疲れていると「ひらめく」のはなぜ?

気になっていることをとりあえず調べてみるという事で、今日は、
なぜ、疲れていると「ひらめく」のか?です。

生活している中で、そんな体験をした事ある人が少なからずいると思います。私自身、考えて考えて、それでも納得いかなかった企画アイディアが発表前日の夜中にふっとひらめいて、プレゼンを作り直し、発表した、という経験が何度かあります。徹夜が続き心身ぼろぼろ、なんて時に限って、何か覚醒して創造力が倍増したりします。そんな事を考えると、「睡眠は大切」と言われている昨今で、睡眠を適切な時に「不足」させる事は仕事を効率化するのではないか?とも思えます。

そこでこんな記事を見つけました。

「成功を収める人々に睡眠は必要か」- THE WALL STREET JOURNAL

URL1:http://jp.wsj.com/articles/SB10001424127887324438704578554900112446018 (以下囲いはURL1より引用)

米初代大統領ジョージ・ワシントンと独立戦争での勝利。米国の詩人ロバート・フロストと「Stopping by Woods on a Snowy Evening」(「雪の夕べ森のそばにたたずんで」)の創作。ビル・ゲイツ氏とマイクロソフトの創設。スティーブ・ウォズニアック氏とカラーコンピューターモニターの発明。トム・ステムバーグ氏と事務用品大手ステープルズの創設。そのどれも、米国の見事なサクセス・ストーリーだ。しかし、こうした成功話に、キャリアにおける成功を最大限にするための戦略に組み込むことができるような共通の要素はあるのだろうか。

この共通要素が「徹夜」だというのです。

創造力を要する仕事の出来栄えも改善できる。フロストの「雪の夕べ」を考えてみてほしい。徹夜した翌朝に突然、名案がひらめき、フロストは数分のうちに詩を書き上げた。また、ウォズニアック氏のカラーで表示できるモニターに関する場合を考えてみたい。ウォズニアック氏が説明しているように、他のプロジェクトの締め切りに間に合わせるために、連日の徹夜作業を余儀なくされるなか、極度の疲労が制約のない創造力の触媒の役割を果たした。こうした創造力のもとで硬直した意識的なコントロールがかからずにアイデアが流れ出し、コンピューター業界を変えるほどの革新につながった。

これらの理由は

われわれは十分な休養がとれている時、狭く定義された仕事に効果的に焦点を絞るため、最高レベルの認知資源を用いる傾向がある。しかし、想像力を要する仕事は、その反対のことをするよう求める場合が多い。つまり、「既存の枠組みにとらわれない」アイデア、馬鹿げているとか理論的でないとして普段なら退けてしまうようなアイデアを表現することだ。徹夜をしているときに、「既存」の枠組みが崩れ落ち、しかも有利に働く。

というわけらしい。考えた通り、うまく徹夜をすることは仕事を捗らせるのかもしれません。また、徹夜=疲労と捉えると、やはり「疲労がひらめきのきっかけ」となるのは本当みたいです。

さて、少し話が徹夜にそれてしまったので話を戻します。疲労状態の時になぜ私たちはひらめくのか。そこで、次の記事に出会いました。

「疲れているほど脳はクリエイティブになる」など脳にまつわる10の事実-Gigazine

URL2: http://gigazine.net/news/20131007-ten-things-about-brain/ (以下囲いはURL2より引用)

ここでは、Fast Companyがまとめた脳の働きに関するページを日本語訳してくれています。ここでは、疲れている時にひらめく理由が書かれていたのでそれだけ引用しますが、他の脳にまつわる事実は興味深いものばかりなので是非読んでみてください。

01:脳が疲れている時はクリエイティブな作業がはかどる

脳が疲れているとき、脳のフィルターは気が散ることに対して注意しなくなります。Scientific Americanによると、疲労により不明瞭な状態の脳は、普段、重点を置いていない部分に視野を広げることができ、多くの選択肢から多様な解釈を行うことができるため、クリエイティブな作業をはかどらせる効果があるということです。

先ほど徹夜の話で言及されていた内容とほとんど同じですね。結局、良い意味で集中力が続かなくなる。すると、視野が広がり、普段考えもしない様々な引き出しを引いてくれ、アイディアがひらめくってことですね。

ただ、過度のストレスはやはり健康にも脳にも悪いみたいです。適度に負荷を掛け、仕事を捗らせることが大切だなあと思います。

今日はこの辺で。








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