教界も色々派閥があって、カトリックの改革派とイルミナティ&フリーメーソン、或いは其れ等個々の中でも微妙な足並みのズレや意見の違いもあるのだな…と分かります。

即ち、次の項目で述べる様なエキュメニズムなのか、それともカトリック排除なのか。

新世界宗教の創立が新世界秩序に向けたアジェンダ?


例えばクラウス・シュワブと共にグレート・リセットを宣言したチャールズ皇太子(当時)は、関連記事を検索していると「本当はイスラム教徒なのではないか?」とイスラム贔屓ぶりを揶揄されるような宗教系の記事が英語メディアなどから出てきたりします。(英国内での彼の人気の無さを象徴する様な話のひとつではあります。)

また今回ザンクト・ガレン・マフィアについてのコンテンツを検索して色々読んでいたら、やたらと「エキュメニズム」と言う単語が出て来ることに気づきました。

エキュメニズム【教会合同】
キリスト教の統一運動。唯一の聖なる教会を目指してプロテスタント諸教会が二〇世紀になってから動き出し、カトリック教会・東方正教会なども加わって進められている。エキュメニズム(ecumenism世界教会運動)と呼ぶ。〉宗教用語大辞典より引用

つまりエキュメニズムとは、バラバラになってしまったキリスト教を統合する動きだから、本来ならユダヤ教やイスラム教、ましてや極東の国の神道なんて関係無いはずなのですが、

ここにイルミナティやフリーメーソンの思想(と言うよりも目標?)が入り込んで来て、グレートリセットやら新世界秩序やらの問題となって、既存の宗教の破壊→世界的な新宗教の創立と言う考え方が出来ているらしい…。

実際2010年には「持続可能な開発の為の異教徒センター(ICSD)

なるものが既に立ち上げられており、お飾りかも知れませんがフランシスコ教皇もその輪の中に存在しています。


そして2022年11月にエジプトで開催されたCOP27では新しい十戒とも受け取れるアジェンダを示して、一部の宗教関係者からは批判を受けたものの、SDGsの下で動き出しているとのことです。

因みに2022年現在ICSDはアフリカ・中東・北米・欧州での活動に限られている様で、基本的にはエキュメニズム➕エコ(SDGs)の活動をしており、COP27には仏教徒の参加もあった様ですが、ICSDの活動自体はプロテスタント(メソジスト教会と福音派教会)が中心になっているようです。

こうして見るとチャールズ3世がイスラム贔屓と言うのも、一種のエキュメニズムの拡大版で、キリスト教の統合だけで無くアブラハムの宗教(ユダヤ教・キリスト教・イスラム教)を統合しようとする動きが背後にあるのでは…?と考えれば合点が行きます。

でもそれならそれで、アブラハムの宗教圏の人たちと国々だけでそれをやれば良い話なわけで、グレートリセットだの新世界秩序だのでエキュメニズムの運動を押し付けられ、神道(皇室)を破壊工作されてる私たち日本人を始めとする他の宗教圏の国々の人々や司祭にとっては、多大な迷惑でしかないと言えるでしょう。

明治維新で破棄された神仏習合


そもそも宗教の統合なんぞしなくても、神道(厳密に言うなら、明治維新前の神仏習合)は既にそうなっていたでしょ?と宗教関連に興味のある日本人なら誰でもそう思うはずです。

神道には古代ユダヤ教に酷似した祭祀祭礼(だけでは無く神社の構造なども…ですが。)も多いですし、明治以前は神仏習合で神道と仏教は一緒でした。

その仏教も、密教の場合は拝火教(ゾロアスター教)の影響が見られますし、日本に伝来した仏教はヒンドゥー教や儒教の影響も受けた状態で日本に伝わって来ています。

護摩行のルーツは拝火教にあると言われている。

わざわざグレートリセットして既存の宗教を破壊し、人々の混乱や反発を招くようなことをしてまで人工的に新しい宗教を作らせなくても、メーテルリンクの「青い鳥」の物語ではないけれど、日本の足下には既に神仏習合と言う存在(青い鳥)があったのです。

ですが明治政府は西洋列強と対等に対峙して行く為に、神仏分離令を出して神道と仏教を切り離したわけです。

明治政府に悪気は無かったとは思いますが、尊皇攘夷派の陰にロスチャイルド&サッスーン家(グラバー商会)がいたことを思えば、これも日本の力を削ぎ(植民地化は出来なかったけれど)他国の属国化の始まりだったのかも知れません。

(だからこそ)日本の場合は神道とその祭祀王の皇室を破壊するのでは無く、明治以前の神仏習合の形に戻せば良いだけなのですが。

シルクロード東端で最終の地、文化の吹き溜まりである「日本」の宗教や文化には、全ての要素が混じり合って存在しています。

其れ等は今WEFが中心になって進めているグレートリセットと、その後に予定されている新世界秩序とそれに伴う新世界宗教の様に、不完全な人間が欲や主観に基づいて自ら破壊し、人工的に造ろうとしているものとは違い、長い時間をかけて自然に醸成され発展して来た形態です。

つまり産業革命で生まれた科学技術の産物は別として、精神文化的には彼らが最終系として求めているものが、明治以前の日本には既にあったわけですが、

文明開花の名の下にそれは(文化的に劣っていると)貶められ、わざわざ壊され、精神的に未熟で野蛮な欧米のそれに合わせざるを得なかった…当時の(今も、かも知れませんが)日本人には、そのことが何処まで分かっていたでしょうか?

科学技術や物質面では欧米列強の方が先進的だったかもしれないけれど、精神文化面では日本の方が遥かに先進的だったのだと言うことに。

と同時に、日本の場合はイルミナティやフリーメーソンの存在よりも、イエズス会や中国共産党の破壊工作の姿の方が前面に出て来るのも、これで分かるような気がしますよね。

何故なら

イエズス会▶︎カトリックの改革急進派でグローバリスト(16世紀に7つの海に出ていき、新大陸発見→全世界のキリスト教化を目論む)。

またカトリック教会内においては教皇庁の権威や今ある権力構造を壊す▶︎つまりカトリック教会の革命・改革が目的で、カトリック教会そのものを消すのが目的では無い。

中国共産党▶︎宗教否定と全体主義による中華思想(覇権主義・拡張主義)の実現

ですし、

欧州各国の王室は基本的にイルミナティ(フリーメーソンの上位組織)のメンバーと言う様な話もあって、左傾化・全体主義化の激しい欧州社会においては、王室の生き残りをかけて寧ろ彼ら各国王室は団結していると言う様な話も聞きます。

また前回記事に出て来たフリーメーソンの教会破壊計画というのはカトリック教会に向けられたもので、プロテスタント教会は別のようですから。

形式的な平等と本質的な平等の違い


日本は明治以前の神仏習合の状態に戻せば良いだけなのに日本にそれをさせないのは、グローバルエリートだのディープステートだの言われている支配層の人々の、天につばするのも恐れないような不遜な考え方と自己中心的な傲慢さが原因でしょう。

例えば「平等」と言う概念を「平均値」と言う言葉に置き換えて考えれば分かりやすいのではないでしょうか。

仮に地球上の全ての水を、人肌の温度に管理する必要があるとします。

その目標を達成する為に、
人肌よりも水温が冷たければ、火などで温める。
人肌よりも暑ければ、氷を入れたり冷気に晒して冷やす。

と言うような適材適所、環境条件に合わせた違う対応が必要になります。

これは自由民主主義でもなければ社会主義でもない、客観的・中道的な在り方であり多神教的な発想でもあるでしょう。

そして他方、各所の水温の状態など関係なしに、温めるもしくは冷やすなどどちらかに絞った対応を一律に求める(今ディープステートがやっているのはこの対応です)。

これが全体主義的な対応であり一神教的な発想なのだと言えそうですが、しかしこの方法を取れば結果がどうなるかはもうお分かりでしょう?

前者は本質的な平等を求めた処置であり、後者は形式的な(処遇など)平等で対応した処置とも言えます。

リベラル主義者や社会主義者は形式的な平等の要求に走りがちですが、

日本は記紀の八紘為宇や民の竈の故事に象徴される様に、本質的な平等を求める精神的傾向があります。(詳しく知りたい方は既出「2022年の日本の運勢~番外編」の有料部分をご購読くださいませ。)

本質的な平等▶︎結果の平等性が得られなければ(←そこを邪魔しているのが支配層の自己中心的な傲慢さや不遜さでしょう。)、
地球上の争い事はいつまで経っても収まらないのではないでしょうか?

もっともネオコンと呼ばれる軍事産業関係者とその庇護者は、それが目的でグレートリセットや新世界秩序に加担しているのかも知れませんが。

キリスト教やイスラム教はどうか分からないけれど、ユダヤ教のラビの中には、
(日本人からすると違和感を感じるかもしれないけれど)
唯一神と多数の天使の存在する旧約聖書の世界観は、(日本の神道の)八百万の神が存在する世界観とさして変わらない、もしくは同じと言う考え方をする人もいるようです。イスラエル前駐日大使のエリ・コーエン氏もこの様な話をちょくちょくされているようですね。

なのでグレートリセットなど、今ある世界の構造を破壊しようとする動きは、聖書の解釈とディープステートと呼ばれる支配層の傲慢さの兼ね合いで、中〜下層のグローバルエリートたちの動向が決められている側面もあるのかも知れません。


さて、最後にもう一度ローマ教皇の話ですが、
幸いなことに先頃気管支炎で入院されてた教皇フランシスコは無事に退院されたとのことでしたが、もし現教皇が御隠れになられた場合、

その後は正式な形のコンクラーベが開かれて本物の教皇が復活するのか、

それともコンクラーベ自体が開かれずに教皇庁自体が解体の方向に向かってしまうのか、

或いは違法なコンクラーベが続き偽教皇が続いてしまうのか…それはまだ、誰にも分からないのです。

長文に最後までお付き合い頂きました皆様には、大変ありがとうございました。

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【脚注】

※;ダイアナ妃が亡くなった時に秋篠宮殿下は失言をしていて、英王室からはあまり良く思われてないこと。英国留学の際は通訳付きの留学で、今上陛下の時の様な英王室との親しい付き合いは無かったと言われていますね。

幾ら離婚した間柄とは言っても、かつては自分の妻であり子供達の母であった女性を蔑める様な発言をした人間には、例え皇位継承者であっても来て欲しくないと言うのが、(表立ってそれを口にする事は無いけれど)チャールズ国王の本音なのではないでしょうか。

【参考資料】

[Wikipedia]
St. Gallen Gloop (英語版)
Gruppo di San Gallo(イタリア語版)
Ivo Fürer(イタリア語版)
Carlo Maria Martini (英語版)
    同    (独語版)
Walter Kasper(イタリア語版)

[その他]
サンクト・ガレン・マフィアの責任者、ウォルター・カスパー枢機卿:男のライフワークはローマ教皇の解散だった | バーンハート(英文記事)

2017年に天皇家終焉で日本が滅亡? 伯家(はっけ)神道の予言に記された「100年リミット」の恐怖!ートカナ

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