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わたしの永遠のスター

私は小さい頃、漫才師になりたかった。毎日聴いていたラジオでお笑い芸人が喋っているのが羨ましくて、お笑いをよく見るようになった。その中でもますだおかだが大好きで、高校生の頃には大阪でやっていたますだおかだのラジオをせっせと聞いた。そんなますだおかだの漫才を観るため、年の瀬に新宿まで出かけた。

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漫才セブンGO!おしまい。とっても、とってもとってもうれしい笑い納めでした。喉が枯れるまで笑ったよ。5組とも大好きだし、割れんばかりに大笑いするお客さんも素晴らしかった。

アメリカザリガニ「ボケレンジャー」→ブリキカラス「下着泥棒」→なすなかにし「女子力」→オジンオズボーン「パワハラ」→ますだおかだ「再婚の挨拶」と続いて、即興コンビによる漫才企画の2時間弱。アメザリってこんなに仲良しだったっけ!平井さんのボケも柳原さんのツッコミもいきいきしてた。

ブリキカラスは角座シティで観たときよりさらに面白くなってた!今日のほうが尺が長いせいかな。観るたびに興味が湧くコンビだなあ。なすなかは中西さんがはしゃぎ過ぎてオチを忘れる事態に。けどそんなピンチやわちゃわちゃも笑いに変える二人の空気が私は好きだし、お客さんも待ってた感あったな。

オジオズはいろんなネタにチャレンジしてきた人たちだと思うけれど、今日観れたのがわりと王道の漫才でうれしかった。ますおかと並んでる高松さんにしみじみしちゃった。そしてそのますおか!放置したり、乗っかったり、増田さんが岡田さんで遊び尽くしていてとても良かった。これが観たかったのよー。

「即興漫才セブン」は、くじで決めたコンビで客席アンケートをもとに打ち合わせ7秒で漫才をする企画。誰が誰と組んでも未知数だから面白いのに、くじの結果コンビになるオジンオズボーン笑。柳原さんの回収力がとにかくすごかった!どんなに散らかしても回収してくれる!みんな組みたがるの、分かる。

芸歴がダントツで若いブリキカラスがダークホース扱いだったけど、他のおじさんたちが手練れで安定させがちな空気に緊張感を醸していて、めっちゃ良い役どころだった。ますおかとブリキの絡みは微笑ましかったので、もっと仲良くなってほしい。この後忘年会らしいし。盛り上がれ忘年会!(謎の祈り)

実は私のアンケートを篠宮さんが引いてくれて、増田さんと黒田さんが漫才にしてくれたのでした。うちのモモが!大好きな人たちに!漫才にされてる!!私の興味が尽きない愛猫23歳はこちらです。ますだくろだの漫才、斬新で最高でした!ありがとうございました!!

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そうそう。大好きな増田さんに、「ますだくろだ」に漫才のネタにしてもらったんだった。とってもうれしかった。モモやったね。モモは知らないか。

角座に行く前、向かいの紀伊国屋でお茶パックと便箋を買った。ファーストキッチンで手紙をしたためて、帰り際に角座のスタッフさんに託した。終演後、出待ちをするお客さんもいたようだったけど、会っても何も言えないと思ったから。手紙にしたところでそれは同じだった。何を書いたか、あまり覚えていない。「学生時代からファンでした、今日やっと漫才を生で観ることができました、今の今まで漫才を続けてくれてありがとう」そんなことだったと思う。増田さん、読んでくれたかな。あなたはずっと私のスターです。漫才師でいてくれて、ありがとう。

余談。

この日をすごくすごく楽しみにしていたのに、舞い上がっていたのか、乗換駅のゴミ箱にチケットを捨ててしまった。すぐに気がついて戻ったものの、ゴミは回収された直後。手放した私が悪い、と諦めようとしたところ、駅員さんがゴミ置き場のほうまで探してくれて、幸運にもチケットを回収することができた。

年の瀬の慌ただしい中探してくれて、もっと言うと年の瀬まで働いている方々の仕事を増やしてしまって申し訳ない。そしてそれでも「よかったね」と返してくれるお気持ちがありがたい。チケットと引き換えに、少しだけお菓子の詰め合わせを届けた。あの後、良い年を迎えられたでしょうか。荻窪駅の駅員さん、ありがとうございました。

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