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雑談、フランス日常生活。 ワクチン接種

皆さまおはようございます。
マダム・シュークリームです。

日本でもワクチン接種が進んでいると思うのですが、私も先日2回目の接種が終わりました。

参考にはならないと思うのですが、備忘録としてどんな様子だったのかまとめてみたいと思います。

■ 迷ったワクチン接種

実は、なかなかワクチン接種をする気になれませんでした。

1番の理由は、なんとなく怖かったからです。

恐らく私はコロナにかかったことはない、と思います。必要に迫られて2回、PCR検査を受けましたが、どちらも陰性でした。
それなのに、開発されて間もないワクチンを体内に入れるということに少し抵抗感がありました。
そして、様々な情報が飛び交っていて、何を信じていいか分からなくなっていたのもあります。

2番目の理由は、副反応が怖かったためです。

テレビやインターネットの情報、さらに知人など周囲の体験談から、自分にも副反応が出た場合の乗り切り方が見出せなかったのです。

もし、私が高熱などで動けなくなってしまったら、誰が子どもを面倒みてくれるのでしょう…

もちろん、夫の仕事が休みの場合は、夫が助けてくれるでしょう。でも仕事の場合は?……??

自分にどれだけの副反応が出るか分からないだけに、ワクチンを接種することが怖かったです。

■ 先に接種したのは夫

夫は仕事の関係で、「衛生パス」(正式名 pass sanitaire) が必要なので、私よりも一足先にワクチン接種を受けました。

夫は幸い、2回とも腕が痛くなるなどの軽い副反応のみで済んだようでした。

"「衛生パス」がないと、どこにも行けないよ"

約2ヶ月にわたり、夫から言われた言葉です。
なぜなら、ご存知の方も多いと思いますが、2021年8月9日より、成人の一般客に対して、「衛生パス」の提示が義務化されたためです。

下記はご参考までに。

衛生パスの提示義務対象施設
・バー及びレストラン(企業の食堂を除く)とそれらのテラス席
・各県の地方長官が指定する20,000平方メートル以上の百貨店やショッピングセンター
・セミナー
・長距離移動のための交通機関(TGV等の地域間・夜行列車、地域間バス、国内線航空便)
・病院や高齢者施設等を訪問する同伴者、見舞客及び患者(救急搬送される患者は除く)
・サーカス、演劇会場、スポーツ・文化イベント会場、講演会場
・見本市会場
・屋外施設(動物園や遊園地を含む)
・スタジアム、スポーツ施設、プール、ジム
・大型カジノ、遊戯・ボーリング施設
・屋外フェスティバル会場
・映画館、劇場
・見学施設(モニュメント)、美術館、展覧会場
・図書館、メディア図書館(大学等施設のものを除く)
・スポーツ競技会場
・その他、公共スペースや一般に開放された場所で入場を制限する文化、スポーツ、娯楽、祝祭イベント
・宗教行事を行う宗教施設
・クルーズ船
・ディスコ、ダンスをするクラブやバー
・スタンド数30以上の縁日
※ 衛生パスの提示により、長距離移動のための交通機関を除き、施設等でのマスク着用の義務は課されないこととされていますが、地域事情や施設側の判断により義務が課される場合もありますので、留意してください。

(在フランス日本国大使館ホームページより)

■ 受けざるを得ない状況に

「衛生パス」の提示義務、さらに追い討ちをかけたのは、これまで無料で受けることのできたPCR検査が、2021年10月15日より有料化されたことでした。

先程必要に迫られてPCR検査を受けたことがあることを書きましたが、それは必要な外出や移動のためでした。

"有料化"となれば、受けるごとにそれだけの費用がかかってしまいます。

そして、それは"いつか"のためになりますが、コロナが落ち着いたら日本に一時帰国したい、という私の想いを実現する時にも、「衛生パス」は必ず必要になるだろうと思いました。
ギリギリになって受けるよりも、今受けておいた方が良いのかも…と考えるようになりました。

さらに、ワクチン接種を迷っていた2つ目の理由、副反応がひどかった時の子どものお世話についての懸念。
9月から子どもが幼稚園に通い出したこともあり、平日1日中一緒に過ごすということがなくなりました。

これならなんとかできるかも…

ということで、ようやくワクチン接種を受けることにしました。

■ 決めてしまえば、あっという間

ワクチン接種を受けることに決めてから、私のスマホには2つのアプリがダウンロードされました。

1つは、ワクチン接種の予約を取るためのもの。

もう1つは、接種後に発行されるQRコードをスキャンするためのもの。

まずは予約です。
必要基本情報を登録しました。

その次は、
年齢等のカテゴリーから該当するところを選択し、
初めてなのか、2回目なのか、などの該当するところを選択、
希望のワクチンの種類を選択、
すると、受けることのできる病院が表示されます。そこから自分で場所を選ぶことができます。

私は自宅から歩いて行ける、さらに予約の取りやすそうな病院を選びました。
実際、予約を取ろうとアプリから予約可能日時を見ていると、なんと当日予約も可能でした。なので、すぐに予約を入れ、その3時間後には1回目のワクチン接種が完了していたという驚きの早さでした。

2回目のワクチン接種の予約も、1回目の予約と同時にできました。思っていたよりもスムーズで、自動で"この日から予約可能"と表示されるので、すぐに2回目の予約もできました。

フランスでは、何をするにもとーーーーーっても時間と労力を必要とするので、まさかこんなに簡単にできる、そして進むとは思っていませんでした。本当に驚きです。逆にこれで大丈夫なのか、少し不安になります……

■ 病院にて

小規模ワクチン接種会場…という感じでした。
来る人は全員ワクチン接種のため。でも大規模というよりは小規模。もしかすると、すでに接種希望者の数が落ち着きつつあったからかもしれません。

- まず、ドアのところに男性が立っていて、予約時間と名前を確認されました。
- 消毒をして中へ。
- 受付で名前と予約時間を聞かれ、保険証を確認。
- その場で体温チェック。
- その後、問診票?みたいなものを渡され、質問事項に対してチェックを入れていきます。
- その後椅子に座って待機。(※2回目の時無し)
- 順番になったら案内され、まずは問診やワクチンの説明を受ける。同意のサインをする。(※2回目の時無し)
- 一旦部屋を出て、また椅子で待機。
- 呼ばれたら、次は別の部屋へ。ワクチンを接種。
- 接種後15分間、また別の待合室にて待機。15分後に名前を呼ばれ、接種証明書みたいなのを受け取り終了。

かなり分業されていました。そして、人の流れがスムーズにいくように、それぞれが配置されていました。かかったのは約20〜30分程でした。

■ 1回目のワクチン接種を終えて

私はファイザー社のワクチンを打ちました。

ワクチンを打って1〜2時間後には腕が痛みだしました。あとは少しだるくて眠かったり。(これはただ眠かっただけの可能性もあります)

そして、夜には腕を上に上げることが辛くなるほどに。筋肉痛のような感覚でした。
これは2〜3日すると治りました。

1回目の接種後は、腕の痛みくらいで、
私の場合は、熱や頭痛などは全くありませんでした。

■ 2回目のワクチン接種を終えて

1回目は割とすぐに腕が痛くなったのですが、2回目は朝に打って夕方頃から痛みだしました。
前回のように腕が上がらない、というよりは、打ったところ周辺が筋肉痛のように痛いという感じでした。そのため、その腕の方向に寝返りができなかったり、子どもに当たられると猛烈に痛い思いをしたりすることはありました。

しかし翌日、あまり予想していなかったことが起こりました。

私はあまり熱が出ません。風邪を引いても、熱が出ることは本当に稀です。

そんな私が熱を出しました。最高で37.8度くらいまで上がりました。平熱が35度台なので、私にとってはなかなかの高熱です…
夫は仕事で外出、子どもは幼稚園に行っていたので、夕方までほぼ寝たきりでした。

幼稚園のお迎えの時間が近づいてもしんどかったので、ドリプラン(Doliprane)という解熱剤を飲みました。やや大きめの錠剤です。
2回目のワクチン接種後にワクチンを打ってくれた方がドリプランを勧めてくれたので、念のために購入していました。本当に買っておいて良かったです。

お迎えの時にはまだしんどさが残っていましたが、1〜2時間後には熱はかなり下がりました。
発熱は、その1日(接種翌日)のみでした。

腕の痛みは4日ほど続き、その後痛みは治りましたが、少しだけかゆみを感じる時がありました。

■ 「衛生パス」交付後

まだどこにも行っていない、そして今のところ予定もないので、何か大きな変化があったわけではありませんが、精神的に解放された気分です。

今までは行動が制限されている感じで、行ける場所は公園やスーパーへの買い物くらいでした。
日常ではそれでも全然構わないのですが、やはり必要な時に行動が制限されると困るのは私自身です。なので、今のタイミングでワクチン接種ができて、私としては良かったと考えています。

以上、フランスでのワクチン接種体験談でした。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました😊

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