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シネマクティフ東京支部の2019年上半期ふりかえり(座談会書き起こし・その5)

上半期観た映画の中で、最も好きなキャラクタ

ronpe 「次はもうひとつmatsuさんからのお題で 上半期観た映画の中で最も好きなキャラクタは? です。じゃあまるゆさんから」

まる 「はい。これはですね、私が悩みに悩んで決めたやつをさっき(別のお題で)ronpeさんに云われてしまったので変えます」

ronpe 「あら」

まる 「本当は『ひかりの歌』の金子岳憲さんの役がすごい好きなキャラクタなんですよ。すごいいい人で」

ronpe 「うん」

まる 「その前に考えたやつにします。『僕たちのラストステージ』、ハリウッドのサイレントからトーキーの時代にかけて人気を博したお笑いコンビ「ローレル&ハーディ」の晩年を描いている作品です。主演はスティーヴ・クーガンとジョン・C・ライリー」

ronpe 「ケラさんが絶賛してたやつですね」

まる 「こういう映画もたまには観ないとってやつです。良いことばかりの映画なんですけど、そういう映画があってもいいと思うし」

けん 「うん」

まる 「何回も観たいぐらいの。最後とか最高だし」

けん 「この中のどのキャラクタなんですか?」

(冷静な指摘)

まる 「キャラクタはですね、ジョン・C・ライリーの役の奥さんです」

けん 「へー」

まる 「シャーリー・ヘンダーソンという方ですね」

matsu 「けっこう歳ですね、65年生まれって書いてある」

まる 「そうそうそう。この人が面白くて」

matsu 「『オクジャ』に出てますね」

まる 「この人の声がすごい面白いんですよ」

matsu 「声?」

まる 「うん、声」

matsu 「へー」

まる 「予告編もあるので機会があれば見てほしいんですけど。(旦那が)売れる前から支えてきた奥さんなんですよ。見た目も面白いし、見た目以上のインパクトがある声なんで、あとで聞いてみてください。面白いです」

ronpe 「では次は僕ですが、僕は『アクアマン』より、ブラックマンタです」

まる 「おー」

ronpe 「完全に僕はデザインで好きなキャラクタです」

けん 「へー」

ronpe 「マーベルでいうと『マイティ・ソー』に出てきたデストロイヤー。あのでかいやつ」

まる 「あー」

ronpe 「あとは明日(6月28日)公開の『スパイダーマン ファーフロムホーム』のミステリオ。あのミステリオが頭に丸いのかぶってる状態」

まる 「はいはいはいはい。あーいうヘンテコなのが好きなの?」

ronpe 「コミックからそのまま出てきたような、シリアスな芝居の中でやっちゃいました、みたいなのが好きなんですよ」

matsu 「ははは」

けん 「デル・トロの『ヘルボーイ』とかもいい感じじゃないですか」

ronpe 「そそそ。そんな中でDC的には今回のブラックマンタが百点満点だったなぁということで選びました」

一同 「おー」

ronpe 「じゃあ次はけんす君」

けん 「俺が好きなキャラクターは映画『ワイルドツアー』の梅ちゃんですね」

まる 「あー!!」

けん 「もう好きじゃない人がいるのか!って云いたいぐらい」

まる 「梅ちゃんねー」

けん 「あの映画を観たら全世界の男性は梅ちゃんを好きになるに決まってるんですよ。あんな非モテをたぶらかすような」

まる 「かわいいよねぇ」

けん 「特にね、カメラ目線で、今度わたしと一緒にDNAの採取いかん?て聞くシーンがあるんですけど。もうスクリーンのこちら側で観てる男性は全員、俺に云ってるのか!て、なっていたと思うんですよ」

一同 「ガハハハ」

けん 「それでカメラが切り替わると、それを聞いていたザキヤマって男が出てくるんですけど、その瞬間みんな平静に戻るっていうね。でもホントに梅ちゃん、ベストでしたね。最高でしたね。梅ちゃん観るためにもう1回観ようか、てぐらい」

まる 「下高井戸でやるよね?」

けん 「やりますやります」

まる 「梅ちゃんねぇ」

ronpe 「いま自分の『ワイルドツアー』の感想ツイート見なおしたら2回も「梅ちゃん」て書いてるもん」

けん 「みんな好きになりますよ梅ちゃん。ronpeさんに関しては梅ちゃんにいいねもらったからラブレター書こうかな、とかツイートしてたもん」

ronpe 「そうだっけ?(笑)あ、ホントだ、いいねくれてる!三宅監督もくれてる。がど君(*)もいいねくれてる」

けん 「がど君も梅ちゃんについては同じこと云ってたし」
*がど君は共通の友人。映画好きの若者。

matsu 「(画像を確認しながら)この女の子ですか?」

けん 「そうです。もう映画観たらわかりますよ」

ronpe 「なるほどね」

まる 「じゃあ最後matsuさん」

matsu 「僕は映画『ジュリアン』のお父さんです」

まる 「えええーーー!?」

matsu 「す、好きとかじゃないですよ!キャラクタとして」

まる 「強烈なんだ」

matsu 「はい」

けん 「いいっすねぇ」

matsu 「僕はあまりストーリーを知らずに観まして、最初これはどっちなんだ?っていう描き方じゃないですか」

けん 「うん。そうですね」

matsu 「どっちにでも取れるように描かれている気がして。でも終盤はまったく違うし、まぁ俳優の評価になっちゃうかもしれないですけどこの人すごいなぁって。キャラとしても良かったと思います」

けん 「あの映画、監督がいろいろインスパイアされた映画を挙げているんですけど、その中の一作で『シャイニング』を挙げてましたね」

ronpe 「あー『シャイニング』だと思った」

matsu 「だからあのドアのやつか」

けん 「『ジュリアン』はファーストシーンがとても重要な気がしていて、あそこは集中して観た方がいい気がしてます」

text by ronpe 


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