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別居生活 12日目 未来への準備

お恥ずかしながら
私は子供の頃、「明日の準備」ができない子供だった。
学校から帰ると、ランドセルを部屋にぶん投げて、
そのまま友達と遊びに出かけてしまっていた。
母親が働いていて、家にいなかったせいもあって、
学校でもらったプリントも連絡帳も見せないまま。
翌朝に大慌てになることは日常茶飯事だった。

当然、忘れ物も多くて、
調理実習で使う米を忘れたときは
さすがにヤバいと思った。
私の班のメンバーに迷惑がかかる、間違いなく。
で、家に置き去りになった米を持って、母親が教室まで届けにきた日に
私はクラスの笑い者になった。


大人になって、
少々のことではへこたれない、
鋼鉄メンタルになれたのは良かったが、
時間を巻き戻せるのなら、
子供の頃に戻って、やり直したい。
せめて、クラスの笑い者にならない人生を送りたい。

そんなわけで、次の日の準備をしていないと
痛い目に遭うってことが良くわかったので
この歳になって、次の日の準備ができるようになった。

今日も、マンションに戻って
仕事カバンを開き、整理整頓。
明日の業務に使わないものは
部屋の所定の位置に戻す。
明日やることリストを見て、
明日必要なものを足す。
そうすると、芋づる式に「あっ」と思うことが出てきて、今週の予定リストに書き足す。
するとまた何か稲妻のような閃きが走り、
今月の予定に書き足す。
場合によっては来月の予定も埋まり始める。

こうやって私は未来への準備をしているのか、無意識のうちに。
もっと子供の頃からやっておけばよかった。
そしたら、もう少しマシな大人になったはず。

まあ、でもいいか。
47歳になっちゃったけど、
まだまだ先は長い。
今の心がけのままいけば、
少しはマシなおばあちゃんなれると思うから。(笑)

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