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【夏休み2022】 オルリー空港見学

こんばんは。
マダム・シュークリームです。

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

さて、今更感がありますが、今年の子どもと過ごした夏休みについて書いて残しておこうと思います。完全に自己満足ですが、お読みいただけたら嬉しいです。


基本は、自宅と公園遊びが中心で、週1・2回近所のスーパーへの買い物、たま〜にパリへショッピングに出かけるというような感じでした。

コロナの心配もあるので (といっても、周囲のフランス人はきっと気にもしていないだろうなぁ…と肌で感じる)、正直なところ、どう過ごしていいのか分からない…という気持ちでした。
公園に行くのにもマスクをしているのは私たちくらいで、たまに道を歩いているとアジア系の顔立ちの方もしくはご年配の方がしているのを見るほどで、ほとんどの方が日常生活においてマスクをしていません。予防のためにマスクをしている私たちの方が、逆に不審な目で見られます…

コロナが心配とはいえ、冷房設備もない暑い自宅に、元気な子どもを閉じ込めておけるはずがありません。
なので、午前中は公園で、午後からは自宅で遊ぶことがほとんどでした。

夏休みを子どもと楽しく過ごせれば、どこで何をしようといいのだと私は思っていましたが……

しかし、フランス人にとって、"夏のバカンス"は非常に大切なものみたいです。きっと聞いたことのある話だと思います。

夏休み前には、
「このバカンスはどこかに行くの?」
と聞かれるし、

夏休み中には、
「バカンス、どこかに行ったの? / 行くの?」
と聞かれるし、

夏休み明けには、
「バカンスどうだった〜??」
とお約束のように聞かれます。

「どこにも行っていない」
「何もしていない」

と答えると、話したくないのかなと不思議そうな目で見られるか、どこにも行けなかったのかなと哀れみの目で見られます……
おそらく内容よりもその話題で盛り上がりたいのかなとも感じられるので、独身の頃、もしくは子どもが生まれる前は、適当にそれらしく話していました。しかし、子どもが成長してくると"適当に"というわけにはいきません。その"適当に"とは、決して嘘は話していないのですが、明確なことも言わないという感じです。

子どもはそうもいきませんよね。
あるがままをきっと話すでしょう。笑

私は、公園遊びだって全然いいと思うのですが、バカンスの会話のやりとりで子どもが悲しい思いをするのは辛いです。

今年は日本への一時帰国は断念したので、何か"話せる話題"を子どもに提供してあげたいと思っていました。

7月も中旬に入った頃、ある広告を目にしました。それは、オルリー空港内のガイド付き見学の案内でした。

"これだけコロナのことを心配していて、空港かいっ‼︎"

というツッコミが聞こえてきそうですが(笑)、空港だからこそマスクや消毒は徹底されているのではないかと私は考えました。

そして、子どもも乗りものは好きなので、空港に行くまでに地下鉄などにも乗っていくし、空港に着けば飛行機を見放題✨

空港見学がどういうものかは不明だけど、参加してみる価値はありそう!と思い、夫にも提案してみると「おもしろそうだね」と乗ってきてくれ、すぐに申し込んでくれました。

よし、バカンスには程遠い気もするが、話題だ話題。
もし「バカンス何した?」と聞かれたら、
「飛行機見たよ。」とは言えるはず。

そして暑い中迎えた当日。

空港には予想外の人の多さに驚きました。もう少しひっそりとしていてチラホラと人がいる感じなのかと思いきや、

どこを見ても人・人・人!!!

地上階はすごい人でした。
みんなバカンスを楽しんでるなぁ......

ガイディング見学は午後からだったのですが、お弁当を持って少し早めに空港に到着。展望台に行ってみると、そこにはほとんど人がいませんでした。

それもそのはず。

めちゃくちゃ暑かった...

全然日陰がないので、ずっと飛行機を眺めている強者はいませんでした。
なんとか端の方に日陰を見つけ、そこでお弁当を食べました。

うん、飛行機を見ながら食べるお弁当も悪くない!笑

子どももピクニック形式のお弁当と飛行機を見ることができて嬉しそうでした😊

しばらくしてから集合場所に行きました。
普段利用しているのはシャルル・ド・ゴール空港なので、集合場所を見つけるのに少し苦労しました。そこに行くと、もうほとんどの方が集まっていました。

うん、大人ばかりだ。笑

これはきっと本格的な説明だなと感じました。お子さんも数名いらっしゃいましたが、どう見ても小学生以上......
子どもにとってフランス語を聴けるいい機会だと思っていましたが、もし無理そうなら私と子どもだけ離脱させてもらおうと思っていました。

あいさつもそこそこに、早速ガイディングが始まると、集合場所に立ったまま30分ほど空港の歴史的な話を聞きました。

子ども、この時点で飽き始める......焦

私は内心もう無理かもと思っていましたが、
「では移動しましょう」との言葉が!!
この時に、なんとなく「モノレールに乗って移動しましょう」と言っていた気がしたのですが、私もちゃんと聞き取れていなかったので、子どもに「移動するみたいだよ」とだけ伝えました。(期待させると後が怖い...)

ありがたいことに、その後モノレール(オルリーヴァルOrlyvalというシャトルバスnavettes)に乗ることができ、子どもは大喜びでした。

モノレールでターミナルを移動した後も、様々な説明を移動しながら聞きました。

約3時間ガイディング見学は続いたのですが、子どもは離脱せずに最後まで頑張りました。
大人でも疲れたので、子どももきっと疲れたと思います。

最後にガイドさんにお礼を伝えると、
「最後までよく頑張ったわね!」
と褒めて頂きました。そして、記念に飛行機の絵の書いたポストカードを頂いてからその場を後にしました。

子どもはどこまで理解できていたかは分かりませんが、絵を用いた説明などもあったので少しは分かったようです。

私たち親もオルリー空港内をじっくり見たことはなかったので、とてもいい経験になったと思います。

次は飛行機に乗れたらいいなぁ...........願

最後までお読みいただき、ありがとうございます😊

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